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志望動機「IT業界に入れば成長させてくれると思った」がNGなワケ

面接で志望動機を言う際に、「IT業界に入れば成長させてくれると思い、志望いたしました。」などとドヤ顔で言う学生がいます。私に言わせれば、そんな学生は一発不採用です。

「成長」という言葉に前向きな気持ちを感じますし、「社会人になってからも成長したいですよ。勉強しますよ。」という意欲をアピールできると考えて言っているのでしょうが、はっきり言って逆効果です。

それはなぜなのか?について、ご説明しましょう。

他力本願だから

「成長させてくれる」の「させてくれる」の部分からは、「会社に入れば先輩が手取り足取り教えてくれる」という、他力本願さしか感じられません。不採用の理由は、ほぼそれが全てです。

確かに、IT業界では新しい技術が次々に生まれていきますし、流行り廃りも激しい世界です。ですから、常に新しい技術を吸収し、勉強を続けて成長し続けなければなりません。

しかし、成長は自らするもので、口をあけていれば先輩が知識や技術を注いでくれるものでは決してありません。

そもそも、成長させてくれるなどと言う学生は、仕事を始めても「仕事を誰も教えてくれないからできません」「習っていないので、できません。その仕事は他の人に回してください。」などと「〇〇してくれない。だからできない。」という思考が染みついています。常に受け身で、指示待ち族です。

そして、仕事で失敗をすれば、「〇〇さんが教えてくれなかったから、できなかった。自分は悪くない。」と責任転嫁するのが常です。

寿司屋の修行ではありませんが、仕事は教えてもらうものではなく自分から習得していくものです。仕事は与えられるものではなく、自ら得るものです。

会社は学校ではありません。お金を稼ぎたいという目的を持った人が集まって、利益を得るための場です。何も、会社の方から社員に対して稼いでいただくためのお膳立てをする必要などないのです。稼げる人は稼げばいいし、稼げない人は稼げなくてもかまいません。

ただし、稼げない人はそのまま会社に在籍されても、生産性が得られないのに毎月のお給料というメンテナンス費用だけがかかる、いわばお荷物です。自発的に働けないのなら退職していただき、他のもっと働ける人材を代わりに入れたいというのが企業のホンネです。

「成長させてくれる」という一言を言っただけなのにそこまでひどく言わなくても、と思う人もいるかもしれません。しかし、長い採用担当者としての経験から、これは間違いなく言えることなのです。

そして、悲しいことに売り手市場の今の就職市場では、このような受け身で他力本願な学生が非常に増えています。「人手不足のIT業界に入ってあげてもいいですよ。成長させてくれるならね」という態度の学生を採用しても、役に立つとは思えません。

未来への具体的なビジョンがないから

もし、「成長させていただきたい」と言うのなら、具体的なビジョンを持ってこいと学生たちに言いたいと思います。

「成長したい」「学びたい」と言う学生に限って、「では、どのように?何を学びたいのか?」という問いには、「それは入社してから考えます。」「……考えていません。」などという答えしか返ってきません。未来へのビジョンが全くないのです。

そもそも、学びたいというのなら、何をどのように学びたいのか、今現在どのような努力をしているのかを説明すべきです。学びたいのなら、それなりに動き始めているはずですし、未来への具体的なビジョンを描いているはずです。

それなのに、具体的なことを聞くと急にごにょごにょしだすということは、全く考えていないということです。化けの皮剥がれたりです。

面接で「成長」という前向きなキーワードを出すことで、「勉強したいんですね!そんな意欲が高い学生さんなら、ぜひうちに!」という展開を期待していたのかもしれません。しかし、採用担当者の目は節穴ではありません。それぐらいのごまかしは、簡単に見抜いてしまうのです。

「成長」というキーワードを出して本当に成長する学生とは?

では、志望動機で「成長」を口にして、実際に本当に成長してくれる学生とはどのような学生なのでしょうか?そのような学生は、「成長させてもらいたい」とは言わず、「成長したいと考え、このような努力をしています」と言います。

すでにお話しした内容から想像はつくと思いますが、成長できる学生は必ずどんなことを学び、どんな方向に進んで行きたいのかというビジョンが見えています。そして、すでに具体的な行動を起こしています。

例えば、WEBデザイナーとして成長したいと思っているのであれば、HTMLのテキストを買って勉強し、すでにWEBサイトを自宅で制作し始めています。そして、入社後はデザインの勉強も始めて、一人前のWEBデザイナーになりたいという具体的なビジョンを持っています。

成長したいと考えているなら、これぐらいのことは当然です。

何もせずに学びたいことが何かを具体的に考えていないそんな学生は、成長したいなどということをそもそも全く思っていません。口だけということです。

このような「口だけ成長」を志望動機にする学生は、よく見かけます。「口だけ成長」な学生に限って、声が大きく熱意溢れる話し方をする人もいます。

もし、志望動機でIT業界における成長についてアピールするのであれば、すでに成長し始めている段階で言うようにしてください。具体的に目標に向かって勉強を始めている、資格取得に向けて動いているなどという場合に限って宣言しましょう。

本当に成長しようという気持ちを持っていたとしても、「これから成長します」という言葉は採用担当者にとって最も信じられない言葉の一つです。所詮「成長するする詐欺」なのです。

採用担当者が、「なるほど、この人は本当に成長しようと努力しているな」と納得できる形になって初めて、志望動機に「成長」キーワードを入れてください。

まとめ

「IT業界に入ったアカツキには、成長させてくれると思う」などと言う学生に対し、少々辛口すぎることばかり言ってしまいました。

しかし、他力本願で人から教えられなければ仕事を覚えない、自分から動けない、そんな学生は面接を通過することなどできません。もし、採用されたとしても、就職後に苦労するのは目に見えています。

「成長」という言葉は重い言葉であり、軽々しく口にできる言葉ではありません。本当に成長できるという確信をもって使ってほしいものです。

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