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CODEAL(コデアル) TALK SESSION Vol.2

コデアル株式会社の愛宕社長が高校生・大学生に向けてアプリを作るということについて語りました。

10月13日土曜日、東京。丸の内パークビルディングにてCODEAL TALK SESSION Vol.2~コデアルの社長と、これからのプログラミング学習の話をしよう~にいってきました

登壇者は、コデアル株式会社 代表取締役社長である愛宕翔太さん。

コデアルプログラミングスクールの開校に合わせて開催された当イベントは、参加者をスクールの受講対象者である学生に限定して行われた。 イベントは参加者に対しての愛宕さんからの質問で幕を開けた。

  • 「どのようなアプリを作りたいか」
  • 「そのアプリで何をしたいのか」
  • 「誰にそのアプリを届けたいのか」

これは、漠然とした作りたいイメージを具体的にフォーカスするためのものである。 そして、そのアイデアを受けて愛宕さんは参加者の作りたいアプリに必要なアドバイスをしていく。

たとえば、

  • 「プログラミング言語の選択をどうするか」
  • 「開発環境が整っているか」

これらは、アプリ開発を経験したことのない人では、なかなかイメージが難しい。

アプリを作りたいという人のほとんどは企画することで満足して終わってしまうからである。そのため、企画の先にある実装部分にまで質問内容をフォーカスしていくことで、参加者と作りたいアプリのイメージを具体的に固めていくことが必要になってくる。

参加者のアプリアイデアの一つに、『紙の代わりに手書きで化学式のメモができるiPadアプリ』というものがあった。発言してくれた学生は大学での授業中、板書を取っているときにこんなアプリがあったらいいなと前々から考えていたという。

既に知っている方も多いと思うが、“GoodNotes”など、そういった手書きメモアプリはリリースされている。

しかし、その学生は理系の大学に通っていて、普段受けている授業の板書には、頻繁に化学構造式がでてくるため既存の手書きメモアプリだとノートを取るのがかなり面倒で、大変なのだという。

そこで、自分の使用目的に合わせた“理系学生のための手書きアプリ”があったらいいなと思ったのだという。

この方のように『既存のアプリに満足できないからオリジナルのアプリを作りたい』、という人はかなり増えてきている様に思う。

学生を中心にスマートフォンが普及して日常的にアプリを使うようになってきた今、誰かのために作るというよりは『まずは、自分が使ってみたいものを作りたい』という人が増えているのかもしれない。

またイベント参加者の中には高校生の方もいて、その人は大学には進学せずに起業を考えているという。このように大学受験よりもアプリ開発に情熱を注ぐような人材が若い世代で出てきていることに、とても驚かされた。

中高生のうちからスマートフォンを持つのが当たり前になり、アプリを日常的に使う世代が、プログラミングを学びたいと思うのは自然な流れともいえる。

現在活躍しているスーパーエンジニアの多くは、小学生、中学生のころから趣味でプログラミングをしていた人である。

こうした若者がどんどん増えていった先には、日本の将来はアプリエンジニア大国になっているかもしれない、という可能性がある。そう考えると、ワクワクせずにはいられない。

Google  や Apple などに開発プラットフォームの面では、遅れを取っている日本だが、最近、学生の中でも有望な開発者も増えてきている。

『プログラミングができるようになれば、面白いアイデアを考えるだけで何十、何百人の人たちに自分の作ったアプリ使ってもらえるかもしれない。』

イベント参加者の話を聞いていると、そんな想いが学生ら若い世代をアプリ開発に駆り立てているようだった。

(取材・文/佐藤 雄紀)

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