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【ITコンサル大研究】年収は?モテる?現役ITコンサルタントに徹底取材

ITコンサルタントと聞くと、どのようなイメージを持ちますか?
「年収が高そう…」「仕事内容がハードな気がする…」「モテている人が多いイメージがある…」など、さまざまなことを思い浮かべるかもしれませんね。
そこで今回は、現役のITコンサルタントに仕事内容や年収、実際にモテるかどうかなど、皆さんが疑問に思っていることを聞いてみました!
「ITコンサルタントに興味はあるけど内情がわからない…」という人は、この記事を読むことで魅力が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
現役ITコンサルタントからの生の声は貴重ですよ!

ITコンサルタントの仕事は?内容はどんなことをやっているの?

ITコンサルタントは、ITを活用してクライアントの問題解決を支援する人のことを言います。
グローバル化などの大きな流れの中で、企業は生き残るためにさまざまな経営戦略を立てています。
しかし、戦略の中には高度な専門知識が必要とされることもあり、企業自身で解決できない問題もあるのですよね。
そこでITコンサルタントの出番です。簡単に流れを説明しますね。

①まずクライアントから情報収集やヒアリングを行い、業務プロセスなどを分析します。
②集めた情報を元に、クライアントが抱えている問題を把握・明確化します。
③問題が明確化されたところでITによる解決策を模索・立案し、解決策のシステム開発の実行を支援します。
④解決策のシステム開発の段階に入ると、プロジェクトが円滑に進むように進行管理をしていきます。
システム開発中は、クライアントの意向やシステムの性能などを確認しながら進めていくことが必要です。
⑤システム開発の完了後は、クライアントがそのシステムを使って効果を発揮できているかのフォローを行います。

これがITコンサルタントの関わる業務です。

仕事の役職

ITコンサルタントは、大きく分けて3つの役職があります。

1.アナリスト
アナリストは­­、クライアントへのヒアリングや業務マニュアル、システム構成の確認などを行い、集めたデータを分析し、資料作成やプログラミングを行います。
基本的にコンサルタントからの作業指示を受け取り、実際に手を動かして仕事をすることが多いため、SEやプログラマーに近い部分があります。
ITコンサルタントとして入社した際、アナリストからスタートする人が多いですね。
入社後2~4年経験すると、次のステップとしてコンサルタントへ昇進します。

2.コンサルタント
コンサルタントは、アナリストに情報収集・分析などの指示を出し、マネージャーとコミュニケーションを取りつつ主体的にプロジェクトを進めていきます。
プロジェクトを円滑に進めていくために、計画性や判断力が必要になりますね。
コンサルタントとして経験を積み、クライアントとの折衝能力やマネジメント能力が認められると、マネージャーへと昇進します。
早い人で3~4年で昇進しますが、マネージャーへのステップアップの敷居は高いですね。

3.マネージャー
マネージャーは、プロジェクト責任者として、プロジェクト全体の管理やクライアントとの折衝、予算管理などを行います。
開発チームやクライアントとの要望や折り合いをつけながらプロジェクトを進め、成功に導くために、高いコミュニケーションスキルが必要です。
大きな責任が伴うため仕事はハードですが、プロジェクトが成功したときの達成感も大きいですよ!

ITコンサルタントの給与や年収はどれくらい?

ITコンサルタントの給与や年収は、他業界よりも高いですよ。
2018年10月に転職サイト「転職会議」が発表した、ITコンサルタントの平均年収は653万円と算出されています。
2017年に国税庁が算出したデータによると、日本人の平均年収は432万円と言われていますので、他業種よりも高いですね。
もちろん会社の規模や系列、国内か外資系かによって給与は異なります。
年代別の年収
他業種と同じように、年齢が上がるにつれて給料が上がるところが多いですね。
転職サイトの「転職会議」で発表されている、ITコンサルタントの年代別の平均年収は
・20代前半:434万円
・20代後半:526万円
・30代:686万円
・40代:916万円
このように算出されています。

一般的な企業では勤続年数で給料は上がっていきますよね。しかし、ITコンサルタントの場合、勤続年数よりも、能力や役職が給料に大きく関係してきます。
ITコンサルタントは、基本的に半期もしくは年度ごとに一度、仕事内容や実績の評価が行われます。
関わったプロジェクトなどのデータを元に、個人を評価し、役職の昇進や給料の昇給率が決定されるのです。
もし昇進した場合、人事制度上のランクも昇格することになるため、給料は大幅にアップしますよ!
ITコンサルタントが高給取りと言われる理由は、この昇給率の高さからでしょう。
2018年に厚生労働省が行った「賃金引き上げ等の実態に関する調査」では、一人あたりの平均昇給率は2.0%と公表されています。
しかし、ITコンサルティング会社は10~15%、会社によっては20%以上の昇給を行っているところもありますよ。
1000万円超えは可能?
能力や役職によって給料が変わってくるため、30代という若い時でも年収1000万円は可能ですよ!
ただ、昇進は容易ではありません。新たな知識やスキルを常に身につけ、クライアントからの評価を高め続ければ、昇進へと近づき、年収1000万超えも夢ではなくなります。

ITコンサルタントって実際モテるの?

ITコンサルタントは他業種よりモテます!
理由としては、高収入で高学歴、気遣いのできる人が多いから…ですかね。
高収入な理由は先述したため省略します。
ITコンサルタントに高学歴の人が多い理由としては、論理的思考力が高いためですかね。
コンサルをする上で、何よりも大事な能力が「論理的思考力」です。
知識だけでは問題を解決できないときもあります。そんなとき、論理的に物事を考えられる人は問題解決能力が高いのです。
高学歴の人ほど物事を論理的に考える人が多く、ITコンサルタントと相性がいいと言えるでしょう。

ITコンサルタントは気遣い上手な人が多い
また、ITコンサルタントは気遣いのできる人が多いです。
クライアントと仕事をするとき、「相手がどんなことで悩んでいるのか」、「どうすれば満足・信頼してもらえるか」ということを常に考えながら仕事を進めています。
そのため、相手を気遣うことができる人が多いですね。
女性と一緒にいるとき、細かな気遣いで喜んでくださる方が多いですよね。気遣いができるとモテると思いますよ。
高収入・高学歴・気遣い上手という3点からITコンサルタントはモテると言われていますね。

ITコンサルタントってどんな人が向いているの?適性は?

ITの知識ももちろん必要ですが、それ以上にITコンサルタントには4つの適性があると思っています。

①体力と人間的な魅力がある人
ITコンサルタントは体力がないと務まりません。
長時間勤務や打ち合わせが多く、クライアントやチームメンバーの前で疲れた顔を見せると相手に不安を与え、最悪信頼をなくすこともあります。
日々の健康管理も仕事と捉え、体力をつける必要がありますね。
また、人間的な魅力も必要です。
クライアントとは対等の立場で接し、ときには都合が悪いことも言わなければなりません。
そこで人間的な魅力がないとクライアントに信頼してもらえないですし、都合の悪いことに対して嫌な顔をされてしまいます。
挨拶などの日々のコミュニケーションを大切にし、礼儀正しくすることで「この人に任せたい・一緒に仕事したい」と思ってもらえる魅力をつけましょう。

②高いプロ意識を持つ人
ITコンサルタントとして結果を出している人は、強いプロ意識を持っています。
クライアントの課題解決に向けて思考をめぐらし、少しでも品質の高いものを追求し続けることが必要です。
たとえ経験が少ない場合やクライアントが目上の人であっても、自信を持って意見を伝える気持ちが必要で、高いプロ意識を持って仕事に取り組む姿勢が大事ですね。

③プラス思考で物事を解決する人
ITコンサルタントをしていると常に問題が生じるため、プラス思考で物事を解決できる人が向いています。
扱う問題の中には、一見して解決不可能に思えるものも少なくありません。
そこで諦めるのではなく、「必ず解決策があるはずだ」と前向きに考える姿勢が必要です。
総じて、ITコンサルタントには考えることが好きな人には向いていますよ。
日常にある疑問や問題に気づき、「なぜそうなっているのだろう…」「どうしたら解決できるかな…」と常に考える習慣がある人はITコンサルタントに向いていますね。

④勉強熱心な人
ITの業界では日々さまざまな技術が生まれるため、常に新しい知識を入れようとする、勉強熱心な人が向いています。
IT以外にもクライアントの業界知識や経営戦略、コンサルティングの手法など、学ぶことはたくさんあります。
ITコンサルタントの世界では知識量の多さがモノをいいます。
知識が多いと問題解決の手段としてさまざまな選択肢を考えられますからね。
研究会の参加や専門書籍の購入、ニュースのチェックなど、知識を増やすことを常に意識している人は適性がありますね。

ITコンサルタントに必要な知識・資格は?

ITコンサルタントには、さまざま知識やスキルが求められます。
絶対に必要な知識やスキルは、以下の4つです。

①プログラミング言語などの幅広いIT知識
ITを駆使し、クライアントの抱えている問題解決が仕事なため、ITコンサルタントには幅広いIT知識が必要です。
IT知識がないと解決手段の選択肢が減り、クライアントの期待に応えることができなくなります。
知識と一口に言っても、プログラミングや開発プロセス、モデリング、品質管理、システム関係などさまざま。
常に最新のIT技術に関する知識をインプットする必要があります。

②コミュニケーション能力
ITコンサルタントは、クライアントの抱えている問題を解決するために、高度なコミュニケーション能力が必要です。
クライアントへのヒアリングや信頼関係の構築にはコミュニケーションが欠かせません。
信頼関係ができていないと、重要な情報を引き出せないかもしれないですし、最悪の場合交渉が決裂してしまいます。
また、クライアントだけではなく、プロジェクトチーム内でもコミュニケーションは必要です。
プロジェクトの進行管理を円滑に進め、クライアントが満足するシステムを構築するためにも、常にコミュニケーションをとる必要があります。

③問題解決能力や論理的思考力
クライアントが抱えている問題は売上の減少など、表面的なものがピックアップされますが、実際は他に問題を抱えていることがほとんどです。
先入観にとらわれず、起きている問題を把握・分析し、仮説と検証を繰り返しながら問題を解決する、問題解決能力が必要です。
また、問題解決には論理的思考力が欠かせません。
結果には必ず原因があります。事実に基づき、因果関係を論理的に組み立てることで問題解決へとつながるのです。
加えて、論理的思考は数字に基づいて解決策を探します。数字を明確にすることで結論を間違える確率が減り、最適な解決策を提示できる可能性が高くなるからです。

④経営者視点での思考力
ITコンサルタントが仕事のやり取りをする相手は、経営者や会社の上層部の方が多いため、経営者視点での思考力が必要です。
情報システムの導入は企業にとって大きな投資であり、経営者は投資対効果を考えます。
経営者にシステムの有用性を説き、IT戦略を立案支援するには、経営者視点で物事を考えなければいけません。
企業のビジネスモデルの理解や経営戦略を考えることで、クライアントからの信頼を得ることができるでしょう。

所持していると就職で有利になる資格

先程お話したとおり、ITコンサルタントには必要な知識やスキルがあります。
しかし、ITコンサルティング会社に就職する際、「必要な知識やスキルを持っていない…」という方もいるかもしれませんね。
知識やスキルを補うために、所持することで就職に有利になる資格は4つあります。

①中小企業診断士
中小企業診断士は、国家資格であり、ITコンサルタントに関わらずさまざまな分野のコンサルタントが保持している資格です。
資格を持つと、企業戦略や財務会計、人事労務、マーケティング、店舗運営、新規事業立ち上げなど、経営に関する知識を網羅していると証明されます。
実は、中小企業診断士は職業として定義されており、資格を保持することで公的機関から信頼されやすくなりますよ。
中小企業診断士は第一次試験と第二次試験があります。
試験の難易度は高く、合格率は第一次、第二次試験ともに20%前後と言われています。
コンサルティング経験のない人が独立で合格するのは難しく、予備校や通信講座などで勉強している人が多いですね。

②プロジェクトマネージャー試験
プロジェクトマネージャー試験は、組み込みシステムや情報システムの開発プロジェクトを計画・管理・運営する能力を示す試験です。
国家資格である情報処理技術者試験の一部にプロジェクトマネージャー試験があり、難易度はその中でもトップクラスです。
そのため、合格率は10%以下と低い値を示しています。
難易度は高いですが、資格を取得することでプロジェクトの一連の流れが理解でき、マネジメント能力が身につきます。

③ITコーディネーター
ITコーディネーターは、ITと経営の両方に精通していることを示す認定資格です。
経営者の立場に立ち、経営に役立つIT投資をサポートします。
ITコーディネーターは企業経営者への知名度が高く、独立系のITコンサルタントの多くは資格を保持しています。
また、高い専門性と、ITによる幅広いサポートを行うため、経済産業省から資格取得を推奨されていることも特徴です。
ITコーディネーターに認定されるには、認定試験への合格と、ケース研修の修了の2つ条件を満たさなければなりません。
認定試験の合格率は約50%と言われています。また、ケース研修は仮想企業に対し、ITコーディネーターとしてのロールプレイ、グループ討論などをカリキュラムとして行います。

④ITストラテジスト
ITストラテジストは情報処理技術者試験の一つで、ITの専門スキルを持ち、情報技術で基本戦略を提案・推進することを証明する資格です。
企業の経営戦略に基づきIT戦略を決定するため、経営者視点からIT技術活用のメリットを伝える必要があります。
ITストラテジストの試験では、基本的なIT知識や、情報技術を駆使した経営戦略の策定能力などが問われます。
試験の難易度は高く、合格率は10%前後と言われています。
幅広いIT知識を駆使し、経営方針に的確なアドバイスや指導が可能なことを証明する資格のため、試験のレベルは高いです。
しかし、試験内容はITコンサルタントとして必要なことばかり。ITコンサルタントになりたい方は、取得しておいて損はないでしょう。

ITコンサルタントのやりがいって?

ITコンサルタントは仕事内容がハードですが、やりがいのある仕事です。
クライアントやチームメンバーとコミュニケーションを重ね、最大限のクオリティのシステムを提供できると、やはり達成感がありますね。
仕事でトラブルが生じることも多々ありますし、知らないことも出てきます。そんなときにプラス思考で考え、トラブルを解決に立ち向かうことで自己成長にも繋がります。
また、クライアントとして企業の幹部クラスの方や社長さんと出会え、信頼して大きなプロジェクトを任せてもらえることは非常にやりがいを感じますね。

ITコンサルタントの今後・将来性

ITコンサルタントの需要は今後も増え続けるため、将来性は高いです。
IT技術の発展に伴い、日常のさまざまな場面でIT技術が駆使されています。
コンビニでのバーコード読み取りや電車の乗り換え案内、車の自動運転など、数えだすとキリがありません。
また、AIや仮想通貨なども話題となりましたよね。今後もIT技術は発展していき、多くの企業がIT技術を駆使して経営戦略を練っていくでしょう。
ただ、企業内にはIT知識が豊富で、かつ経営者視点を持っている人がほとんどいません。
そのため、ITの専門知識と経営者視点を持つITコンサルタントの需要は、今後も多くなっていきます。

ITコンサルタントからのキャリアアップ
ITコンサルタントを経験することにより、さらなるキャリアアップも見込めます。
最近では、ITコンサルタント経験者がベンチャー企業の立ち上げる、上場企業の役員にヘッドハンティングされるなどの事例が報告されています。
IT知識や経営者視点を持つ、ITコンサルタントの認知度が上がったことで、さまざまな業界が注目するようになりましたね。
現在は実業界だけではなく、大学教員や議員に転身する事例も報告されており、今後はさらにITコンサルタントのコンサルタント経験者の可能性は広がっていくでしょう。

まとめ

今回は、現役のITコンサルタントに仕事内容や年収、モテるかどうかなど、さまざまなことを聞きました。
他業種よりも年収が高く、モテる人も多いですが、仕事はハードで、常に幅広いIT知識と経営者視点が必要となります。
今後も伸び続けていくIT業界の中でも、ITコンサルタントの需要はますます大きくなっていきます。
今後のことを考え、ITコンサルタントという職業に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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