フリーランスでの案件獲得に役立つマッチングサイト。今後も拡大していく市場として注目され、マッチングを主としたサービスの数も増加していく一方です。
さまざまなタイプのマッチングサイトがあるため、どのサービスがフリーランスに向いているのか知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか?


上記のようなマッチングサイト全般に対する疑問や要望も少なくないはずです。
本記事ではフリーランス向けおすすめマッチングサイト10種を紹介し、各サイトの特徴や強みについて解説しています。
サイト選びのポイントや効果的に使うためのヒントも掲載しているので、マッチングサイトの利用を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。
- フリーランス向けのマッチングサイトについて解説
- フリーランス向けのマッチングサイト10選を紹介
- フリーランス向けマッチングサイトを選ぶときのポイントとは?
- フリーランス向けマッチングサイトを効果的に使うポイントは5つ
- 1 フリーランス向けのマッチングサイトについて解説
- 2 フリーランス向けのマッチングサイト10選
- 2.1 フリーランスマッチングサイト①CrowdWorks│案件数は随一
- 2.2 フリーランスマッチングサイト②Lancers│豊富なカテゴリー
- 2.3 フリーランスマッチングサイト③ココナラ│スキルマーケットの代名詞
- 2.4 フリーランスマッチングサイト④レバテックフリーランス│業界認知度トップ
- 2.5 フリーランスマッチングサイト⑤Workship│時給ベースで高単価のみ
- 2.6 フリーランスマッチングサイト⑥エンジニアスタイル東京│各エージェントの案件を一目で
- 2.7 フリーランスマッチングサイト⑦CODEAL│独自基準でミスマッチ防止
- 2.8 フリーランスマッチングサイト⑧SOKUDAN│複業案件探しに
- 2.9 フリーランスマッチングサイト⑨BizOn!│経営者に出会えるアプリ
- 2.10 フリーランスマッチングサイト⑩Midworks│安心の福利厚生
- 3 フリーランス向けマッチングサイト選びのポイント3つ
- 4 フリーランス向けマッチングサイトを効果的に使うポイント5つ
- 5 フリーランス向けのマッチングサイト10選まとめ
フリーランス向けのマッチングサイトについて解説
マッチングサイトとはユーザー同士をマッチングさせるサービスのことです。
フリーランス向けのマッチングサイトは、仕事を発注したい企業や案件を探しているフリーランスが利用することになります。
フリーランスにとってあまり手間をかけずに案件獲得ができるサービスですが、サイトの形式やサポートの内容で3つのタイプに分けられるのが特徴です。
クラウドソーシング型
クラウドソーシング型のマッチングサイトとは、不特定多数の利用者に対してさまざまな案件を紹介しているサービスです。
案件の形式は応募タイプ・出品タイプ・コンペタイプの3種類があり、仕事の内容に応じて発注者が適したものを選択します。
未経験でも案件を獲得しやすい反面、単発の仕事で生活を維持するような高い報酬が得られるケースは少ないです。
気軽に案件を探せることから、副業探しとして使われるパターンも多く見られます。
エージェント型
利用者のスキルに見合った案件を継続的に紹介してくれるのが、エージェント型の大きな特徴です。
フリーランス向けのマッチングサイトの中でも、かなりの割合を占めるタイプとなります。営業する手間がなくなることや、事務的手続きの代行など利用するメリットも大きいです。
フリーランスにありがちな悩みやキャリアプランについての相談も可能で、サービスを利用することで受けられる福利厚生も魅力のひとつとなります。
メディアやSNS型
数は少ないですが、メディアやSNSを使ったマッチングサイトも存在します。案件を直接紹介するのではなく、メディアやSNSを媒介に企業との関わりを作る仕組みです。
人との出会いをメインとするため、クラウドソーシング型やエージェント型で見られないような案件につながる可能性があります。
就活の場として使われるサービスもあり、フリーランスにとっては人脈形成を目的としても使えるマッチングサイトです。
フリーランス向けのマッチングサイト10選
それではフリーランス向けのマッチングサイト10選を紹介していきます。今回おすすめするサービスは次のとおりです。
- CrowdWorks│案件数は随一
- Lancers│豊富なカテゴリー
- ココナラ│スキルマーケットの代名詞
- レバテックフリーランス│業界認知度トップ
- Workship│時給ベースで高単価のみ
- エンジニアスタイル東京│各エージェントの案件を一目で
- CODEAL│独自基準でミスマッチ防止
- SOKUDAN│複業案件探しに
- BizOn!│経営者に出会えるアプリ
- Midworks│安心の福利厚生
フリーランスマッチングサイト①CrowdWorks│案件数は随一
クラウドソーシング型のマッチングサイトとして認知度の高いCrowdWorks(クラウドワークス)。その強みは業界最大級と言える案件数でしょう。
未経験でも応募可能なものから専門性の高い仕事まで、豊富な案件が揃っているのが特徴です。業界での認知度も高いため、利用している企業の数は約78万社に上ります。
スマホで使えるアプリも提供されて、さらに使いやすくなったマッチングサイトです。
フリーランスマッチングサイト②Lancers│豊富なカテゴリー
Lancers(ランサーズ)もクラウドソーシング型マッチングサイトの代表格です。
仕事のカテゴリーは350種類以上と業界トップクラスを誇り、システム開発だけでなくマーケティングやコンサルティングなど多種多様の案件が揃います。
ひとりあたりの受注額がほかのサービスと比較して2.5倍もあり、応募する以外に企業から直接オファーがくるケースもあるマッチングサイトです。
フリーランスマッチングサイト③ココナラ│スキルマーケットの代名詞
ビジネスだけでなくプライベートにも利用されるココナラ。国内最大級のスキルマーケットとして、初心者からベテランまで多くの人が利用しています。
スキルを出品するだけでなく、案件を探す・依頼に対して提案をするといったことも可能です。報酬の支払いもココナラの運営が仲介してくれるので安心できます。
実績を積み上げていくことで注目度が高まり、営業する必要がなくなるケースも見られるサービスです。
フリーランスマッチングサイト④レバテックフリーランス│業界認知度トップ
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェント型サービスとして業界トップの認知度を誇ります。
案件の数も業界トップクラスで選択肢に困ることはないでしょう。エージェント型の特徴である案件紹介も、知識豊富なカウンセラーが利用者の希望に沿った提案を行います。
参画までの日程調整や単価交渉なども、専任の担当者がしっかりフォローしてくれると高評価の多いマッチングサイトです。
フリーランスマッチングサイト⑤Workship│時給ベースで高単価のみ
Workship(ワークシップ)の特徴は、時給1,500円以上の高単価案件しか扱っていないことです。そのうえ報酬から引かれる手数料や追加料金などは一切発生しません。
契約が成立すればお祝い金として1万円の受け取りが可能で、最大500万円までの賠償責任保険が自動付帯されるなどサービスの利用付加価値も高いです。
首都圏の案件で多数を占めますが、リモート案件も多いので地方の方も利用できます。土日のみや週1~の案件もあり多様な働き方が可能です。
フリーランスマッチングサイト⑥エンジニアスタイル東京│各エージェントの案件を一目で
エンジニアスタイル東京は、国内にある優良エージェントの案件を一括で検索できるマッチングサイトです。2022年12月現在で191,263件の案件から仕事を探せます。
各エージェントに登録する前に、複数のサイトが保有する案件を比較・検討できるのがメリットです。案件に応募すると各エージェントとの面談に進む形となります。
「スポット案件あり」や「初フリーランス」など求める条件でエージェントを検索できるので、自分に合ったサービスを探している方にもおすすめです。
フリーランスマッチングサイト⑦CODEAL│独自基準でミスマッチ防止
ITエンジニア向けの案件を掲載するマッチングサイトのCODEAL(コデアル)。扱う案件のすべてがリモートで、そのうち8割はフルリモート案件となります。
コデアルクラスと呼ばれる独自基準を用いて、利用者のスキルを表している点が大きな特徴です。企業側もこの数値を参考に、求めている業務に対応できるかを判断します。
CODEALに対しての仲介手数料が発生しないことや、時給2,500円以上の高単価案件が揃っていることが魅力です。
フリーランスマッチングサイト⑧SOKUDAN│複業案件探しに
SOKUDANはエンジニアのほかにマーケティングや営業、CXO案件(業務や機能の責任者)を扱うマッチングサイトです。
保有する案件の特徴として週1~3稼働の仕事が多く、隙間時間で対応できる複業探しに利用できます。
案件元も上場企業からスタートアップまで、優良企業と呼ばれる会社ばかりなので安心です。成約時の手数料が必要ない点と、145件もある福利厚生サービスも魅力となります。
フリーランスマッチングサイト⑨BizOn!│経営者に出会えるアプリ
BizOn!はマッチングサイトではなく、App StoreやGoogle Playでダウンロードできるアプリとなります。
登録することで毎日5人、月にして150人の経営者を無料で紹介してもらえることが特徴です。もちろんサービスの利用料はかかりません。
2021年5月にサービス開始してから、累計マッチング数は150,000組を超えています。人脈形成や自分のスキルで営業したいフリーランスにとって、ぴったりのサービスです。
フリーランスマッチングサイト⑩Midworks│安心の福利厚生
最後に紹介するMidworksは、ほかのエージェントに追随を許さない充実した福利厚生が強みです。
賠償責任保証や健康診断優待、経理支援に経費補助など正社員にも劣らないサービスが並びます。その内容は書籍・勉強会代1万円や交通費3万円、生命保険半額負担など多彩です。
特に仕事が見つかるまでの間もお金を受け取れる給与保証サービスは、収入が不安定なフリーランスにとってうれしいものと言えます。
フリーランス向けマッチングサイト選びのポイント3つ
おすすめのフリーランス向けマッチングサイトを紹介してきましたが、自分に合っていそうなサービスが複数あって迷うという方もいるでしょう。
ここではフリーランス向けマッチングサイト選びのポイントについて紹介いたします。注目すべき内容は以下の3つです。
- 得意とする案件の内容
- 案件数
- サポート内容
ポイント①得意とする案件の内容
エージェント型のマッチングサイトには、それぞれ得意とする案件の内容があります。常駐またはリモート、しっかり稼げる週5稼働に複業向けの週2案件などです。
自分の求める働き方に強みを持つサービスを選べば、選択肢も豊富になります。逆に適していないサービスを選んでしまうと、仕事ができない期間も長くなってしまうでしょう。
ポイント②案件数
案件に求める条件が多いほど理想の仕事に出会える可能性は低くなりますが、案件数が多ければその可能性を引き上げることもできます。
案件数が多いことで発生するデメリットはなく、自分が想定していなかった案件を見つける可能性も高いです。
ポイント③サポート内容
マッチングサイトに登録することで受けられるサポートもサービスを選ぶ指針となります。
フリーランスでは個人の負担が大きくなるため、福利厚生を含めた手厚いサポートの有無は重要です。特に確定申告などの事務サポートには注目しておくべきでしょう。
フリーランス向けマッチングサイトを効果的に使うポイント5つ
最後にフリーランス向けマッチングサイトを使うにあたって、サービスを効果的に使うポイントをお伝えいたします。理解しておいてほしい内容は次のとおりです。
- ポートフォリオを用意する
- 適正な単価になっているか検討する
- 不信感のあるクライアントは断る
- スカウト機能に頼り過ぎない
- 複数のサービスを利用する
ポイント①ポートフォリオを用意する
フリーランス向けのマッチングサイトで必ず用意したいのがポートフォリオです。ポートフォリオがあることで、自分の持っているスキルを客観的に表すことができます。
ポートフォリオがないと採用する側も的確な判断ができません。たとえ案件に見合った能力を持っていてもマッチングされない可能性が高いです。
ポイント②適正な単価になっているか検討する
マッチングサイトの案件には相場よりも単価が低いものもあります。クラウドソーシング型やエージェント型などのタイプに関わらず、マッチングサイトすべてにおいて同じ傾向です。
ですから案件に応募する前に、適正な単価になっているかどうかをしっかり検討する必要があります。低い単価で仕事をしないためにも相場に関する知識を養っておきましょう。
ポイント③不信感のあるクライアントは断る
クライアントに対してコミュニケーションがとりづらいことがあるようなら、勇気を持って案件を断ることも必要です。
指示が不明確であったり度を越した要求をしてきたりと、常識外のクライアントも稀に存在します。リスクのある仕事は極力受注しないようにするべきです。
ポイント④スカウト機能に頼り過ぎない
マッチングサイトの中にはスカウト機能を備えたサービスもあります。登録された利用者の情報を公開することで、発注する側からのアプローチを待つ機能です。
アプローチが採用側からのため案件が成約する確率も非常に高いですが、継続的に案件を獲得するのは難しいと言えます。スカウトを待つだけでなく応募も積極的に行いましょう。
ポイント⑤複数のサービスを利用する
マッチングサイトの利用は複数がおすすめです。案件の比較ができるため、より良い条件の仕事を選択できるようになります。
また同じような仕事の案件を比較することで、報酬の相場を知ることも可能です。複数利用していくうちに自分に合ったサービスもわかってきます。
フリーランス向けのマッチングサイト10選まとめ
フリーランス向けのマッチングサイトには、クラウドソーシング型・エージェント型・メディアやSNS型の3タイプがあり、それぞれに特色があります。
保有する案件数やサポート内容、案件の傾向にも注目すれば、自分に合ったマッチングサイトを選択できるでしょう。
サービスの数が多すぎるという方は、記事内で紹介したおすすめのマッチングサイトから選んでみてください。
フリーランス向けのマッチングサイトをうまく利用して、効率的な案件獲得を目指しましょう。