アルゴリズムが世界を支配しつつあるという現実

PAK12_10many

アルゴリズムが世界を支配していっているとはどういうことか?

皆さんはこちらの本をご存知でしょうか?

アルゴリズムが世界を支配する 著)クリストファー・スタイナー

アルゴリズムがカバーする領域は日々拡大しています。金融市場におけるアルゴリズムトレードは知っている方もいらっしゃると思います。いまやアルゴリズムがカバーする領域は金融市場だけではありません。クリストファー・スタイナーは著書のなかで、金融市場取引をはじめとし、医療や犯罪予測、コールセンター、婚活サイト、さらには作曲のような分野にまでアルゴリズムが進出していると述べています。

「アルゴリズムが形作る世界」ケヴィン・スラヴィン

出典:TED

ケヴィン・スラヴィンがTEDで行ったスピーチが「アルゴリズムが形作る世界」です。このスピーチでケヴィン・スラヴィンは、アルゴリズムによって私たちの生活が左右されている事実をいくつか挙げています。また、アルゴリズムについて人間がもはや全体像を把握できていないという事実にもふれ、そのアルゴリズムによって世界が形作られていくということに対して警鐘を鳴らしています。

プログラミングされたボットが成果を出していく領域が拡大している?

クリストファー・スタイナーは、著作「アルゴリズムが世界を支配する」の中で、アルゴリズムをボットという言葉でも表現していました。ボットは現在どのようなところで活躍しているのでしょうか?

Google検索

 

Google検索には「ページランク」というアルゴリズムが使われています。

Facebook

 

Facebookの「知り合いかも?」や見ている人が好みそうな広告を選んでいるのはアルゴリズムです。

金融市場でのアルゴリズム取引

米国先物市場におけるアルゴリズム取引はすでに揺籃期を脱して競争期に入っており、システム開発者たちはライバルを出し抜くことに心血を注いでいる

出典:JCFIA日本商品先物振興協会情報チャンネル

薬の調剤

薬の調剤を行うボットが米国にあります。ボットが調剤でミスを犯す確率は平均1.7%。アメリカでの調剤ミスは4%から10%とのことです。

婚活サイト

出典:TED

Eテレでも放送された、エイミー・ウェブのスピーチは婚活サイトについての内容です。婚活サイトはアルゴリズムでお似合いのカップルをマッチングしています。

弁護士事務所でも活躍

弁護士が重要性の高い文章を効率よく見つけることができるよう、コンピュータのアルゴリズムが関連性の高いものから順にランク付けを行います。これにより、審査する文書の数を減らし、審査にかかる費用と時間を削減することができるそうです。

プログラムで自動化されていくなかで、人の雇用は奪われていくのか?

TEDでエリック・ブリニョルフソンが行ったプレゼンテーションがあります。

タイトルは「 成長のための鍵は何?機械との競争

出典:TED

このプレゼンテーションで、エリック・ブリニョルフソンはチェスの世界チャンピオンにコンピューターが勝った事例を挙げ、機械が人間を追い越したということを言いました。機械対人間の一対一では機械の方が今や優っている。そのため、機械に雇用を奪われる人が増加しているとも述べています。

それに対して、機械の成長を止めるのは正しい雇用対策ではない。人間が機械の成長に追いつくことが大切なのだ。さらに、「機械だけでも人間だけでもなく、機械と人間がともに力をわせたときに最も成長が見込める」というようなことを述べています。

「機械との競争」エリク・ブリニョルフソン (著),アンドリュー・マカフィー (著),村井章子 (翻訳)

出典:amazon

先ほどTEDの動画をご紹介したエリク・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーの共著です。

機械の進化に伴い、人間の雇用が失われている現実を取り上げています。機械にも得意な業種とそうでない業種がある、ということにも触れています。接客業や肉体労働、高度な知的労働は人間の方が優っているとのことです。

ホワイトカラーの仕事が失われつつある?

アメリカではホワイトカラーの知識労働がテクノロジーによってもっとも大きな打撃をうけています。具体的には事務や事務補助、秘書、営業などの仕事が失われています。コンピュータのおかげで文書事務が減少したためです。また、会計士や弁護士の仕事も減っています。理由は会計ソフトの導入による人員の削減、過去の判例などを用意するのにかかる手間暇がコンピューターを使うことで格段に少なくなったためとのことです。

2030年。どんな仕事がなくなることが予想されているのか?

日本で2000年からの5年間で、会計事務員が31万人も減少しているそうです。他にも、事務用機器操作員や商品販売外交員の減少が目立っているとのことです。これらは、会計ソフトウエアやネット販売の普及によるとの見方も示しています。ソフトウェアに置き換えがきかないような、直感的で創造的な仕事や、反復的作業ではない肉体労働は今後もなくならないのではとも述べられています。

高度な知的活動ができる人材が今後IT業界で生き残れるのではないでしょうか?

就活生向け無料プログラミング勉強会一覧はこちら

おすすめの記事