エクストリーム・プログラミング (XP) の考案者でもある、ケント・ベックとは?

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Objective-Cのルーツ、SmallTalk

 

 

 

 

 

Smalltalkはオブジェクト指向の元祖ともいえる言語です。iPhoneアプリ開発はObjective-C,Swiftで行います。Smalltalkは、たくさんあるプログラミング言語の中でも評価が高く、今から30年以上も前に生まれました。

Smalltalkは、Xerox社に勤めていたアラン・ケイの指導で、対話的コンピュータの環境として作られたのですが、当初はXeroxはSmalltalkをOSとしては売り出さずに、パソコン用でなくプロの開発者に向けた統合化開発環境として売るのみでした。

非公開にされていたSmalltalkでしたが、後年変わって、雑誌「Byte」1981年8月号にて公に発表されて一躍脚光を世界から浴びることになります。

Smalltalkは、まだキャラクターベースが主であった時代に初期のものからグラフィカルベースのUIを持っていました。その後継言語、Smalltalk-80もOSでなく開発環境でしたが、世間の専門家たちに驚きをもって迎えられました。デスクトップやショートカット、カット&ペーストなど外見・使い心地に関係するものまで1970年中盤には備えていたのです。

ケント・ベックはSmalltalkに関する書籍を執筆しています。

エクストリーム・プログラミング (XP) の考案者でもあるケント・ベック

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Smalltalkの開発者の1人であったケント・ベックですが、彼はエクストリーム・プログラミングも考案しました。アジャイルソフトウェア開発手法と呼ばれるもののさきがけとなったプログラミングです。ユーザーの要望や変更の際のリスクを少しでも減らすために、クライアントと開発者のコミュニケーションにポイントを置いて開発していく方法論です。

ベックのほかに、ウォード・カニンガムとロン・ジェフリーズの2人も中心となって提唱し、作り上げたものです。1999年にケント・ベックが書いた「Extream Programming Explained – Embrace Change」によってこの手法は有名になりました。

このXPは、10人ぐらいまでのグループの開発に最適だといわれていますが、ベックは大規模なシステムを作成することもできると断言しています。

ケント・ベックの名言を紹介します

では、最後に彼の名言をご紹介したいと思います。

「知れば知るほど自由を感じる。狭い一方通行の廊下に押し込まれて進むのではなくモンタナの空の下を闊歩するようなものだ」

「僕は、偉大なプログラマなんかじゃない。偉大な習慣を身につけたプログラマなんだ。」

「難しいからといって不可能なわけじゃない。まずは小さい規模で始めてみて、一定の成果を出すんだ。まずは経験が大事で、そこから効果のほどを確かめていけば、より決定力のある管理者にも伝わっていく可能性がある。地道に正直な努力を続けていけば、必ず広がる。」

テストすることは、よりすぐれた設計につながります。それこそが、私が約30の機能テストと約25のユニットテストをする理由です」

来日時にこたえたインタビューによれば、ケント・ベックは、小さい頃からプログラマになりたかったそうです。父親も同じ職業で、その背中を見て育ったというところでしょうか?音楽も好きで今の仕事でなかったらミュージシャンになっていただろうというベック。

最も尊敬する人にリンカーンと自分の妻を挙げる彼。よきパパで愛妻家でもあるのでしょう。

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