SEはブラックと言われる9つの理由!やばいIT企業の見分け方も紹介

SEはブラックと言われる9つの理由!やばいIT企業の見分け方も紹介

システムエンジニアはブラックだと言われていますが、本当のことなのか気になりませんか?

システムエンジニアがブラックだと言われる理由を知りたい
本当にブラックならシステムエンジニアを目指すのは止めたい
システムエンジニアがブラックだと聞くと、こういった疑問も浮かんでしまうのではないでしょうか?

本記事ではSEがブラックと言われる9つの理由について解説しています。システムエンジニアがブラックだと言われる理由は、企業の労働環境によるところも大きいです。

記事の後半部分には、やばいIT企業を避ける方法についても完全解説しています。

システムエンジニアを目指している方にとっては特に有益な情報となるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • システムエンジニアがブラックだと言われる理由
  • システムエンジニアとしてブラック企業を見分けるポイント
  • ホワイト企業に転職するためのポイント

目次

IT業界は多重下請け構造のためSEの業務はブラックになりやすい

IT業界は多重下請け構造のためSEの業務はブラックになりやすい

IT業界はゼネコンのような多重下請け構造が常態化しています。下層にいくほど中間手数料が多く取られるため、比例して受注額も低下していくのが現状です。

受注額が低ければエンジニアへの報酬も安くなりますが、案件元に対する納期は守る必要があります。

そういった企業で働くシステムエンジニアは低報酬で働き続けることになるため、当然ながらブラックと感じやすい傾向です。

システムエンジニアがブラックだと言われる9つの理由

システムエンジニアがブラックだと言われる9つの理由

ここからはシステムエンジニアがブラックだと言われる所以について、細かく解説していきます。以下のボックスはブラックだと言われる理由をまとめたものです。

  • 残業時間が多い
  • 会社の体制が変わりづらい
  • 仕事量と給料が見合っていない
  • 休みが取りづらい
  • 納期のスケジュールがタイト
  • 現場のことを分かっていない上司が多い
  • 急な機能追加・仕様変更が多い
  • 24時間クライアント対応が必要
  • 労働組合が無く外部のチェックが入らない

内容を見てもらえれば分かりますがシステムエンジニアの業務より、所属する企業による問題のほうが大きいです。

SEがブラックな理由①残業時間が多い

よく言われるのは、システムエンジニアは残業時間が多いからブラックというものです。

システム開発においてトラブルによるスケジュール遅延はつきものですが、納期厳守を求められる現場でもあります。

納期対応のためには残業で作業時間を確保するしかないため、システムエンジニアの残業も多くなってしまう傾向です。

SEがブラックな理由②会社の体制が変わりづらい

多くのシステムエンジニアが残業を経験しつつ、激務をこなしているのが現状です。

そのような環境が会社の体制として定着してしまっていることも、ブラック化のイメージにつながっています。

システムエンジニアの平均年齢が若いこともあり、多少の無理ができてしまう点も原因のひとつです。

大勢のエンジニアが問題無く働いているように見えてしまっては、会社側が問題改善に動くこともありません。

SEがブラックな理由③仕事量と給料が見合っていない

プレッシャーの多い激務で残業も多いため、給料が見合っていないと感じる人も多いです。

業務内容は別として、同じ稼働時間でも案件元から遠いほど給料が安いのは事実と言えます。

残業に関しては、実際に働いた分の給料が支払われていない(いわゆるサービス残業)という実態も見られます。

こういった部分を背景とした、仕事量と給料が見合っていない点をブラックだと指摘する人も多いです。

SEがブラックな理由④休みが取りづらい

システムエンジニアは休みが取りづらいというのもブラックだと言われる理由です。

年齢が若いため無理をしてでも働けるエンジニアが多いと、自然に休みづらい風潮が生まれてしまいます。

加えてプロジェクト進行中は、それぞれのエンジニアで担当する部分が決まっているため、まわりへの影響を考えると簡単に休むことはできません。

また技術力の高いシステムエンジニアほど属人化しやすい傾向も休みづらさにつながっています。

SEがブラックな理由⑤納期のスケジュールがタイト

きっちりとした計画ができておらず、納期だけはっきりさせてプロジェクトがスタートするのは、システム開発の現場においてけっして珍しくない事象です。

この事象に業界の下請け構造が関わってくると、ブラックと言われる要因が発生します。

スケジュールに遅れが出ると後工程になるほど作業時間が圧迫されるため、下請け下層のエンジニアが受けるプレッシャーはかなりのものです。

納期のスケジュールがタイトになりやすいのも、システムエンジニアがブラックと言われる所以です。

SEがブラックな理由⑥現場のことを分かっていない上司が多い

きっちりとした計画を立てられない原因のひとつとして、現場のことを分かっていない上司の多さが挙げられます。

作業内容や仕事量、各エンジニアの能力を把握できない上司だと精度の高い計画を立てることは無理でしょう。

ずさんな計画のもとでは良質なシステムを提供できずに、納品後もバグの対処や修正作業などに追われることになります。

タイトなスケジュールというブラックな要因をさらに誘発するとして挙げられる項目です。

SEがブラックな理由⑦急な機能追加・仕様変更が多い

機能追加の急な要望や仕様変更も、クライアントの意向なら従わなければなりません。納期の変更が認められることは少ないため、スケジュール内での対応が必要です。

こういった事例は開発現場においてよくある話で、プロジェクト管理者が無計画に承諾してしまうとエンジニアにかかる負担は増大することになります。

残業や休日出勤の増加につながる点から、ブラックと言われる理由に挙げられる傾向です。

SEがブラックな理由⑧24時間クライアント対応が必要

開発を担当したシステムが24時間稼働するようなものだと、トラブル発生の可能性も24時間になります。

トラブルが発生して元請けに連絡がいったとしても、実際の業務にあたったシステムエンジニアしか対応できないことがほとんどです。

開発したシステムにもよりますが、24時間いつでもクライアント対応が必要な点もブラックな要素のひとつと言われています。

SEがブラックな理由⑨労働組合が無く外部のチェックが入らない

大手以外の企業や少数精鋭のベンチャーには労働組合が存在しないケースもあります。

その場合は残業時間の超過や賃金の未払いチェックが入る機会も無く、たとえブラックと呼ばれる環境に陥ってもそれを是正する力がありません。

システムエンジニア個人で対抗するには無理があるので、ブラックな環境のまま泣き寝入りする形になります。

SEの転職でブラック企業を見分けるポイント

SEの転職でブラック企業を見分けるポイント

労働環境の改善が進んでいるIT業界ですが、ブラック企業すべてが根絶されたとは言い難い状況です。

見分ける力を持っていないと、入社してしばらくたった後にブラック企業だったと気づく事態もありえます。

システムエンジニアの転職においてブラック企業を見分けるには以下のポイントに注意しましょう。

  • みなし残業時間がある会社
  • 社員の平均年齢が若すぎる
  • 客先常駐での業務内容
  • 3次請け以降の下請け企業
  • 求人の募集人数が会社規模に対して多い

ブラック企業の見分け方①みなし残業時間がある会社

あらかじめ一定時間の残業代を含んだ給料を支払うことをみなし残業と言います。
みなし残業自体は従業員にもメリットのある制度ですが、次のようなケースには注意が必要です。

みなし残業時間を超えた分の賃金が支払われない・みなし残業時間に達するまでの残業が強制・休日出勤分をみなし残業に含める、これらはすべて違法となる可能性があります。

みなし残業時間に関する詳細をしっかりと確認することが大切です。

ブラック企業の見分け方②社員の平均年齢が若すぎる

社員の平均年齢が若いということは、人材の定着率が低いということです。ある程度経験を積むと転職して人が去っていく、ベテランのいない劣悪な労働環境が予想されます。

求人サイトを使って常に人を募集し、人材の入れ替わりが激しい企業には注意が必要です。

若手を登用するベンチャーやスタートアップ企業だと社員の平均年齢も若くなる傾向ですが、この点は企業研究によって見分けることが可能でしょう。

ブラック企業の見分け方③客先常駐での業務内容

エンジニアにとって客先常駐がブラックとなるのは、常駐先でスキルアップが望めないケースです。

スキルを得られないまま年齢を重ねてしまうと、転職して抜け出すことさえ困難になっていきます。

こういった企業は下請け下層であることも多いので、頑張って働き続けても期待するほど年収は上がりません。

未経験の人材をひとりだけで客先に放り込むような企業もブラックであることは間違いないので、そのような事例を目撃したらなるべく早く転職するべきです。

ブラック企業の見分け方④3次請け以降の下請け企業

記事の最初でIT業界は多重下請け構造のため、システムエンジニアの業務はブラックになりやすいと述べました。

多重下請け構造の下層にいくほどブラックな環境である可能性も上がっていきます。

利益が少なくスケジュールの遅れが負担となりやすい3次請け以降の下請け企業では、低年収・短納期・激務になりがちです。

特にやりたい業務が無いのなら、直請け案件の多い企業がシステムエンジニアにとって理想の転職先となります。

ブラック企業の見分け方⑤求人の募集人数が会社規模に対して多い

求人の募集人数が多いのは、辞めていく人材を最初から考慮している可能性があります。

人が定着しないブラック企業は人材不足に悩まされていることが多いため、常に求人広告を出し人材も多めの確保を目指すことがほとんどです。

募集人数の多い企業すべてがブラックとはなりませんが、どういった企業かは精査する必要があるでしょう。

SEがホワイト企業に転職するためのポイント

SEがホワイト企業に転職するためのポイント

ここからはシステムエンジニアがホワイト企業に転職するためのポイントについて解説していきます。

ブラック企業と違ってホワイト企業の定義は人それぞれです。給料が少なくてもやりたい仕事ができていれば、ホワイトだと感じるエンジニアもいます。

そのような中でもシステムエンジニアにとって一般的なホワイト企業の認識は、残業やスキルアップに関するものと言えるでしょう。

その点を踏まえると以下のポイントについて押さえておくのがおすすめとなります。

  • 平均残業時間を確認する
  • 上流工程を担う企業に転職する
  • IT転職エージェントにキャリア相談をする

平均残業時間を確認する

残業が多くなりやすいシステムエンジニアにとって、労働時間のチェックは必要不可欠です。

厚生労働省のデータによるとシステムエンジニアの平均残業時間は16時間となっています。これを参考にすると月平均の残業が20時間以下となる企業はホワイトと言えるでしょう。

加えて週休2日が厳守されていることも条件のひとつです。ただし会社全体の平均残業時間には、開発部門以外のデータも含まれていることに注意しましょう。

配属された開発部門だけ残業が突出しているというケースもあるからです。

上流工程を担う企業に転職する

上流工程を担う企業は大手であることが多いので、年収面で見るとホワイトだと推測できます。

大手なら教育制度が整っていることも多いため、スキルアップを望む人もホワイトな環境だと感じやすいです。

さまざまなキャリアパスが用意されている点と、会社としての安定度が高いこともホワイトと言える要因でしょう。

IT転職エージェントにキャリア相談をする

自分にとってのホワイト企業を探すのに、もっとも有効的なのが転職エージェントの利用です。

システムエンジニアならIT業界に特化したエージェントに登録しましょう。ひとりの活動では入手できない情報を参考に、目的となる企業を探すことができます。

ホワイト企業を探すだけでなく希望するキャリアを歩むためにも、IT転職エージェントへの相談はおすすめです。

システムエンジニアはブラックなのか?に関する質問

システムエンジニアはブラックなのか?に関する質問

最後に「システムエンジニアはブラックなのか?」に関する2つの質問について回答しておきます。

これまでの内容をまとめた形になりますので、復習のような意味合いで読んでみてください。

システムエンジニアはやめとけと言われるのはなぜ?

いちばん理由として挙がりやすいのが、残業の多さや給料が割に合わない点です。スキルアップできるとは限らないからと言われる場合もあります。

ですがこれらは所属している企業の問題も大きいと言えるでしょう。システムエンジニアはやめとけではなく、ブラック企業はやめとけがより実態に近いです。

IT業界はブラックしかないのでしょうか?

ブラックと呼ばれるのは一部の企業だけで、業界全体がブラックというわけではないです。ワークバランスに配慮した開発企業も少なからず存在します。

システムエンジニアの悪いイメージ=IT業界という不正確な図式がブラックしかないと思われる原因のひとつです。

ポイントを押さえておけばブラック企業を見分けることは可能ですので、転職活動前までに頭に入れておきましょう。

【まとめ】システムエンジニアがブラックと言われる9つの理由!

【まとめ】システムエンジニアがブラックと言われる9つの理由!

システムエンジニアがブラックと言われる理由のほとんどは、所属する企業が多重構造のどのポジションに位置するのかに関係します。

ポジションが下に降りていくほど、ブラックと言われる理由が当てはまっていくことになるでしょう。

システムエンジニアの働き方は着実に改善へと進んではいますが、中小規模すべての企業にまで及んでいないことは事実です。

システムエンジニアがブラックと言われる理由の本質を理解しておけば、後悔するような状況を極力避けることも可能になるでしょう。