1.木曽さんはいつからコードを書くようになられたのでしょうか?
初めてコードを書いたのは大学2年生の夏休みです。初めてiPhoneを触った時に受けた衝撃が忘れられずにこの端末で動くアプリを作ってみたい!と思ったのが大きな要因です。私は文系なのですが、iPhoneアプリの勉強をするときには「サルにもできるiPhoneアプリの作り方」がおすすめです。
2.木曽さんは大学生になられてからはどのようにして色んなアプリを作ったり、サイトを制作できるように勉強していかれたのでしょうか?
基本的には独学です。勉強し始めのときは夏休みをまるまるプログラミングの勉強に費やしました。なんとかアプリの形が作れるようになってからは、大阪のベンチャーでアプリエンジニアとしてバイトをしたりしてスキルアップをしていきました。また同時期に2つ上の先輩とWeb系の学生団体をはじめて、受託のサイト制作をしたりもしていました。当時は技術力とビジネスの両方を学びたかったので、実際にクライアント様からサイト制作を受託してお金をいただくという経験ができたのは大きかったと思います。
3. 木曽さんはなぜコードを書くようになられたのでしょうか?またご自身のエンジニアとしてのインターンでの経験について教えて下さい
「C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと」というブログを読んだのがきっかけで、「僕にもできるかも」と思いiPhoneアプリの開発を始めました。昔からミニ四駆とかビーダマンみたいな、何かを組み立てて作るものが好きで、プログラミングにも同じおもしろさを感じています。
去年の夏には、はてな、Speee、サイバーエージェント、ドワンゴのインターンに参加しました。特に印象に残っているのは、はてなとSpeeeの2社です。はてなでは初めてのWebサービス開発を経験しました。2週間でオリジナルの機能を持たせたブログを開発するという内容だったのですが、当時は全く創造もつかなかったWebサービス開発の全体像を自分で手を動かしながら学べたり、実際に現場で働くエンジニアの姿を見られたり、エンジニア人生の中でも3本の指に入るくらい学びの多い2週間でした。インターンメンバーのスキルレベルが高く、同世代にこれほどの差をつけられているのかと実感したのも印象的でした。はてなインターンではPerlを書いたのですが、Perlについて勉強するときはPerlのオライリー本をおすすめします。Speeeでは、はてなでの経験を生かしてチームリーダーとしてサービスの開発に望みました。チームメンバーのスキルがバラバラで、自分一人が頑張るだけではうまくいかない状況をどうくぐり抜けるか悩みながらもやり切ったのが印象的です。
4. 木曽さんから最後に実際にアプリやWebサービスを作っている大学生の皆様へ最後に一言メッセージをお願い致します
プログラミングは受験勉強と一緒で、学んでから成果が出るまで時間がかかるものだと思います。その苦しい時期に「楽しい」という気持ちを忘れずに、手を動かし続けられるかで成長速度が変わってきます。また作るものも、最初は小規模で簡単なものから始めて、成功体験を積み重ねていくのも重要だと思います。成功体験を重ねることで、「楽しい」という気持ちが膨らみ、それが「好き」に変わっていくと思います。自分が考えたものを、好きなプログラミングを通して作ることほど楽しいことはありません。