長時間勤務や納期厳守の実態から、体力的にもきついと言われるSE。これを読んでいるあなたも、なるべく早く転職したいと考えているのではありませんか?そのためにも


SEのスキルを生かせる具体的な転職先についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
- 転職に生かせるSEのスキルは?
- SEにおすすめの転職ルート3選
- SEにおすすめしたい転職エージェント8選
最初に読みたい!おすすめIT転職エージェント・IT転職サイトランキング
初めてIT転職エージェントを利用する方・IT転職エージェント選びで失敗したくない方はこちらの記事がおすすめ。
今回は総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代や業種ごとに活用していきたいIT転職エージェントについても細かく解説していきますので、転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
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転職に生かせるSEのスキルは?
転職を成功させるポイントのひとつは、前職で培ったスキルを生かすことです。開発工程のすべてに関わる可能性のあるSEには、プログラミング能力以外にも転職で役立つスキルがあります。
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- PCスキル
SEを続けることで得られるスキルは、他業種においても重宝される能力です。ひとつずつ解説していきます。
マネジメント能力
開発工程は個人ではなく、チームで行うものです。プログラマーの進捗管理もSEの仕事、マネジメント能力はあらかじめ備えておきたい資質となります。
スムーズな連携を取るためには、自分で管理するチーム以外にも目を向ける必要もあるでしょう。そのような環境で磨かれたマネジメント能力は、転職の際にも強力な武器となります。
コミュニケーション能力
クライアントとやり取りをするSEには、ある程度のコミュニケーション能力も必須となります。クライアントの要望を聞き出すだけでなく、開発チームの円滑な運用にも良いコミュニケーションが必要です。
開発の初期段階から完成にいたるまで、コミュニケーション能力を発揮する場面は無限にあります。他業種においても、コミュニケーション能力の有用性は言うまでもないでしょう。こちらも転職に生かせるスキルです。
PCスキル
最後に解説するのはPCスキルについて。プログラマーからSEになる人も多い中、PC作業の練度は一般の人とは比べ物にならないでしょう。
PCを扱わないという職場は非常に限られるでしょうから、PCスキルだけでも十分アピールポイントになります。
付随するプログラミング能力も評価される可能性があるので、転職に生かさないという選択肢はありません。
SEにおすすめの転職ルート①SEのまま
転職に生かせるスキルについて理解したところで、SEにおすすめの具体的な転職ルートについても解説していきます。まずはSEという仕事の範囲内で、自分が希望する環境へ転職を目指すパターンです。
このルートでの主な転職パターンは3つあります。
- 大手SIerのSEを目指す
- 社内SEを目指す
- フリーランスSEを目指す
大手SIerのSEを目指す
大手SIerのSEではマネジメントが主な業務となり、設計や開発は下請けに発注するパターンが多いです。これまでの環境が開発メインで、プログラミングまで担当していた人にはかなり魅力的に映るでしょう。
また大手SIerでは年収アップにも期待できます。中小企業SIerよりも100~300万円高いと言われ、社内の評価基準も明確です。行った仕事に対して正当な報酬が支払われるため、やりがいもあるでしょう。
規模の大きいプロジェクトに関わるチャンスもあり、最新技術の情報が入りやすいというメリットもあります。
社内SEを目指す
社内SEとは自社のシステム開発および運用を担う職種です。企業によっては開発を外部に委託し、運用保守・ヘルプサポートを主な業務とする場合もあります。
客先常駐とは違いプロジェクトごとに変わる勤務先や、携わる技術変化に対しての苦労がない点でおすすめです。平均年収は約496万円でSEとあまり変わりませんが、企業ごとの業務内容により金額も上下します。
残業も比較的短いので、仕事とプライベートの調整もやりやすいでしょう。
フリーランスSEを目指す
最後はフリーランスを目指すという選択です。客先に出向しても会社所属とはならないため、飲み会といったイベントも断りやすくなります。
過度な人間関係を構築する必要がないので、対人ストレスを抱えやすい人にとってはおすすめです。平均年収は約700万円以上と高い傾向にありますが、持っているスキルによって年収の幅が広くなります。
営業の必要性や税金関係の手続きなど、いくつかのデメリットがある点は注意です。
SEにおすすめの転職ルート②SEから別のIT職種へ
次に紹介するSEの転職おすすめルートは、別のIT職種を目指す道です。SEでの経験は、ほかのIT職種にも存分に生かせます。働く環境や平均年収も考慮して、SEの転職におすすめする職種は次の4つです。
- webエンジニアへ転職
- セールスエンジニアへ転職
- ITコンサルタントへ転職
- インフラエンジニアへ転職
webエンジニアへ転職
webエンジニアはweb上で閲覧できるサイトの設計・構築を担当し、プログラミングやコーティングを行う仕事です。担当する部分によって「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分かれます。
作成するシステムがweb系統に特化しているという以外は似たような業務に携わるため、SEの経験が生きるのは間違いないでしょう。
webエンジニアの平均年収は約573万円、日本人の平均年収と比較してもかなり高水準です。より多くPCに向き合いたい人におすすめとなります。
セールスエンジニアへ転職
セールスエンジニアを簡単に説明すると、エンジニアの知識を持つ営業です。製品を販売する際には、専門的知識を生かして顧客に納得のいく説明をします。
商品の特徴から操作方法まで解説、納品後のトラブルにも対処するのが仕事です。SEとして積み重ねた幅広い知識とコミュニケーション能力が、セールスエンジニアとしての強みにつながります。
セールスエンジニアの平均年収は約509万円、SEよりは若干高い傾向ですが地域差もあるようです。
ITコンサルタントへ転職
ITコンサルタントの仕事は問題提起と解決のために必要なシステム提案です。最初に企業からヒアリングを行い、解決すべき課題を浮かび上がらせます。それから問題解決のために最適なシステムの提案を行う流れです。
システムの開発や導入後のフォローは業務外となります。こちらもSEの経験があることで、より具体的で質の高い提案が可能となる転職におすすめの職種です。
ITコンサルタントの平均年収は約656万円、努力すればかなりの年収アップが見込めます。
インフラエンジニアへ転職
最後におすすめするのはインフラエンジニアへの転職です。サーバーやネットワーク、データベースなどのインフラ部分を担当するエンジニアとなります。
インフラエンジニアはSEの一部でもあるので、仕事内容はほぼ一緒です。SEはITシステム全般の構築に関わりますが、インフラエンジニアはインフラ部分のみとなるので別職種としました。
インフラエンジニアの平均年収は約539万円、ただしサーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった細かい区分になると差も出てくるので注意しておきましょう。
SEにおすすめの転職ルート③SEから別職種へ
最後におすすめするルートは、SEとはまったく違う職種を目指すパターンです。SEのスキルを生かせる代表的なものとして「営業職」と「事務職」の2つを紹介します。
営業職
営業職に必要なスキルとしてコミュニケーション能力以外に、顧客の問題を発見・解決に導くヒアリング力や計画的・効率的に動くための時間コントロール力が挙げられます。
いずれもSEに適性のある人材に備わっている能力ですので、どんな業界の営業職でも十分に活躍できるでしょう。
年収は転職する業界によって違うので一概には比較できませんが、総じてSEより低くなる可能性が高いです。
事務職
事務職でPCを使うことが当たり前となった現代では、高いPCスキルも強いアピールポイントとなります。資料作成やデータ入力などの作業はすべてPCで行うため、SEでの運用経験が役に立つでしょう。
事務職でありながら専門的な知識を持って自社サイトの運用や保守を担うこともあります。年収はSEより下がりますが、体力的・精神的負担の軽減も期待できるでしょう。
SEにおすすめしたい転職エージェント8選
ここからはSEにおすすめしたい転職エージェント8選を紹介していきます。それぞれに強みがありますので、自分の希望する転職先に合ったエージェントをチェックしてみてください。
リクルートエージェントIT│求人数トップクラス
運営会社 |
株式会社リクルート |
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対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 54,182件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 63,728件(2022年5月20日時点) |
リクルートエージェントITは求人数が業界トップクラスのIT専門サイト。非公開求人も含めて、他の追随を許さない圧倒的な求人数が魅力です。
webエンジニアや社内SE、セールスエンジニアなどの幅広い職種で検索できます。長年積み上げてきたデータによる、信頼性の高い書類・面接サポートも大きな特徴です。
ただしwebエンジニア専門のコンサルタントが付いてくれるのは主要拠点のみとなります。IT特化した転職エージェントと併用して、求人の取りこぼしを防ぐ使い方がおすすめです。
dodaエンジニアIT│SEの転職ならこちら
運営会社 |
パーソルキャリア株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 37,534件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 不明 |
SEの転職ならdodaエンジニアITは外せません。職種・言語・フレームワークなど、エンジニアに限定した細かな検索条件で求人が閲覧できます。
担当者が付く転職エージェント、自分で検索・応募する転職サイトと2つの利用方法から選べるのが特徴です。
企業側からもオファーが来る点や使いやすさも考慮すると、SEの転職におすすめのエージェントと言わざるを得ません。
約500~600万円の年収を想定する求人が多い印象なので、年収アップが狙いだと条件に合わない可能性もあります。
レバテックフリーランス│フリーランスを目指すなら
運営会社 |
レバテック株式会社 |
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対応地域 | 関東、東海、関西、九州の主要都市 |
公開求人数 | 2,201件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 35,469件(2022年5月20日時点) |
フリーランスがぶつかる壁のひとつ、案件探しをプロが代行してくれるエージェントサービスです。
キャリアカウンセラーのヒアリング後に案件を提案、日程調整や単価交渉なども代行、案件に参画したあとの適時フォローも欠かしません。継続して提案を行ってくれるため、安定収入にもつながります。
フリーランス専門15年の実績をもとに「フリーランス登録者数No.1」「フリーランスエージェント業界認知度No.1」を獲得、フリーランスでのSEを目指すならチェックせざるを得ないサービスでしょう。
社内SE転職ナビ│社内SEを目指すなら
運営会社 |
アイムファクトリー株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 6,500件(サイト掲載情報) |
非公開求人数 | 公開求人数に含むが情報は登録しないと閲覧できない |
SEが希望する転職先として必ず挙がる「社内SE」、その社内SEに特化した転職エージェントが社内SE転職ナビとなります。社内SEの求人紹介が1人あたり7.3社という高い提案率が魅力です。
「転職すると確定していないが、社内SEについて情報収集したい」といった方向けのカジュアル面談も高評価を受けています。
客先常駐を嫌がるSEが選ぶ転職エージェントの選択肢のひとつとして、利用者のニーズを満たし続ける信頼性の高い転職エージェントです。
マイナビIT AGENT│webエンジニアを目指すなら
運営会社 |
株式会社マイナビ |
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対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 37,060件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 34,786件(2022年5月20日時点) |
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する、知名度の高い転職エージェントです。IT業界の深い知識を持つキャリアアドバイザーが、利用者を完全サポート。
応募書類の添削や面接対策もしっかりと対応してくれます。webエンジニアへの転職として利用するのにおすすめな理由は、ずばり「非公開求人」です。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、ほかでは取り扱いのないマイナビ独自の案件で多数を占めています。webエンジニアで質の高い求人を探すなら、マイナビIT AGENTの登録もしておきましょう。
ワークポート│ITコンサルタントを目指すなら
運営会社 |
株式会社ワークポート |
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対応地域 | 全国(関東が大多数) |
公開求人数 | 23,480件※ITエンジニアのみの数(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 不明 |
ワークポートは総合型の転職エージェントですが、IT専門として積み重ねた経験と実績により、今でも業界に太いパイプを持っています。IT・web業界では大手総合型エージェントよりも強いとの評判です。
ワークポートが保有する求人の約70%以上は非公開求人であり、かつ他社で掲載されない独自案件とされています。ITコンサルタントにおいても、魅力ある求人に出会える可能性が高いでしょう。
さらにワークポートは未経験者向けの求人が多く、的確で手厚いサポートにも期待できます。SEの経験だけを武器とした転職が不安な方にも、ワークポートはおすすめです。
パソナキャリア│セールスエンジニアを目指すなら
運営会社 |
株式会社パソナ |
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対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 39,372件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 公開求人数に含むが情報は登録しないと閲覧できない |
パソナキャリアの特徴は、リクルーティングアドバイザーと転職コンサルタントによる高いマッチング力です。
リクルーティングアドバイザーが企業側のニーズを把握、転職コンサルタントが利用者の強みや転職の軸となるポイントを導き出します。
セールスエンジニアへ転職としておすすめとした理由は、ほかにないマッチング力と調査時点でのセールスエンジニア求人数が多かったことです。
IT特化ではありませんが4年連続お客様満足度No.1というデータから見ても、安心して利用できる転職エージェントだと言えます。
レバテックキャリア│インフラエンジニアを目指すなら
運営会社 |
レバテック株式会社 |
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対応地域 | 全国(拠点がある首都圏・関西圏・福岡が大多数) |
公開求人数 | 16,242件(2022年5月20日時点) |
非公開求人数 | 不明 |
レバテックキャリアはエンジニア特化の転職エージェントとして、業界に広く認知されています。技術と市場、両方に詳しいアドバイザーによる丁寧なサポートが強みです。
初回提案による内定率90%という数値は、高いマッチング力も表しています。エンジニア全般の求人が多く、インフラエンジニアの案件も豊富です。
特化型と比べると求人数は減りますが、社内SEやITコンサルタントの案件も保有しています。
エンジニア関連の職種を目指すなら、インフラエンジニアに関わらずともチェックしておいて損のない転職エージェントです。
SEにおすすめしたい転職先まとめ
SEでの実績や経験は、他業種の転職にも強く有利に働きます。転職先に求める条件を明確にして自己分析をしっかり行えば、けっして難しいとは言えないでしょう。
SEで得たスキルのおかげで、選択肢もひとつではありません。じっくりと考えて進む方向を決定しましょう。
この記事で紹介したSEにおすすめの転職エージェントも利用して、自分の要望どおりの転職を成功させてください。