スマートニュース株式会社 渡部様へのエンジニアインタビュー

今回はスマートニュース株式会社で活躍する渡部様にお話を伺いました。大学在籍時から自分のエンジニアとしてのキャリアについて考えていたと話す渡部様のお話は、今後競争力が高くなるエンジニア業界を目指す学生にも深く刺さるのではないでしょうか?必見です。

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エンジニアから見た貴社の魅力をお聞かせください。

まず、世界に通用する実力を備えた、トップクラスのエンジニアに囲まれている部分が何よりの魅力だと思います。現在東京に加えてサンフランシスコとニューヨークにもオフィスがありますが、海外でもエンジニアを採用していくことを考えると、日米どちらのエンジニアが開発しても同等のクオリティを担保する必要があります。常にグローバルな水準を意識し、目線を高く持って開発できる環境は大変魅力的だと思います。実際、エンジニアかどうかを問わず、アメリカのメンバーも含めて全社員が半年に一度は海外オフィスで働くことができる制度がありますし、海外オフィスへの異動も活発化してくると思います。

シリコンバレーはもちろんのこと、現在エンジニアは世界的に不足していると言われていますが、実際のエンジニアの職場を考えると、グローバルな水準まで自分の力を高められるような機会は決して多くはないと思っています。これまでアメリカでも働いてきた経験からみても、そのような環境に身を置いた日本人エンジニアの中でトップ数パーセントだけがグローバルな競争環境を勝ち抜き、その他は現在の年収も維持できず、最悪の場合職を失いかねない、という事態が発生するようになると真剣に思っています

実際に働いているエンジニアについてお聞かせください。

モバイルアプリケーション、アプリケーションサービス、マシンラーニング&データサイエンス、アドというチームがありますが、どのチームも業界のリーダー企業で基幹的な役割を担っていたトップクラスのエンジニアが集結しており、要求されるスキルの水準もかなり高いと思っています。エンジニアとして自信がある、という方にはさらなるチャレンジを用意できる環境だと思います。

ご自身の経歴についてお聞かせください。

大学を卒業し、エンジニアとしてのキャリアを始めた時から、いかにエンジニアとしての自分のステージを引き上げることができるか、ということを常に考えてきました。もちろん一つの会社の中でステージを変える場合もありますし、転職によって変える場合もあります。自分としては結果的に3年周期で働く場所を変えるという選択をしてきています。

大学は一橋大学の商学部に在籍していました。当時eコマースやeマーケティング、CRMといった言葉が使われ始めた時代で、単なる学問の理論だけでなく、実際にコードを書いて実装するようなプロジェクトにかかわる機会があり、文系の大学ではありますがコードを書く機会に恵まれたのは、今振り返ってみると非常に幸運だったのかもしれません。

就職に関しては、モノ作りをしたいという気持ちが漠然とあって、エンジニアは格好いい、羨ましいと思いましたが、自分が商学部だということでふと我に返りました。そこで当時自分が手を出せるのはまずはソフトウェアエンジニアではないのかと考え、就職活動を始めました。

NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。

NTTコミュニケーションズに新卒入社しました。大きなプロジェクトに時間をかけて着実に取り組んでいける環境ではありましたが、自分の場合はより自分自身の力量がダイレクトに反映されるような環境に身を置きたい、という思いが日増しに強くなり、結果的には半年で退職することになりました。もちろん大企業の新卒というのはある意味プレミアチケットですので、退社するというのは当時の自分にとってはかなり勇気のいる選択でした。

グラファイト、ニフティでキャリアを積む。

グラファイトはゼミの先輩の会社で、とにかくものすごい案件数をさばく毎日でした。常時5本ぐらいは抱えていたでしょうか。案件もコードを書くだけでなく、企画の段階からクライアントと打ち合わせに入り、見積りも請求書も自分で出すなど全て一人で行っていました。この経験がビジネスマンとしての基本を形作っていると思います

その後、体系的にエンジニアリングを学びたいと考え、ニフティに転職しました。いざ入社してみると、自分自身のエンジニアリングの基礎が全くなっていないということを痛感し、このままではエンジニアとしてやっていけないという危機感を非常に強く持つようになりました。

まずは基本にかえろう、ということで毎日3時間、本を読んで勉強することに決めました。一見非効率に見えますが、体系的に技術を理解するには、体系だった文章を読み解くのがもっとも効率的だと考えたからです。この時期には数え切れないほど多くの本を読みましたが、その中でも一番面白かったのは「Windows Internals」です。それまではWindowsに関する仕事を多く経験していましたが、実際にこの本を読むことでOSが動く基本的な仕組みや、OS内部で動いているスケジューラーやメモリー管理の仕組みなど、技術の本質を理解することができ、今でも自分自身の知識の幹になっています。

自分の職業エンジニアとしての基礎を作ってくれたのはそれぞれの職場での先輩方です。よい先輩、よい上司に恵まれ、より良いコードを書くためにはどうすればよいのかといった技術的な部分はもちろん、職業エンジニアとして守っていくべき倫理や振る舞いも叩き込まれました。

グリーに入社。

それまでのキャリアもとても楽しかったのですが、インターネットが世の中に浸透していく様子を肌で感じていたこともあり、あまり経験のなかったインターネット業界に挑戦したいという思いから、グリーに入社しました。

グリーでは主にスマートフォン用Webゲームのプラットフォーム開発責任者を担い、事業の拡大に伴いアメリカで仕事をするようになりました。そのころには日本で携わっていたゲームがどんどんヒットして社内でも賞をもらうなど評価されているのに、アメリカにいる自分は呼ばれないという寂しい気持ちも味わいました。

アメリカでのスタジオ立ち上げなども経験することで、組織マネジメントも含めたプロダクトそのものの開発だけでなく、マーケティングや広告など、事業全体の責任を負う立場になり、非常に幅広いことを学ばせてもらったと思っています。

新しいことをキャッチアップするときのコツがあれば教えてください。

新卒で働く前から考えていたことですが、いつまでにどれくらいの市場価値に達していたいかということを設定し、そこから逆算して必要なスキルや知識を身につける期限を決めることが大事だと思っています。そして今の自分の生活の中からコントロール可能な時間を捻出し、その時間をいかに効率的に自分の成長に投資すればよいかを戦略的に考えることです。戦略的に、というのは自分自身が楽しく続けられるかといった工夫も含みます。その意味では自分自身のこともしっかり理解していることが前提になってきます。自分自身の成長をしっかりと管理できないようでは、仕事におけるマネジメントもおぼつかない、と私は考えます

エンジニアに向いている人とはどのような人でしょうか?

エンジニアはスペシャリストであり、エンジニアリングは”技芸”だと思っています。

芸は一生。仕事だけでなく趣味であり人生の一部である。その芸を磨き続けることが苦痛な人はそもそもエンジニアに向いていないと思います。単に自分のキャリアの一部だと考える側面もありますが、新しい言語を覚えたり、新しい技術に触れたり、それを実際に動かしたり、時には失敗もしながら学び続ける、そういった営みが純粋に好きな人が向いていると思います。

学生エンジニアに向けて一言お願いします。

エンジニアリングがダメかもしれないから企画に進もう、と思っている人もいるかもしれませんが、私の経験上、その考え方は間違っています。インターネットサービスに限らずそうだと思うのですが、プロダクトの企画というのはアイデアを出すだけでなく、あらゆる基礎を積んで一人前になったうえで、すべてのバランスを多様なステークホルダーと調整しながら推進していく非常に高度な業務だと思います。さらにインターネットサービスの場合は技術力があることも企画の前提になってくるので、豊富な経験が要求されてきます。

自分自身がエンジニアだったので多少贔屓目もあると思いますが、今後インターネットサービスに限らずすべてのプロダクトに関わる人には、エンジニアリングの基本知識が欠かせないと思っています。

私の学生時代から今に至るまで、エンジニアが不足している状況は変わっていません。ただし、少しでもコードが書ける人なら会社から給料を貰いながらプログラミングを覚えられる環境があったのは昔の話です。自分が新卒で働いていた当時のレベルを考えると、それ以降働いてきたどの会社でも全く採用基準にひっかからないのではないかと思います。実際、自分が面接官だったとしても、当時の自分なら門前払いしていたと思います。当時の自分は逆の立場だったわけですが、今思うと世界を知らないことは非常に危険なことなんだとぞっとします。

学生のうちから技術を身につける方法としてはインターンやアルバイトも一つの手段ではありますが、トップクラスのエンジニアに囲まれ、グローバルな水準を意識せざるを得ない環境に身を置くことに勝る経験はありません。

そして、スマートニュースにはその条件を兼ね備える環境があると断言できます。

世界に挑戦するサービスに携わりながら、最高の環境の中で切磋琢磨できる機会に飛び込んでみようと思う、エンジニアを目指す志とやる気のある若者を待っています。

でも、もちろん、採用基準は低くはありませんよ。

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