昨今の働き方の実態について、リモートワークという働き方のニーズが高くなり、その中でも「フリーランスエンジニア」が注目されています。
特に世代別でみると50代でフリーランスエンジニアを目指す割合が多いのが実情です。
しかし50代で働く環境を大きく変化させることは不安も大きく、しっかり情報収集をしておく必要があります。
本記事では50代からフリーランスエンジニアを本気で目指すための知っておくべきポイントについてお伝えしていきます。
- 50代フリーランスエンジニアの実情とは?
- 50代フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット
- 50代フリーランスエンジニアおすすめのエージェント10選
- 50代フリーランスエンジニアが案件を獲得するためのコツとは?
目次
50代でもフリーランスのエンジニアになれる?
50代からでもフリーランスのエンジニアになれる可能性は充分にあります。
それは今までのスキルや経験を企業に依存することなく活かし、自分の実力をより発揮させることに繋がるからです。
さらにフリーランスエンジニアとしての仕事を通して会社員では得られない新しいスキルも身に付くため、やり方次第ではさらに活躍するフィールドを広げられる可能性を秘めています。
高年齢のフリーランスの割合は高い
フリーランスというと若い方のイメージが強い印象ですが、中小企業庁が発表している「小規模事業者の未来」によると、実は50代でもフリーランスになる方は全体の11.2%となっており高い割合を示しています。
正社員等で働いた後フリーランスになるまで、データによると3年以上の実務経験者が90%以上にも及んでおり、50代は正社員としてある程度の実力と経験を備えた世代でもあります。
従って今までの経験・スキルを発揮できる仕事としてフリーランスを選択する方の割合が高いのです。
50代の女性でもフリーランスエンジニアとして活躍できる
IT人材が求められている中で将来性が高いエンジニアの仕事は、男性だけでなく女性も活躍できる職種です。
50代は一般的に子育てから一段落した世代でもあり、仕事に取組む時間や学ぶ時間も若い世代と比較して確保しやすいのも魅力の1つです。
フルリモートの案件であれば生活に支障をきたすことなく、地方在住であってもスキルや環境さえ整っていれば性別関係なく働くこともできますよ。
50代のフリーランスエンジニアの悩みや不安
50代は老後を見据えた行動や準備をする世代でもあります。
それは長寿大国となった日本で公的年金だけでは生活するのが難しいと言われる中、定年退職後の生活のための資金を確保しなければなりません。
企業に属していれば社会保障制度等に守られながら働くことができ、収入面でもある程度は安定しているので老後の資金計画が立てやすくなります。
しかし、フリーランスとなると自由である一方収入が不安定になることや、社会保障や福利厚生・税金等の管理を自分で行う必要があり、仕事面以外でも負担が大きくなるのも事実です。
50代のフリーランスエンジニアの平均年収
50代のフリーランスエンジニアの平均年収は約630万円です。
しかしフリーランスエンジニアは働き方や時間は自由であり、スキルや稼ぐ方法よっても年収に差が生じるため、本人次第で年齢に関係なく平均年収以上の収入を得ることも可能です。
フリーランスエンジニアとして年収をアップさせるには、常にアップデートされていく情報や最新技術をキャッチアップし、エンジニアとしての実績はもちろんチームマネジメントやセミナーなどの講師など幅広い実績を積むと良いでしょう。
50代からフリーランスエンジニアになるメリット
50代は今後の人生を真剣に考える世代であるため、今までのスキルや経験を活かす方法としてフリーランスを目指す方も増えています。
では、フリーランスエンジニアは会社員と比較するとどのようなメリットがあるのか詳しく解説していきます。
- 定年がなく長く続けられる
- ベテランエンジニアは高単価、高レベルな案件に応募できる
- ワークライフバランスをとりやすい
定年がなく長く続けられる
会社員として働いていると、50代は定年退職というゴールが目の前に迫る時期に当たり、勤務時間の制限や賃金UPも困難で将来的な展望が難しいのが現状です。
しかしフリーランスとなると定年という概念はなく、自分の意思次第で年齢に関係なく活躍し続けることが可能です。
また収入面でも実力次第で大幅にアップする可能性もあるため、やりがいを長く感じられるメリットもあります。
ベテランエンジニアは高単価、高レベルな案件に応募できる
ビジネス経験を積んできた50代の方は、エンジニアとしてのスキルが高い方は高単価案件への応募も難しくありません。
会社員として企業に属していると、所属する企業や部署の方針や理念に従い職務をこなしている場面が多く、自分の市場価値が分かりづらいと感じている人も少なくないのではないでしょうか。
しかしフリーランスとして活動すると、会社員時代に積み重ねてきた自分の強みやスキルを発揮することができ、思っていたよりも高いレベルの案件をこなすことができる方もいらっしゃいます。
自分のスキルや経験を客観的に評価される機会も多いので、フリーランスエンジニアに転向してさらに自分の持つスキルに自信がつくケースもありますよ。
ワークライフバランスをとりやすい
フリーランスエンジニアは仕事をする時間・量・場所を自分で自由に選ぶことができるので、ワークライフバランスがとりやすいのが特徴です。
会社員の場合は勤務中の拘束時間が長く、勤務時間を中心に生活リズムを合わせるので、自分や家族の時間が短く、人間関係においても考慮しながら働く必要があります。
その点、フリーランスエンジニアは自分自身が中心となり自由に仕事を進めることができるため、ストレスフリーで仕事や生活面でバランスがとりやすくなります。
50代からフリーランスエンジニアになるデメリット
会社員は企業の就業規則に従い、当たり前のように毎月の給料や有休休暇取得、社会保障制度に守れて恵まれた環境で働くことができました。
しかしフリーランスで働く場合は、今までのような手厚い制度が受けられなくなり、生活面においても不便に感じられます。
フリーランスエンジニアを目指す際はしっかりデメリットについても把握しておきましょう。
- 収入が不安定になることもある
- 社会保険制度が受けられなくなる
- 社会的信用が低くなる
収入が不安定になることもある
フリーランスエンジニアはスキルや案件・仕事内容、体調等で月によっては収入額の増減がはっきり分かれるので不安に感じる方も多いのも事実です。
会社員として勤務している場合は会社側で賃金設定をしていたため、月単位での賃金の増減幅が少なくまたボーナス等の臨時収入がある企業もあり安定的な収入を得ることができます。
一方でフリーランスエンジニアは実力重視で自分次第によって収入面が左右される厳しい世界で、スキル以外にも病気や家庭の都合などで受注できる案件数が減少すると、その分収入も下がってしまいます。
フリーランスエンジニアを目指す場合は収入面の増減があることをしっかり考慮する必要があります。
社会保険制度が受けられなくなる
企業に属していた時は、健康保険料や年金・雇用保険等が給料天引きとなっており、会社によってはさまざまな福利厚生制度を受けることができます。
しかし、フリーランスになった場合、傷病手当金制度・労災制度等などの社会保障制度がすべてなくなります。
保険も社会保険から国民健康保険へ加入しなおし、場合によっては福利厚生サービスへ加入する必要もありますので、フリーランスになる際はこれらの制度をカバーできるよう見直しが必要です。
社会的信用が低くなる
重要な証明書類等を記載する際に必ず「職業」を記入する必要があります。
その際に「フリーランス・自営業」と記入した場合、社会的信用が低くなる傾向があります。
特に融資やローン、クレジットカード等「借り入れ」に関する書類を記載する場合、収入面や安定的な返済を重視する金融機関では審査的に厳しい場面があります。
国によっても差はありますが、日本では「フリーランス」は社会的信用が比較的低いのが現状です。
50代フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント10選
50代でフリーランスエンジニアと活動するには、安定的に自分にあった案件を獲得し、収入面での不安を払拭する必要があります。
そこで継続的な案件獲得をするためにフリーランスエンジニアの「エージェントサイト」の登録がおすすめです。
サイト名 | 案件数 | 評価 | ポイント |
---|---|---|---|
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約40,000件 |
・登録者数・認知度業界No1 |
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約50,000件 |
・代行サービスあり |
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約700件 |
・長期就業案件提案力が高い |
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約30,000件 |
・ニーズに合ったエントリー形式 |
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約5,000件 |
・シニア向け案件多数 |
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約3,300件 |
・エンド直請案件が多く高単価 |
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約9,800件 |
・シニア・エンジニア特化案件多数 |
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約7,500件 |
・上流工程の案件多数 |
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約650件 |
・すべての案件が年齢不問対応 |
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約6,000件 |
・サポート体制が非常に手厚い |
①レバテックフリーランス
- 登録者数・認知度業界No1サイト
- 案件数が豊富でマッチング力が高い
- 福利厚生のサポート体制が充実している
「レバテックフリーランス」は業界No1の登録者数と認知度を誇り、案件数が多くマッチング力が高いエージェントサイトです。
さらに不安な面が多いフリーランスエンジニアという立場でも福利厚生のサポート体制も充実しているので安心して登録、案件を獲得しやすいエージェントです。
②PE-BANK
- 多彩な代行サービスがあり仕事に専念する時間が増える
- 他社サイトではわかりにくい契約・報酬内容等の詳細がオープン
- 仕事以外にもサポ―ト体制が充実していて安心
「PE-BANK」は30年以上もの実績経験と豊富な案件数でフリーランスエンジンジニアを支援するサービス体制が充実しています。
営業や事務代行のサービスを活用することにより仕事に専念することができる他、他社エージェントでは分かりずらい契約・報酬内容の詳細もオープンにしているので安心です。
さらに仕事以外での福利厚生・教育等サポート体制も充実しているので、安定した生活ができるサービスメニューも用意されています。
③Engineer-Route
- 長期就業案件が多く安定的に仕事ができる
- 税理士無料紹介制度があり確定申告サポート体勢が充実している
- 案件獲得までのサポートが手厚い
「Engineer-Route」は登録者の個別サポート体制が手厚く、細かいヒアリングを行ったうえでニーズにあった案件を提案しています。
またフリーランスで働く場合には必ず確定申告をする必要があり仕事以外の労力を伴いますが、無料税理士紹介制度のサービスを活用することで効率的に確定申告ができますよ。
さらに就業平均日数が2年以上に渡り継続就業できるので、安定的に長期就業案件を獲得できる可能性の高いエージェントです。
④フリエン
- 3種類のニーズでエントリーを行うのでマッチングが高い
- 登録者数の約80%が収入UPの実績あり
- エンドユーザー直請が豊富で高額案件獲得率が高い
「フリエン」は即日入場・クライアント直接契約・フルリモートの3種類の案件に分けてエントリーが可能のため、効率的に企業と登録者のマッチングが可能です。
また、中間マージンがなく直接エンドユーザー契約ができるので高額案件が豊富で、収入がUPする確率が高くなります。
さらに公式ホームページにてコラム掲載があり、フリーランス業界における様々な情報も充実しており情報収集ツールとしても大変便利です。
⑤SEES
- シニア向け案件が多数あり
- エントリー後24時間以内に案件紹介あり
- 案件継続率91%で安定感あり
「SEES」はシニアや年齢不問に特化した案件が豊富で特に40代以上の案件が多いのが特徴です。
また、エントリー後の紹介案件がスピーディーなので、フリーランスエンジニアにとってとても頼もしいエージェントサイトです。
さらに継続案件率が高く、安定的に仕事ができる環境が整っているので安心して仕事に取組めますよ。
⑥Midworks
- エンド直請案件が豊富なので高単価案件が獲得しやすい
- 案件が途切れてしまっても給与保障制度があり
- 福利厚生のサポートプランが充実
「Midworks」はエンド直請案件が豊富なので高単価案件が多く年収に大きく反映できます。
またフリーランスの不安要因でもある案件が途切れた場合でも審査はありますが、給与保障制度があるため安心して仕事を継続できますね。
さらに仕事以外での福利厚生のサポートプランサービスが大変充実しており、ワークライフバランスがとりやすくストレスフリーで働く環境を整えてくれます。
⑦テックシニアフリーランス
- シニア(40代~60代)世代、エンジニアに特化した案件多数
- フルリモート案件が多いので地方在住でも安心
- 中間マージン率が低いのでエンジニア登録者に高還元できる
「テックシニアフリーランス」はシニア世代、エンジニアに特化した案件が多いので、わかりやすいニーズでマッチングが高いエージェントサイトです。
フルリモート案件が豊富なため地方在住のエンジニアやこれから移住を考えている方にもおすすめです。
さらに業界最低水準のマージン率でエンジニア登録者に高還元できるので高い報酬が期待できます。
⑧TECH STOCK
- 高単価な上流工程の案件が多数あり
- 迅速、スピーディーな対応で案件獲得が速い
- 担当者との信頼関係が構築しやすく中長期なお付き合いができる
「TECH STOCK」は高単価な上流工程の案件が豊富で求められるスキルが高い案件が揃っています。
また登録から案件紹介の対応が迅速なので登録後比較的早い段階で案件獲得が可能です。
さらにきめ細かいヒアリングで担当者との信頼関係が育みやすく、長期的なお付き合いができるエージェントサイトです。
⑨AGELESSフリーランス
- 案件すべてが年齢不問案件
- 稼働平均年齢が52.6歳、中央値58歳でシニア世代活躍中
- 長期継続で案件参加できる万全のサポート体制
「AGELESSフリーランス」はすべての案件が年齢不問で、ミドル・シニア世代向けのエージェントサイトです。
特に稼働中の平均年齢は52歳、最高年齢72歳の方も稼働されていて、50代世代の活躍が目立ちます。
担当者との面談が丁寧という評価も多く、気持ちに寄り添ったヒアリングで意欲を引き出し、長期継続の案件参加ができるサポート体制が用意されています。
⑩geechsjob
- 案件獲得までのサポートが非常に手厚い
- エンジニア同士の交流ができる
- 充実した福利厚生サービス
「geechsjob」は案件獲得までのサービスが非常に手厚く1人につき3人の担当者がいるので安心です。
またエンジニア同士の交流ができるコミュニティーもあるので、日々PCに向かうことが多く孤独に感じる方はぜひ参加してみましょう。
さらに福利厚生プログラム「フリノベ」は便利なコンテンツが充実しているので、フリーランスとして働く中での不安も払拭できる有難いサービスが用意されています。
50代フリーエンジニアが仕事を獲得するコツ
50代フリーエンジニアが案件を獲得する場合、自分の年齢をしっかり受入れ、無理のない範囲で継続して仕事ができることを念頭に案件を獲得する必要があります。
今までのスキルを活かしながら自分に合う仕事を獲得できるコツをご紹介します。
- 体調管理や健康管理を徹底しておこなう
- 最新技術を常に学び習得する
- 自身のスキルや強みを活かせる案件に応募する
体調管理や健康管理を徹底しておこなう
フリーランスエンジニアは一人でPCに向かっている時間が長く、体調管理や体力が必要な職種です。
また50代という年齢は無理が効かず、健康面においても不安を感じる世代でもあります。
しかしフリーランスで仕事を続けるためには、体力やモチベーション・持続力等を兼ね備える必要があるため、仕事における自己管理がとても大切になります。
毎朝ウォーキングをする、栄養価の高い食生活をするなど自分に合った方法で仕事に対するパフォーマンスを上げ健康管理を徹底しましょう。
最新技術を常に学び習得する
IT業界はトレンドの最先端を行く職種でもあり、成長が著しい仕事でもあります。
そのため継続案件を獲得し、安定的な収入を得るには常に最新情報を得て技術を習得することが必須になります。
さらなる自分自身のスキルをアップを図り、幅広い案件を獲得するためにも日々努力を惜しまず最新技術を習得しましょう。
自身のスキルや強みを活かせる案件に応募する
今までの仕事に関するスキルや強みを活かせるよう、自分にマッチした案件に応募できるようしっかり準備しておきましょう。
エージェントサイト等に登録すると、まず担当者との面談やヒアリングが行われることが多いです。
その際に自分のスキルや強み、どのような案件を求めているか等をしっかり整理しておけば自分の市場価値が客観的に判断しやすくなります。
自分のスキルや強みを発揮できる案件に応募して長期的に活躍できるフリーランスエンジニアを目指しましょう。
【まとめ】50代でもフリーランスエンジニアとして活躍できる
経験値やスキルの高い50代はフリーランスエンジニアとして十分に活躍できる世代です。
しかし長期間就業して活躍していくには、IT業界のトレンドや最新技術の習得等日々の努力も必要です。
フリーランスエンジニアになったら、まずはエージェントサイトを上手に活用して継続して案件を獲得しながら自分の求める働き方を追求していきましょう。