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ソーシャルメディア、アプリ製作に興味のある学生必見! ガイアックス株式会社星野さんインタビュー

1.長期のインターンになぜ入りたいと思ったのですか?

高校3年生の時から起業したいと考えていたのですが、それがきっかけでインターンをする決意をしました。起業するには何をすべきかということを、高校3年生のころから考えていて、インターネット好きだった事、初期費用が掛からない事で、起業のハードルが高くないITに関連した事業を立ち上げようと考えていました。
そのために、大学2年生の頃に別の企業で行っていたインターンに参加していたのですが、そこで問題がありました。当時営業系の企業でインターンをしましたが、プログラミングについての知識がないとエンジニアの人たちとしゃべれない、そもそものサービスがどういったものなのかもしっかりと理解することができない、という問題が起こったのです。
それでは困るということで、エンジニアとも会話ができるようにまずは独学でプログラミングを学ぶことにしました。ですが1人でやるには効率も悪く、これはやはり飛び込んで専門の人達から学んだほうが早いな、ということでプログラミングを学ぶためにガイアックスへインターンへ行きました。

2.起業したい、というのはどういったところからきているのでしょうか?

父の影響が大きかったです。父親が、会社から起業関係の、経営層に教えるような内容を教わっていて、それを私に伝えてくれていたのですね。その当時の走りだと、堀江貴文さんや松田公太さんの話を聞くようになって、そちらのほうが人生楽しそうだなと思うようになりました。

3.独学でプログラミングをやっていた時には、どのように学習していましたか?

サンプルコードを写していただけですね。よくわけのわからないものを書いているのがかっこいい、何かわからないけど自分が打ったものが画面に映っている、というだけで満足していました(笑)。ですが学習していく中で、「実際にこれをCookieに入れます」というようなことが本に書いてあって、Cookieって何だろう?というような疑問がどんどん出てきたんですね。それをやっている理由が裏にいろいろあるのですけれども、その裏の意図がわからないことが大変でした。なぜ保存する必要があるのかとか、なぜ?が積み重なっていって、これは間違いかな?ということもわからなくて困っていました。

4.独学ではどのくらいの期間プログラミングをやっていましたか?

2、3か月程やっていました。あまり速度がでないため、インターンに入ることを決意しました。大学2年の頃に別のインターンをやっていたので、入ってからどのくらいの速度でできるかがある程度わかっていたことも大きかったですね。すぐにそちらに切り替えました。

5.ガイアックスでの開発インターンに対する印象はどうでしたか?

これは私だけかもしれませんが、まず一番大きかったのはプレッシャーでした。この期間までにこれを作らなければ、というプレッシャーがあります。しかもインターンをしている、受け入れてもらっている、という前提があるので、何とか結果を出さないとと思っていました。そこでトライアンドエラーを何度も繰り返して、という形でやっていました。また、インターンとして入ると、途中途中に社員の方にアドバイスを受けられるので、自分のやっていることが間違っていても直してもらえて、そこから軌道修正してできるというのがいいなと思っていました。

6.何か具体的なエピソードがあれば教えてください。

例えば、RubyとHTML,css,JavaScriptでやったのですが、クライアントサイドで、cssとJavaScriptが必要っていうところがわからなかったので、ざっくり簡単なウェブアプリだとこういうものがあるから、使う使わないにしろ調べておかないとね、といったことを教えてもらっていました。
初めてそこでそういったツールが例としてあることを知ることができました。他には、仮想環境でやったのですが、環境を用意する、という意味も分かっていなかったので、ウェブアプリの世界がこういうところから始まるんだよ、と伝えてもらえて、そこに飛び込んでいけたのはよかったです。

7.インターンから入社後まで含めて、どの程度のプロジェクトをやられてきたのですか?

インターンで4つ、入社してから3つ目に取り掛かっているところです。基本的にはずっとサーバーサイドをやっています。サーバーサイドをやっていれば、自然とJavaScriptとかcssとか触らないとダメなので、いろいろと経験しながら覚えられるのは良いですね。また、業務で出すということで、セキュリティでしたり、アクセスログでどこを許すとか、お客様に出していいサービスを作るためのコードを書くことも意識してやってきました。

8.業務をやっていて苦労したことや、楽しい経験はありますか?

入社して初めてのプロジェクトがPerlとJavaScriptでの業務で、ほとんど経験がない状態でスタートしたことが大変でした。もともとエンジニア研修がインターンの頃からあって、そこではPerlを元に学習していたのですが、さすがにいきなりお客様にサービスとして提供するレベルでアウトプットを出すのはきつかったです。
それでどうしたかというと、基本的にはコードを書くしかなかったですね。私が入った時には多少プロジェクトが進んでいたので、そこでコードを読んで、コーディング規約だったりですとか、あとはPerlのCPANモジュールですとか、誰が書いたコードを主に見てやっているかを聞いて、このチームではこういった風に進めていたいのだろうな、と考えて書いていました。
楽しい経験としては、自分の好きな言語での開発が少しづつできるようになってきたことでしょうか。私はRubyで開発することが好きなのですが、新規の案件内容によっては、私がRubyでやりたいと言うと、それでやってみようという雰囲気に先輩がしてくれることもあります。
ガイアックスでは、メインの開発言語がPerlで6,7割がこの言語を使って仕事をします。あとはPHPが少しですね。実はRubyでの開発はほとんどありません。私が所属したのは、社内でもトップレベルのPerlのチームだったので、Perlはかけて当たり前だよね、という雰囲気でした。ですので、新しい言語でもやってみよう、という感じで仕事をすることができました。

9.星野さん以外の方で、文系、未経験でやられている方はいますか?

(人事の方より)
新卒の文系だと、ほとんど未経験のようなものだと思います。理系だけれど、授業でやっていただけ、という方もいますし、すごくやっていたという人もいます。新卒が3期生までしかいないので、それまではインターンから入ってもらっていました。新卒のメンバーは、ちょっとプログラミングができるかな、というレベルでした。
選考の段階ではプログラミングのスキルは問うていないので、学ぶ力のベースがあるかどうかと、自分で学びたいものがあるかどうかを見ています。ほとんどベースがない状態で入ってくるので、入社の段階ではサポートできないですね。けれども、夏休み、内定時代に数週間や1か月、長い場合は数か月インターンで来てやっている学生もいます。

10.Railsで書く際には、どの程度のところまでコーディングをしていきますか?

フロントエンドのとこまで書くことが多いです。基本的には最初にエンジニアだけでモックを作ってしまうので、そこは全部書きますし、最後の段階でデザインを充てる、となったらデザインの方にお願いして充ててもらって反映するという感じです。基本的にはフロントサイド書けないとだめですね。

11.デザイナーの方とコーダーの方とのコミュニケーションで苦労することはありますか?

苦労というか、今も悩んでいるところですね。実際はJavaScriptでいじるのであればHTMLで出来上がった状態、デザイナーさんやコーダーさんが作った状態で作っていくのがベストだと思うのですが、業務の関係上、工数が取れない場合もあり得ます。その場合は、エンジニア側が先に作っても、作ってから後で充ててもらうにしても、IDの部分を、後でちゃんとIDだけを変えずにベースをやっているので、そこだけお願いしてやっていますね。ID名を教えるだけだとわからない場合もあるので、どこまで共有するか、そこは試行錯誤しながらやっていますね。
インタビュアー:デザイナーのほうから裏側のこと教えて、と聞かれることはありますか?
本当にデザインしかやらない方はちょっとわからないですね。ただ社内には、デザイナー兼コーダー兼エンジニア、といった方がいらっしゃるんですね。その方たちがデザインのことがわかって、サーバーのことも少し触れて、JavaScriptとHTMLを書いてくれているので、基本的にはこちらのいうことも理解してくれています。こちらもJavaScriptとかHTMLでコミュニケーションをとることができます。そこはあまり障害にならずに進めているという感じです。
インタビュアー:ではそこはフロントエンドのコーダーの方ですと、ある程度のことは理解していらっしゃるのですね。
エンジニアよりコーダーの方のほうが詳しい場合もあるので。私たちも教わりながらやっている、という感じです。
インタビュアー:URLの構成とか、ルーティングの設定とかがあると思うのですが、そういったところも、コーダーさんと打ち合わせすることがありますか?
SEOのことや、ユーザビリティのところであまり階層深をくしないようにしようととか。そのあたりを気にする必要があるサービスであればやりますが、いま作っているのは社内サービスですので、エンジニアのほうでやってしまいますね。Railsは規約のほうで統一するので、Railsらしく、モダンな作りにしようというのを意識しています。

12.RailsやPerlの勉強をするにあたって、本やサイトを見ることはありますか?

いろいろ見てきましたが、専門でやっている人たちと意見交換して、実際に書いてみるというのが一番ですね。リファレンスの本を1冊持っていて、あとはただ書くっていうのがベストだと思います。先輩エンジニアが書いているコードがあって、直すところを直しつつ、こう変わるんだと理解して、作業をする時にリファレンス本を1冊もって作業する、という感じでしょうか。

13.最初に2、3か月間独学でやっていた時期と、ガイアックで2か月インターンをやっていた時期では、成長速度にどれくらいの差がありましたか?

成長速度が爆発的に違うと感じました。私が入ったときはCTOの方についていただいていたのですが、そのCTO以外の方達とも、コードの話を24時間するというか、そういった環境に身を置いて、普段先輩達がどういったところに気を使っているかであったり、プライベートでどういったコードを書いているのかであったり、そういった点が話として入ってくるので、自分の考え方がエンジニア脳になっていく、という印象です。

14.最後に、エンジニアインターンの学生に向けて一言お願いします。

学業で自分の専門分野があり、それが充実しているのであれば、インターンはする必要がないと思うのですが、私のように文系で、自由な時間が多い方にはぜひインターンをおすすめします。インターンは時間を早める、という要素があると思います。1年目ではありますが、気持ちとしては社会人2年目としてやっているので、自分の人生を早く進める、という観点でお勧めします。みんな、やってみて全然わからない、という気持ちはわかるので、いったん飛び込んでみると、企業の先輩達がいろいろ教えてくれます。あとは脳みその中からエンジニア脳になっていくので、いったん飛び込んでみるのがよいのではないかなと思います。

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