エンジニアのスキルに自信がつくと、よりハイクラスの企業に転職をしたいと考えるのが一般的。
そこで転職先の企業として、Googleを候補にあげる人は少なくありません。。
ただ、パソコンやスマホで何かを検索するときに名前はよく目にするものの、Googleの詳しい情報はあまり知られていないようです。


これらの疑問は、今回の記事を読むことですべて解消します。
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- Googleの企業情報
- Googleに求められているエンジニア職
- Googleに転職する方法と条件
- Googleに転職するメリット・デメリット
Googleを転職先の候補にするかどうか、その判断材料に特化した情報となっています。
一流企業で働きたいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Googleとはどんな会社?企業情報をご紹介
Googleという社名は多くの方がご存知かと思いますが、具体的にどんな会社なのかを知らない人は意外にも多いです。
そこで、まずはGoogleの基本的な企業情報からご紹介します。
- 世界的な検索エンジンを運営する大企業
- インターネット、AIを使ったサービスの提供
- Googleが大事にしている「10の事実」とは
1つずつ解説していきます。
世界的な検索エンジンを運営する大企業
Googleは世界的な検索エンジンを運営している、言わずと知れた大企業です。
1日に10億以上のユーザーが、Googleの検索エンジンを利用しており、2002年には世界で最も人気のある検索エンジンに選ばれたこともあります。
Googleが多くの人に利用される理由は、世界中のウェブサイトから、ユーザーにとってより有益な情報が入手しやすいため。
Google独自のプログラムによって、ユーザーは迅速かつ簡単に欲しい情報を入手できるため、Googleの検索エンジンは世界中から選ばれているのです。
インターネット、AIを使ったサービスの提供
GoogleはインターネットやAIを使った、さまざまなサービスを提供しています。
YouTubeやGoogleマップといえば、なじみ深い人も多いのではないでしょうか。
サイト運営者にとって必須ツールともいえる、GoogleアドワーズやGoogleアナリティクスなども、Googleが提供しているサービスです。
またAIツールとして開発されたGoogleクラウドは、多くのデベロッパーにとって御用達。
高度な研究によって構成されたシステムを使用しており、問題解決に取り組むユーザーのことを強力にバックアップしてくれます。
これらのサービスやツールは、継続的にアップデートされています。
つまりユーザーは常に最新のセキュリティのもと各種サービスの利用が可能。
こういった細やかな配慮こそ、Google社の信用につながっているのです。
Googleが大事にしている「10の事実」とは
Googleは10の事実というものを掲げています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
簡単に言うと、これらはGoogleが考える「正しいこと」です。
正しいことに則ったGoogleのサービスは、一貫してユーザーファーストとなっており、高い価値を生んでいます。
Googleが求めるエンジニア職をご紹介
Googleも一般の企業と同様に、求人を募集しています。
特にエンジニア職は安定した募集がかけられているため、求人の条件を満たす人は応募することが可能です。
そこで、Googleが求めているエンジニア職がどんなものか、ご紹介します。
- 開発の中心となる「ソフトウェアエンジニア」
- 通信ネットワークを構築する「ネットワークエンジニア」
- Googleサービスを管理する「システムエンジニア」
それぞれ詳しく解説していきましょう。
開発の中心となる「ソフトウェアエンジニア」
ソフトウェアエンジニアは、Googleで広い活躍の場を与えられるエンジニア職です。
世界中にいる何十億人ものGoogleユーザーに向けた、情報アクセスや検索システムなどを開発・提供するポジションとなります。
Googleの行っている業務の中でも、特に重要なプロジェクトに携わる機会が多くなるでしょう。
通信ネットワークを構築する「ネットワークエンジニア」
ネットワークエンジニアも、通信ネットワークを構築する人材として、Googleは募集しています。
Googleが運営している事業にとって、特に重要なネットワークシステムに含め、情報システム・情報思想といった意味のアーキテクチャを開発するプロジェクトに参加することも考えられます。
高度な技術が求められるものの、やりがいを感じる現場で働くことができるでしょう。
Googleサービスを管理する「システムエンジニア」
Googleが提供している各種アプリやツールなどが、問題なく稼働していることを管理するシステムエンジニアにも、一定の需要があります。
ソフトウェアエンジニアなどと比較すると、派手な仕事は少ないものの、Googleサービスの信頼性を維持するのには不可欠な存在。
縁の下の力持ちとしてGoogleを支えることができるシステムエンジニアも、目指している人は多いです。
Googleが求めるエンジニア職の採用条件とは
エンジニアとして経験を積めば、誰でもGoogleに入社できるわけではありません。
Googleがエンジニア職に求めている条件を下記にまとめました。
- 希望する職に関連する技術分野の「学位」
- 希望する職に関連する「経験」
- 英語、中国語などの「言語力」と「コミュニケーション能力」
具体的に解説していきます。
希望する職に関連する技術分野の「学位」
Googleでエンジニア職として働くためには、希望する職に関連する技術分野の学位を求められます。
たとえばソフトウェアエンジニアだと、コンピューターサイエンスに関する技術分野の学位が求められます。
学位を持っていない場合でも、同等の実務経験があれば、採用条件を満たしたことになるようです。
学位だけでなく、エンジニアとして必要不可欠なプログラミング言語への深い知識も、重要となってくるでしょう。
希望する職に関連する「経験」
Googleに転職する場合、希望する職に関する経験が必要となります。
たとえばソフトウェアエンジニアになるために必要なのは、ユーザー向けのコンテンツを開発した経験です。
他にはコンピューターサイエンスやウェブスタックなどに関する高い知識なども、実践を通して身に付けておくと、Googleへの転職成功がより近づきます。
英語、中国語などの「言語力」と「コミュニケーション能力」
Googleでエンジニア職となるためには、英語や中国語などの言語力やコミュニケーション能力が求められます。
グローバル企業であるGoogleでは社員も多国籍。社内では共通言語である英語が使われることが多く、日本にいても英語のほうがよく耳に入ってくるとまで言われています。
Googleに入社するためには、最低でもビジネスレベルの英語力は、ほぼ必要不可欠。
英語ができなければ絶対にGoogleに入社できない、というわけではありません。ですが言語力の欠点を補うほどの超越した才能が必要となるでしょう。
Googleのエンジニア職に転職する方法とは
Googleに入社する方法をイメージできない人は多いのではないでしょうか。
そこで、のエンジニア職になるための方法をまとめました。
- Googleの公式ホームページから直接応募する
- エンジニアの転職に強いエージェントに相談する
それぞれ解説してきます。
Googleの公式ホームページから直接応募する
実務の経験値に自身がある人であれば、Googleの公式ホームページに掲載されている求人に応募する方法があります。
ただし要求される能力が高いことや、強力なライバルがいることも考えられるでしょう。
ですので、よほど優れた実績がないと、書類選考すら通過は難しいと言われています。
エンジニアの転職に強いエージェントに相談する
別の手段として、転職エージェントを経由しGoogleの求人に応募する方法があります。
- グローバル企業の取り扱いが豊富な転職エージェント
- 外資やIT分野に強い転職エージェント
ただしほとんどの転職エージェントでGoogleの求人を見かけることはありません。
求人数が限定的であることから、公式ホームページからの応募と同様、狭い門であることは覚えておきましょう。
少しでも可能性を上げるのであれは、ヘッドハンティングなどを行っている転職サービスも検討するのも手です。
Googleのエンジニア転職を成功させるポイントは「面接」!
エンジニアとしてGoogleに転職するためには、実績も重要ですが、一般企業と同じように面接も重要なポイントとなってきます。
そこでエンジニアがGoogleの面接で意識しなければならない注意点についてまとめました。
- 企業戦略である「10の事実」を理解した上で自己分析をする
- 思考力を問う独特な質問があることを意識しておく
- Googleの理念や事業内容を理解した上で熱意を伝えることも大事
- エンジニア職は実際にコードを書き議論も行う
それぞれ解説していきます。
企業戦略である「10の事実」を理解した上で自己分析をする
面接に挑む際は、Googleの掲げる企業戦略「10の事実」を理解して、自己分析をしましょう。
10の事実には、Googleの信念が多分に含まれています。
面接では、誠実な仕事ができる人材か、仕事を楽しむことができる人材かなどを、10の事実に基づいてチェックされるでしょう。
10の事実に該当するエピソードや活動履歴があると、アピールの役に立ちます。今後の活動目標などにも盛り込むことができたら、さらに効果的です。
思考力を問う独特な質問があることを意識しておく
面接で行われる質問の中には、少し変わった思考力を試すようなものがあります。
Googleで働くエンジニアには、新しい問題を解決する柔軟な発想が重要。
その能力が備わっているかを試す質問と言われています。
なぞなぞのような感覚で思考することを楽しむことができるかどうかも、評価の対象となるでしょう。
Googleの理念や事業内容を理解した上で熱意を伝えることも大事
Googleの理念や事業内容を理解したうえで、面接では「ここで働きたい」という強い熱意を伝えなければなりません。
面接では、Googleのことをどう思っているか、Googleの活動の良いところはあるか、といった質問をされることがあります。
事前にGoogleの事業内容や理念を予習しておくことはもちろん必須。ただ準備しておいた知識を回答するだけでは足りません。
面接官に伝えなくてはいけないことは、Googleのことを心の底から魅力的だと感じているという熱意。
試験官はそういった内面的な要素も、面接で評価しています。
エンジニア職は実際にコードを書き議論も行う
エンジニア職としてGoogleの面接を受けた場合、面接の場でコードを書いたり議論を行ったりすることになります。
コードのアルゴリズムなど豊富な知識を備えておくだけでなく、コーディングを説く瞬発力も見極められることになるでしょう。
いきなり問題を出されて頭が真っ白にならないように、面接までに念入りな学習と問題の練習を繰り返しておくのが大切です。
Googleのエンジニア職への転職におすすめなIT転職エージェント3選
転職エージェントを利用してGoogleへの転職をしたいと考えたエンジニアの方に、おすすめのサービスをご紹介します。
- マイナビITAGENT|スピーディーな対応が高評価
- リクルートエージェントIT|セミナーや転職フェアが高評価
- レバテックキャリア|エンジニア特化エージェント
マイナビITAGENT|スピーディーな対応が高評価
スピーディーな対応に定評があるマイナビITAGENTは、おすすめサービスの筆頭です。
アドバイザーに質問や相談をしたあと、すぐに返信があるという口コミをよく見かけます。
また、こちらがアドバイザーからの連絡を確認し忘れていると、リマインドで教えてくれる機能も優秀と言えるでしょう。
以上のことから、対応サービスに満足するユーザーが多いマイナビITAGENTは、登録しておくことをおすすめします。
リクルートエージェントIT|セミナーや転職フェアが高評価
セミナーや転職フェアなどのイベントが盛んなリクルートエージェントITも、登録しておいて損はありません。
もし面接に不安があるというならば、リクルートエージェントITの面接向上セミナーがおすすめです。
また業界の情報に特化した内容が学べる、転職フェアを高頻度で開催。これから目指す業界のことや、自分が活躍できそうな分野を探すことなどに役立ちます。
転職に役立つイベントを利用するだけでも、リクルートエージェントITは価値のあるサービスと言えるでしょう。
レバテックキャリア|エンジニア特化エージェント
レバテックキャリアも、エンジニアの転職に特化したエージェントのため登録推奨です。
取り扱っている求人はハイクラスのものが多いため、業界未経験者には少し不向き。ですがGoogleなどの大企業を目指す人にとっては希望の求人が見つかりやすいでしょう。
Google以外にもキャリアアップを期待できる求人が多いことから、実績のあるエンジニアに選ばれる転職エージェントです。
Googleに転職するメリットとは
Googleに転職するにあたって、どのようなメリットがあるか気になる人も多いのではないでしょうか。
そこでGoogleに転職した場合のメリットをご紹介します。
- 自由度が高い働き方で最先端のスキルが学べる
- 制度が充実しており、女性も働きやすい
自由度が高い働き方で最先端のスキルが学べる
Googleでは働き方の自由度が高く、またさまざまな最先端スキルに触れる機会も多いです。
Googleでは「20%ルール」という独自の制度が設けられています。
この20%ルールとは、勤務時間のうち20%を、自分の好きなことに使っていいというもの。
自分の携わっている分野以外にGoogleの最先端技術を学ぶこともできるため、スキルの幅が広がります。
エンジニア職だけでなく、営業や広告にチャレンジすることもでき、自由度の高さがうかがえます。
制度が充実しており、女性も働きやすい
Googleの制度は一般的な企業と比較して、とても充実しています。
退職貯蓄制度や死亡給付金、当然育児休業もあるので、女性にとっても働きやすい環境です。
また制度とは少し異なりますが、診療所やマッサージ施設、フィットネスセンターなども会社に完備。
健康促進や医療のサービスも、Googleは充実しています。
Googleに転職するデメリットとは
働き方の自由度が高かったり福利厚生が充実していたりと、Googleに転職するメリットは多いです。
しかしいいことばかりではなく、デメリットも存在します。
- 外資系企業なので英語ができないと苦労する
- 仕事量が多く消化するのが大変
外資系企業なので英語ができないと苦労する
外資系企業であるGoogleでは、社内の公用語はほぼ英語。
そのため英語力が低いと、コミュニケーションをとるのに苦労することになるでしょう。
ちなみに面接が英語で行われたという人もいるそうです。
社内でプレゼンテーションをする場合には、言語力だけでなく、プレゼンを魅力的に伝える能力も同時に必要とされます。英語に慣れている人でも苦戦することは珍しくありません。
プレゼンのやり方を覚えながら英語も上達させることは難しいため、英語力はエンジニアスキルと同等かそれ以上に重要なスキルとなることがあります。
仕事量が多く消化するのが大変
Googleの仕事は完全フレックス制。そのうえ残業はほとんどないので働く時間は少なく済みますが、仕事量が多く消化するためには効率的に作業を進めなければなりません。
仕事の進め方は個人の裁量にゆだねられているので、タスク管理も自分で行うことになります。
仕事をサボっても文句を言われることが少ない一方、常に結果が求められるので、実力はあっても自分に甘いという人は続けることが難しいでしょう。
まとめ
Googleは、一般企業と同じく求人を出しているので、入社することは可能です。
しかし要求される条件が厳しいことから、転職は難しいのが実情。
少しでも入社する確率を上げるのであれば、武器となる実績をつくったうえで、今回紹介した面接の対策をしておくことを推奨します。
もし入社できたなら、転職としては最高クラスの成功と言えるでしょう。
仮に入社できなかったとしても、Googleを目指して努力した成果は、必ず転職活動のプラスになります。
Googleに強い思い入れがある方は、ぜひ諦めずにチャレンジしてみてください。