就活生は経済新聞を読むべきか?

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 就活生の皆さん、新聞を読んでいますか?

 読んでいない方、大丈夫かな? とか思っていませんか。読んでいる方、本当に役に立っているのかな? とか思っていませんか。今回は、就活生にとって、経済新聞がどういった意味をもつのか、考えてみたいと思います。みなさんが新聞を読むか読まないか決めるのに助けになればと思います。

1. 経済新聞を読むメリット

 「経済新聞を読むことは意味のあることか?」という問いに対しては、ほとんどの人がYESと答えると思います。ここでは、一般的に言われている経済新聞のメリットについてまとめてみます。

・経済についての外観を知ることができる

 経済新聞は、全国もしくは地方のビジネスマンへ向けた新聞です。なので、経済のことが浅く広く書かれています。新聞を読む事で、時事問題だけでなく、今調子のよい業界の情報、各種指標・株価などから、現在の経済の動向を知ることができます。もちろん、本当に詳しく経済の外観を知るには、各種新聞を読み比べて、客観的な視点に立って新聞を読む事が必要になってきますが… よく主要5紙(朝日・毎日・読売・産経・日経)を読み比べろといいますね。

・受動的になど幅広い情報を知ることができ、自分の知識の幅・興味の幅を広げる事ができる

 経済新聞には、経済から、産業・政治・社会・企業に至るまで幅広い情報が記載されています。そういった幅広い情報が、勝手に目に入ってくるのが新聞の良いところだと言われます。ネットニュースなどでは、自分の興味のある分野の話題しか読みませんが、新聞では勝手に情報が目に飛び込んでくるので、思わぬところで自分の知識の幅や興味の幅を広げる事ができます。

・情報リテラシーを鍛える事ができる

 情報の飽和する社会を生きる私たちは今、情報の取捨選択能力が問われています。新聞を読むことは情報リテラシーを鍛えるのにうってつけの手段だといわれます。新聞は各種情報源の中でも信憑性の高い情報源です。新聞を読むことで最小限の知識がつき、様々な事実関係がつながってくることで、情報の真偽をより見極めることができるようになります。

2. 就活生にとって経済新聞はメリットがあるか

 次に、“就活生にとって”、経済新聞が有効であるか考えてみます。就活生にとって、一番重要なことはなんでしょうか? おそらく、希望企業の内定をとることでしょう。その観点から、経済新聞を読むことが重要かどうか考えてみます。

・経済の外観を知ることで、有利な就職先選びをできる?

 経済についての外観を知ることができれば、就活生は就職先選びの点で有利になります。というのは、自分の志望する業界の動向を知り、その業界で成長性のある企業を知ることができるからです。また、その業界・企業についてのアウトラインをチェックすることで、自分の志望理由の確認や、深堀りをすることができます。
 ただ、これに対して疑問視する意見もあります。経済の外観は拾えても、実際に志望業界の知識は深まるのか?という意見です。業界知識は、就活の過程で業界研究や企業研究をしていれば自然に手に入るし、業界のことが知りたいなら全般的な新聞よりもむしろ特定の業界新聞の方がよいということです。例えば情報系なら日本情報産業新聞、金融系なら日本金融新聞などです。調べてみれば様々な業界新聞があることがわかりますよ!

・志望先を広げられる可能性がある?

 自分の関心外の情報を取り入れることは、自分の知識の幅を広げることにつながります。知識外の情報が入ることで、自分の今まで知らなかった業界のことがわかったり、自分が志望していなかった企業でも、「こんないい企業があったんだ!」といった発見があったりします。自分の就活に思いがけない進展があるかもしれません。
 一方、自分の関心外の知識は目に入ってくるけれども、それで終わりで、どうせ頭には残らないという意見もあります。どうせ記憶されないなら、就活に関して不必要な情報の多い新聞は、読むだけ時間の無駄だという考えですね。

・面接を有利に運ぶことができる?

 面接でよくある質問が、「最近気になったニュースは?」という質問です。新聞を読み、日々情報を仕入れることで、そのような質問に対して意識せずとも対策していることになります。同時に、経済の外観の理解もあれば、それとつなげて答えることも可能でしょう。さらに、面接官には新聞を情報源にしている人が多い傾向にあるので、面接中に話が合いやすいというメリットもあるでしょう。
 逆に、時事問題的な知識が内定を決めることはほとんどないという意見もあります。企業にとって重要なのは時事問題的な知識を豊富に持っていることではなく、日々アンテナを張り巡らし、能動的に情報を取り入れようとしているかどうかということです。ネットニュースやテレビでも、最低限の時事問題に関する情報を取り入れていればよいという意見です。さらに、経済新聞はビジネスパーソン全員に向けた新聞なので、情報の深堀がなされておらず、その道の専門家である面接官にとってはたいして濃度の高い情報ではないともいわれます。

3. 就活生にとってネットニュースは経済新聞の代替物となり得るか

 今まで、就活生にとっての経済新聞のメリットについて考えてきましたが、実際に経済新聞を活用するか否かは、コストと時間との兼ね合いで決まります。先ほど見てみたように、就活生にとって新聞は意味のある物だという主張と同時に、必要ないという意見も少なからず存在します。

 新聞を読むのを習慣にするにはどれくらいのコストと時間がかかるのでしょうか?新聞を定期購読するなら、1紙あたりだいたい月5000円程度かかり、新聞をきちんと毎日読むなら一日30分以上は必要になるでしょう。何紙か読み比べるというのであれば、1時間以上はゆうに必要になってくるでしょう。さらに、それを何ヶ月と続けるなければ意味がありません。コストに関して言えば、家族と一緒に住んでいて、家族で日経新聞をとっているのであればかからないですが、時間は、1時間近くかけて新聞を読むくらいならその間に自分のアピールポイント探し・面接練習・面接の解答の用意などをした方がいいという考えもあります。

 そういった課題を解決するのがネットニュースです。ネットニュースを使えば、無料で、合間の時間にニュースを読むことができます。時事問題や経済イベントを知るという意味では、ネットニュースも新聞もかわりません。ただ、信頼度が新聞に比べて低いことと、すぐに古いニュースが埋もれていってしまうという問題もあります。また、ネットニュース間に差はほとんどないので、経済事情を定点観測的に俯瞰することは難しいでしょう。そういった意味では、ネットニュースは新聞の代替物というよりは、別の情報収集手段と考えるべきではないでしょうか。

 まとめ 就活生は経済新聞を読むべきか

 以上、就活生にとって新聞が必要であるかどうか、それぞれの立場から議論してみました。どう思ったでしょうか? 時間もお金がかかっても読むべきだと思ったでしょうか? 全く無意味だと思ったでしょうか?

 個人的にですが、もし家で経済新聞をすでにとっているのであれば、時間をかけてでも読むことをお勧めします。その時間が無駄になったとすればそれまでですが、無駄にするかどうかはあなた次第だと思います。一度習慣にしてしまって、それからどういう風に役立ててみるか考えればよいのではないでしょうか?それに、社会人になってから新聞を読み続けるのであれば今のうちに習慣化させておくのは悪くないと思います。もし一人暮らしで、新聞を読むには新しく定期購読しなければならないというのなら、自分の財布と相談になりますね… ネットニュースを読むなら、こちらのコラム「就活時期のニュースチェックの裏技教えます」がおすすめ。

 さて、新聞を読むなり、ネットニュースを見るなりして情報を集めた後はいよいよ本格的な就活対策です。自分の志望する業界や企業に的を絞って、エントリーしましょう。例えば、エンジニア系を志望する方はこちらからどうぞ。

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