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SEの開発・保守・運用の違いとは

SEといっても仕事内容は多岐に渡る

皆さんはSEという職種はご存知だと思いますが具体的にどういった仕事をしているかご存知でしょうか?

お客様と打ち合わせを行ってどういったシステムを開発するのかを調整したり、プログラミング言語を駆使して実際にシステムを開発をしているところをご想像する方が多いのかなと思います。

もちろんそれらのイメージは正解ではありますが、実はそのような仕事はごく一部でしかありません。SEの仕事と一言でいっても「開発」「保守」「運用」といった仕事があり、仕事内容や特性などは多岐に渡ります。

そこで今回は「開発」「保守」「運用」について、それぞれの仕事内容などについてご紹介いたします。

なお、今回のテーマである「開発」「保守」「運用」といった言葉についての明確な定義はないため、一般的な内容ということでご理解いただければと思います。

SEの仕事内容「開発」とは

まずは、「開発」という仕事についてです。こちらは最も皆さんがイメージしやすい仕事内容ではないかと思います。

お客様から業務に関するヒアリングを行い、必要なシステムを分析します。

その後、分析内容を元に仕様を決定し、設計書を作ります。その設計書を元にプログラミング言語などを用いてシステムを開発し、最後に要求通りの挙動になっているかテストを行い、システムをリリースするまでが主な仕事内容です。

「開発」のメリット

私が考える「開発」のメリットは、新しい技術や顧客折衝などの様々なスキルを学びやすいという点と、ゼロからシステムを開発するという経験を積めることにある点でしょう。

「保守」などは既存のシステムを改修するのが主の業務となり安定稼働が絶対条件となります。そのためリスクを取って新しい技術を採用するというケースはとても少ないのです。

「開発」は新規案件であるため、旬の技術が採用されやすい傾向があるといえるでしょう。

「開発」のデメリット

一方でデメリットとしては、ハードウェア・ネットワークといったインフラ面の知識がつきにくい点が挙げられます。

SEの仕事内容「保守」とは

次に、「保守」という仕事についてご紹介いたします。皆さんはスマートフォンをお持ちの方が多くいらっしゃると思います。

スマートフォンにはたくさんのアプリをインストールしている事と思いますが、それらのアプリについて頻繁に更新されていることをご存知でしょうか。

例えばゲームのアプリの場合は、既存の不具合を解消するためであったり、ステージが増えるなどのコンテンツを新しくするためであったりします。

こういったアプリは一度リリースしたものについても、さらに手をかけてよりよいアプリになるために改善を繰り返しています。

これは他のシステムも同様です。この既存システムの更新が「保守」の主な仕事となります。身につくスキルとしては、「お客様の業務知識に精通する点」が挙げられますです。

もちろん「開発」も業務知識はつくのですが、「保守」はよりお客様と近い距離で対応を行うイメージだと思っていただければ良いかと思います。

また、リリースしたシステムの問題点や課題などへの対応を多く行うために、どのようなシステムがメンテナンスしやすいのかといった点を肌で感じることができます。

キャリアパスとしては、システムの問題点や課題を理解しているからこそ、よりよい構成であるシステムを提案する立場のITコンサルタントになる方もいらっしゃいます。

SEの仕事内容「運用」とは

最後に「運用」という仕事についてご紹介いたします。「運用」は「保守」同様に作業の対象はリリースしたシステムとなります。

ただし「保守」は主にプログラムに変更を加えるようなものを指しますが、「運用」はハードウェアやネットワーク等のインフラ面を対象とすることが多いです。

こちらもスマートフォンのゲームアプリを例にします。こういったアプリは一時的な利用者の増加により障害が発生することがあります。

また、サーバーが悪意を持ったユーザーから攻撃を受けることもあります。こういった場合、早急に対策をとらないと最悪の場合、システムが停止したり破壊される危険性があります。

「運用」という仕事はこういった事態を防ぐために、システムの環境に異常がないかを日々監視し、万が一障害が発生した場合は原因箇所を特定します。

さらに障害原因がソフトウェアのバグなどではなく、インフラ側に問題があった場合は、システムの復旧を行ったりもします。

身につくスキルとしては「インフラ関連の深い知識」と「トラブルの対応力」が挙げられます。SEの中でもこの辺りの正しい知識を持っている人はあまり多くないので、これは貴重な武器になるでしょう。

キャリアパスとしては、運用で学んだ知識・経験を活かし、ネットワークエンジニアとなどになる方も多いです。

会社と案件によっても仕事内容は異なる

これまでにご紹介した「開発」、「保守」、「運用」という仕事についてですが、1社で全てをまかなっている会社ばかりではありません。

比較的小さいシステムであれば社内で開発・保守・運用を全て担当する必要がありますが、ユーザーが多いシステムでは専門の業者が運用を担当することもあります。

つまり、会社や担当する案件によって必要な仕事、得意とする仕事が異なっているのです。

そのため、皆さんが新卒として配属される場合も、入社した会社や実際の案件によっては「開発」、「保守」、「運用」それぞれの仕事を担当する可能性があります。

ただし、最初はOJT(「On-The-Job Training」の略。実際の現場で業務と通して仕事を教わること)として先輩等と共に配属される事が多いと思いますので、あまり心配することはありません。

肌感覚として、入社先が一般的なSIerであれば「開発」や「保守」の仕事が多いでしょう。

SEという言葉だけで判断せず、仕事内容を調べよう

今回はSEの仕事内容を「開発」、「保守」、「運用」に分けてご紹介しました。SEと一言でいっても様々な仕事があることがご理解いただけたのではないかと思います。

実は、今回挙げさせていただいたものも、どちらかというと大きく分類したものであり、実際の仕事内容はさらに細かく分類することができます。

また、今回のような言葉の定義は、明確なものがなく会社によって異なる場合があります。

就職活動を行う際には、システムエンジニアという言葉だけで判断するのではなく、その会社のシステムエンジニアはどのような仕事内容かを詳しく調べることをおすすめします。

最後になりますが、人によっては「運用」や「保守」は若手やスキルが無い人がやる仕事だという考えを持った方もいます。私自身はこれまでに「開発」「保守」「運用」全てに携わった経験がありますが、そのような考えは全くの誤解であることをお伝えしたいです。

どの仕事もシステムを使用するお客様にとっては欠かせない業務であり、どれか1つでも欠けるとシステムは正常に機能しません。

システムエンジニアの仕事内容に違いはあれど、システムを通してお客様を支えていることに誇りをもってよいと思います。

【関連記事】
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