ITエンジニアが転職で失敗する理由と成功させるポイントを解説

ITエンジニアが転職で失敗する理由と成功させるポイントを解説

IT業界の人気は留まることを知らず、エンジニアへの転職を目指す人も少なくありません。ですが失敗を恐れて転職活動をスタートできない人もいるでしょう。

転職して失敗だったと思いたくない
IT業界の将来性は魅力だけど、エンジニアを目指して大丈夫かな?
業種や職種に関わらず転職は人生を左右するもの、絶対に失敗したくないですよね?本記事では、ITエンジニアが転職で失敗する理由と成功させるポイントについて解説しています。

実際に転職が失敗した事例や原因を知っておけば、同じような間違いを防ぐことも可能です。「転職自体は成功したけど後悔している」といった未来を避けたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • ITエンジニアが転職で失敗する7つの理由と事例を紹介
  • 転職で失敗しやすいITエンジニアに共通する5つの特徴とは
  • ITエンジニアが転職で失敗しないための対策5つを紹介

ITエンジニアが転職で失敗する7つの理由と事例を紹介

ITエンジニアが転職で失敗する7つの理由と事例を紹介

そもそもITエンジニアに転職して失敗だったと感じるのはどのような状況でしょうか?よくある事例から推測するに次のような理由が考えられます。

  • 希望した分野の仕事に就けなかった
  • 会社の求める能力を正確に把握できていない
  • 仕事のやりがいを見つけられない
  • 能力が求められる水準に達していなかった
  • 入社前と後のギャップが大きかった
  • 年収が妥当では無かった
  • 正確な残業時間を聞いていなかった

なぜそうなってしまうのか?まずはITエンジニアが転職で失敗する7つの理由について考えてみましょう。

①希望した分野の仕事に就けなかった

希望した分野の仕事に就けなかったため、転職は失敗だったと考えてしまうパターンです。失望やモチベーションの低下を招き、さらに事態を悪化させてしまいます。未経験からの転職にも多く見られる状況です。

最初から自分の希望する仕事をまかせてもらえないことは理解できても、働き続けていくうちに不満がたまっていくことも想定できます。

この原因で転職が失敗だったとなるのは、自分の考えやスキルレベル、会社の方針などが複合的に絡まった結果です。

②会社の求める能力を正確に把握できていない

会社の求める能力を正確に把握できていないと、転職が成功しても自分の能力を発揮できず自己嫌悪に陥ってしまいます。自分の居場所がないと感じてしまうと、会社に居続けるのもつらくなってくるでしょう。

ですが会社の求める能力と自分の技術力に大きな差があったら、そもそも書類選考で落ちる可能性が高いです。この原因で転職失敗となるのは、転職前の自己分析がしっかりとできていないことに起因します。

自己分析とともに応募した企業がどんな人材を欲しているのか、深く理解することも必要です。

③仕事のやりがいを見つけられない

仕事のやりがいを見つけられないことも、転職失敗につながる要因のひとつです。未経験からの転職の場合、最初は簡単な仕事ばかりでやりがいを見つけられないというケースもあります。

希望した分野の仕事に就けなかったことから、やりがいを見つけられないという理由にもつながるでしょう。やりがいとは、自分が役に立っている・成長できているという実感です。

ですが仕事の内容によっては、簡単で地味なものもあります。やりがいをどこに、どうやって見出すのかも重要なポイントです。

④能力が求められる水準に達していなかった

先ほど会社の求める能力と自分の技術力に大きな差があったら、書類選考で落ちる可能性が高いと解説しました。ですが例外の場合もあります。ポテンシャル採用のような、将来性に期待して採用するパターンです。

能力が足りなくても研修やOJT(日々の業務中における先輩からの指導)によって、業務をこなせる力を養っていきます。能力が求められる水準に達していないとは、研修やOJTについていけないということです。

エンジニアとして働くことができずに、転職は失敗だったという結果になってしまいます。

⑤入社前と後のギャップが大きかった

「無事内定をもらって働きだしたら、入社前に感じていたイメージと大きく違った」こういった気持ちがあるせいで、転職は失敗だったと感じてしまうこともあります。

会社の雰囲気や上司の人柄などを面接だけで推し量るのは難しいです。面接で会話を交わすのは人事部や経営者側の人たちで、実際に働く現場のメンバーではありません。

お客様を迎える区画や会議室の雰囲気だけを、会社の全体像とするのも無理があるでしょう。入社前に見た部分だけで勝手なイメージを形成してしまうと、ギャップの大きさで働く意欲をなくしてしまうリスクがあります。

⑥年収が妥当では無かった

「ずっと働き続けているのに年収が上がらない」そういった状況が続くことで、転職は失敗だったと結論付けるパターンです。

年収は自身や家族の生活に直結する大切な要素、上がっていかなければ転職は失敗だったと感じるのも仕方のないことでしょう。

入社時はそれなりに納得していても、経験を積んでいく中で自分の年収イメージとかけ離れていくのはかなりつらい状況です。ただし年収が妥当なのかを、自分の判断のみで認定してしまうのは少し危険です。

なぜ上がらないのか、または上がる条件は何なのかを確認する必要があります。

⑦正確な残業時間を聞いていなかった

最後は残業に関する問題です。「聞かされていた残業時間と違う」「帰れない日がある」など、自分の思い描いていたものと違う退勤パターンが原因となるケースを指します。

あらかじめ理解しておきたいのは、ITエンジニアが比較的残業の多い職種だということ。ある程度の残業は覚悟する必要があるでしょう。

また求人票や面接から分かる残業時間は、エンジニア以外の部門を含んだ平均残業時間の可能性もあります。もうひとつ考慮したいのは閑散期と繁忙期の存在です。残業時間に波がある事業は珍しくありません。

いずれにしても表面上の数字を鵜呑みにして入社を決めてしまうと、「転職は失敗だった」という結果になりかねないということです。

転職で失敗するITエンジニアに共通する5つの特徴

転職で失敗するITエンジニアに共通する5つの特徴

ここまで転職で失敗する原因について解説してきました。次は転職で失敗するITエンジニアに共通する特徴ついて紹介いたします。

下のボックスにまとめている5つの特徴を理解しておくことで、転職で失敗する確率をさらに下げることが可能です。

  • エンジニアとしてやりたいことがない
  • 入社後の研修・OJTを信用しすぎている
  • 社内にITエンジニアの教育制度やOJTがあると思い込んでいる
  • 想像していた業務との違いにギャップを抱いている
  • 業界に対しての知識・情報が乏しい

特徴①エンジニアとしてやりたいことがない

ひとつめの共通点は「エンジニアの求人が豊富だから」「IT業界の将来性に魅力を感じて」など、主体性のない理由でエンジニアを目指してしまうことです。

エンジニアの面接では、入社して何をやりたいか・どんな価値提供ができるのかを聞かれます。つまりエンジニアとしてやりたいことが、ポイントになるということです。

エンジニアとしてやりたいことがなければ、自身のキャリアプランも描くこともできません。それどころかITエンジニアが転職で失敗する理由の多くにつながってしまう可能性があります。

やりたいことがないというのは、エンジニアを目指すうえで致命的な問題となるでしょう。

特徴②入社後の研修・OJTを信用しすぎている

業務を円滑にこなすため、社内研修やOJT制度を取り入れている企業も多いです。ですが会社は働く場所であって、基本的に人材教育の場ではありません

最低限の学習で終わり、あとは業務をこなしながらとなるでしょう。ITエンジニアが転職で失敗する理由でも解説しましたが、研修やOJTに対応できる基礎的知識がないと身動きがとれなくなってしまいます。

入社後に手取足取り教えてくれると考えているエンジニア志望者は、総じて転職失敗する人が多い傾向です。

特徴③社内にITエンジニアの教育制度やOJTがあると思い込んでいる

エンジニアになったあとの学習についていけず転職が失敗だったと考える人の中には、社内にITエンジニアの教育制度やOJTがあると思い込んでいたパターンも多いです。

未経験者でも採用してくれるということは、社内に充実した研修制度や学習システムがあるのだろうと推測できます。あくまで推測であって確定ではないことに注意です。

入社してみると教育制度やOJTがいっさいなく、業務と学習の両方が疎かになってしまったという声も聞きます。信用しすぎているのと同様、社内研修やOJT制度があると思い込むのも危険です。

特徴④想像していた業務との違いにギャップを抱いている

転職で失敗するITエンジニアに共通する特徴として、ギャップを抱えたまま業務を続けているという点もあります。業務へのギャップとは、会社からの評価と自己分析のずれが要因です。

会社からの評価を、会社の方針と言い換えることもできます。自分ではこういうことができると思っているのに、やらせてもらえない。

つまりITエンジニアが転職で失敗する理由のひとつ、「希望した分野の仕事に就けなかった」と同様の状態になります。

特徴⑤業界に対しての知識・情報が乏しい

業界に対しての知識・情報が乏しいと、入社する会社とのミスマッチを誘発します。ITエンジニアの職種は、システムエンジニアやWebエンジニアなど多種多彩です。

業種ではWeb業界やハード・ソフトウェア業界、SIerのような情報サービス業界があります。知識・情報が乏しいことで応募した企業とのミスマッチ確率が高くなり、同様に転職も失敗する可能性が高まるでしょう。

ITエンジニアが転職で失敗しないための対策5つ

ITエンジニアが転職で失敗しないための対策5つ

最後はITエンジニアが転職で失敗しないための対策についてです。「転職で失敗するITエンジニアに共通する5つの特徴」に対応する形で、次のようにまとめてみました。

  • ITエンジニアとしてやりたい仕事を具体化する
  • 業界についての理解を深める
  • 仕事で必要なスキルを事前に習得する
  • 納得のいく条件の企業で働く
  • IT転職エージェントを上手く活用する

対策①ITエンジニアとしてやりたい仕事を具体化する

最初の対策は、ITエンジニアとしてやりたい仕事を具体化するということです。漠然とエンジニアを目指すのではなく、やりたい仕事を具体化したうえで転職活動を進めます。

そうすることで転職活動の軸が決まり、効率も高まるでしょう。入社したあとのキャリアプランが明確化するメリットも生まれます。どんな形の転職であれ、まっさきにやるべきことは自己分析です。

対策②業界についての理解を深める

転職先を決定する前に、業界についての理解を深めておきます。自己分析が終わっても企業が求めることを理解できなければ、適切なマッチングは不可能です。

先に解説したとおり、IT業界・ITエンジニアの世界は細かく分かれています。押さえるべき範囲も広く、勉強しようと思わないと理解を深めることはできません。

ITエンジニアが転職で失敗する理由の根本となるのがミスマッチです。そのミスマッチを防ぐためにも、業界についての理解を深めることに注力しておいてください。

対策③仕事で必要なスキルを事前に習得する

転職するエンジニアにとっていちばん求められるのは、即戦力となるスキルです。目指すエンジニアになるために必要なスキルを習得しましょう。

転職で失敗しやすいITエンジニアに共通する5つの特徴で解説したとおり、入社後の研修をあてにするのはリスクがあります。たとえ即戦力になれなくても、業務習得の下地となる学習は必要です。

IT技術が発展する速度はすさまじいため、エンジニアとして転職が成功したあとも勉強は終わりません。事前に学習できることはすべてやっておきましょう。

対策④納得のいく企業で働く

年収や残業時間、イメージとのギャップを少しでも減らすために応募する企業の情報を調べ上げ、納得できる条件下で働くことが大切です。

求人票や転職エージェントの説明だけでなく、SNSやインターネットの口コミ情報も確認します。すべてが自分に適していて、ネガティブ面がまったくない転職先は稀です。

自分にとってマイナスだと思う面も、しっかりと納得して転職先を決めましょう。そうすることで後々転職が失敗だったとなる可能性も低くなります。

対策⑤IT転職エージェントを上手く活用する

転職成功率を上げるために活用したいのが転職エージェントです。その中でもIT業界を専門とするIT転職エージェントがおすすめです。変化が激しいIT業界の最新情報を得るのに、プロの力を借ります。

第三者目線でのマッチング評価も、自分一人で転職活動していては得られない知見です。応募書類添削や面接対策も強力なサポートと言えます。

IT転職エージェントを上手く活用して、転職失敗の可能性を下げていきましょう。

【まとめ】ITエンジニアが転職で失敗する理由と成功させるポイントを解説

【まとめ】ITエンジニアが転職で失敗する理由と成功させるポイントを解説

確かにIT業界は人材不足、エンジニア未経験でも条件さえ揃えば転職できる環境です。

ですが自己分析と情報収集を怠ってしまうと、記事内で紹介したITエンジニアが転職で失敗する事例に遭遇する確率も高くなってしまいます。

転職活動に費やすエネルギーは大きく、人生の岐路とさえ表現できる行動です。失敗しないためにも考えられる対策をすべて打って、IT業界への転職に臨んでください。