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プログラミングに才能は必要?自分は向いてないと思う人への処方箋

「プログラミングに興味あるけど、自分には向いてなさそう……」そう言ってSE、プログラマーを目指すことをあきらめてしまう学生は少なくありません。自分のやりたいこと、好きなことを仕事にできるのであれば、こんなに幸せなことはありません。

しかし、プログラミングをやりたくても才能がない人は諦めるしかないのでしょうか?そもそもプログラミングに才能は必要なのでしょうか?今回はSE経験3年とSES営業5年の経験を持つ著者が、プログラミングの才能について解説いたします。

プログラミングに必要なのは論理的な考え方

プログラマーは理系出身の人が多いのは事実です。しかし、だからといって理系の人だけがなれる職業というものではありません。文系出身の人も大勢います。つまり、文系理系は関係ないのです。

プログラミングをする時に大事なことは、「論理的にモノゴトを考えられること」です。では、論理的とはなんでしょうか?簡単にいうと、モノゴトを筋道立てて考えられること。「AだからBになり、その結果Cになります。」というような考え方です。

プログラミングは論理的でなければなりません。感情的では決してないのです。その日の気分でシステムの動きが変わるようでは、そのシステムは使い物になりません。たとえば、自動販売機のプログラムは以下のような仕組みになっています。

・お金が120円以上投入されたら、120円以下の商品のランプを点灯させる。 ・おつりが必要な場合はお釣りの残量を計算し、不足がないか確認する。不足があれば、「釣り銭切れ」のランプを点灯させて、ジュースの購入を不可にする。 ・点灯している商品のボタンが押されたら商品を排出する。そして、投入金額から商品の価格をマイナスした金額を表示する。最安値の商品よりも残額が少なければ、おつりとして残額を排出する。

どうでしょうか?具体的な例をあげると、「なんだ、当たり前じゃないか」と思うかもしれません。論理的に考える、というと難しく聞こえますが、あらゆるモノゴトは論理的に組み立てられています。つまり、システムが論理的に動いているので、そのシステムを作る人間も論理的な思考ができないとプログラミングする時に苦労する、というわけです。

誰でも論理的に考えることはできる

プログラミングをする時に必要なのは、論理的に考えることができるかどうか、ということです。では、論理的な考え方を身に着けるのに才能が必要か?というと、才能は必要ありません。

「論理的思考」は考え方のクセや方法のようなものなので誰でも身につけることはできます。ただし、普段から論理的に考えることができる人とそうでない人がいるのは確かです。これは才能やセンスではなくて「習慣」といえます。そのため、論理的に考える習慣がついていない人も日常の考え方やプログラミングを通して論理的な考え方を身に着けることは十分に可能です。

論理的な考え方には「型」があります。有名なものにMECEというものがあります。MECEは、「Mutually Exclusive, Collectively Exclusive」の頭文字を取ったもので、日本語では「モレなくダブりなく」という意味になります。MECEは簡単にいうと、たくさんある情報を分類していく作業です。

例えば、お客様リストがあるとすると、男性、女性、学生、会社員、30歳以上、30歳未満など、分類する切り口はたくさん考えられます。その中から、複数のカテゴリーに属するお客様が存在せず(ダブりなく)、かつモレのないように情報を分けていくのがMECEです。

日常でできるトレーニング方法

MECEを日常で実践するのが難しいようであれば、新聞などで目にする情報を「事実」と「事実でない」ものに分けるトレーニングをしてみてください。「事実」とは「2017年の日本の出生率は○○%だった」のような情報です。「事実でない」とは「IT革命が世界を大きく変えた」のように判然としない情報です。このように情報を分けていくような習慣を持つと論理的思考は養われ、普段の話し方、文章の書き方も変わっていきます。

私は、新人エンジニアの社内研修も行なっていましたが、新聞やネットの情報を新人に選んでもらい、事実と事実でない情報に分ける、という課題を毎日やっていました。これを行うことで、新人は進捗会議での自分の作業の実績報告で論理的にわかりやすく話せるようになりました。本当に効果がありますので、ぜひ試してください。

パソコンに詳しくないことはプログラミングとは関係ない

論理的に考えること以外にもプログラミングを学ぶことを妨げている原因があります。それは、「パソコンに詳しくないとプログラミングできない」という思い込みです。

結論からいうと、パソコンに詳しくなくてもプログラミングを身に着けることは十分に可能です。そもそもITの世界はとても広く、様々な分野があります。その全てに精通している人などほとんどいません。

ITの世界に詳しくない人ほど先入観が強いです。例えば、パソコン本体(ハード)やネットワークなどに詳しくないとIT自体向いていない、と思ってしまいます。多くの人がそのことを思い違いしているのです。「パソコンについて詳しくないから、開発もできない」と決めつけるのはやめましょう。

また、プログラミングを始めたけどネットワークやサーバーの技術に興味を持ち、インフラ系のエンジニアなどプログラミング以外のIT分野に興味をもち、その道の仕事に進む人もいます。

とにかく、プログラミングをしてみること。

・ 論理的思考を身につけること ・ パソコンに詳しくないからといって諦めないこと

この2点がプログラミングをする上で大切です。

では、具体的にプログラミング能力を身につけるためにはどうすればいいか?というと、実際にプログラミングしてみることが一番です。実際に仕事の現場でプログラミングにふれることも大事ですが、いまは、無料で開発できるプラットフォームもあります。分からなければ、ネットで調べることも簡単にできます。

私のおすすめは、progateというサイトです。初心者にもわかりやすく、初歩から解説してくれますし、学べる言語も多いのが特徴です。ぜひ、チェックしてみてください。

プログラミングを学びたいのであれば、自分のPCに開発できる環境を整えて、実際にプログラミングをしてください。もちろん、はじめから上手くいくことの方が少ないでしょう。何事もそうですが「慣れ」が必要です。プログラミングになれないうちは、多くのエラーに遭遇します。あまりのエラーの多さに「自分には向いていないかも……」と諦めてしまう人がとても多いです。

しかし、エラーは大切な財産です。それだけ「ダメなところ」を学べるので知識を得られる、成長するチャンスがあるということです。実際、私も就職したての頃はわからないことが多すぎて何度も挫折しそうになりました。「何が分からないかも分からない」という状態でした。

それでも、あきらめずに先輩に何度も質問したり、休日も本屋のITコーナーで立ち読みしたりすることで、少しずつ情報を増やし、知見を高めていくことでプログラマーとして活躍できるようになりました。

プログラミングはやった時間と比例して能力があがる、というものではありません。全く分からなかったものがある日突然、散らばったピースがはまっていくように一気に理解できる、という瞬間があります。

私の後輩でも、IT業界に全く向いてないと思う者もおりましたが、入社して3年が経過した時、目覚ましい成長を遂げました。私自身も経験があるから断言できます。続けていれば必ず成果は出ます。あきらめずに、継続的にプログラミングを実践しましょう。

まとめ

プログラミングに才能は必要ない、ということを説明しました。多くの人が「才能がないから」という理由でプログラマーやSEになることをあきらめてしまいます。しかし、やる気があって根気よく続けていれば、上達する職業です。もしあなたが、プログラミングに魅力を感じ、やってみたいと思うのであれば勇気を出して挑戦してみてはいかがでしょうか?

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