IT業界に興味を持ったら、ゲーム業界を目指す人もいることでしょう。ゲーム業界は、ゲームが好きな若者にとっては魅力的な業界ですよね。しかし、一言にゲーム業界と言ってもその種類はいくつかあります。ここでは、そんなゲーム業界のあれこれについてご紹介していきたいと思います。
1.ゲーム業界の現状と将来性
ゲーム業界は2016年のデータによると、市場規模が約2兆9,800億円となり、ゲーム業界の経済規模は注目するべき数値になっています。ただし、昨今のゲーム業界の伸び率は横ばい傾向。今後の開発に期待がかかっている業界と言えるでしょう。また、労働者の平均年齢が34.9歳、平均年収は628万円です。日本人の平均年収 440万円をはるかに上回っているんですね。また、注目するべきは労働者の平均年齢。
ゲーム業界で活躍する人は、比較的に若い傾向がわかります。若い人材が重宝される業界だということです。
ゲームは「コンシューマーゲーム」と「ソーシャルゲーム」の二つに分けられ、昨今注目されているのは、スマホなどで課金して遊ぶソーシャルゲーム。スマホの中にゲームを入れて楽しむ人が増えてきていますよね。あなたのスマホにも一つくらいゲームが入っているのではないでしょうか。また、これまでのゲーム業界は、新しいハード機が発売されると大きな経済効果を生み出ししてきました。今後も新たなゲームの開発を行えれば、ゲーム業界の展望は明ると言えるでしょう。ゲーム業界の未来はこれからゲーム業界で活躍する人材にかかっているんですね。
ただし、少子化問題や、ソーシャルゲームの将来性に懸念があることも事実。できるだけ大人層のゲームへの取り込みや、ソーシャルゲームの新しいビジネスモデルの構築が必要になってくるのかもしれません。
2. ゲーム業界の職種
ゲーム業界と一言で言っても、いくつか職種や会社が分かれています。会社の分類は大きく分けて二つ。ゲームの販売を行う「ゲームデベロッパー」とゲームの開発を行う「ゲームメーカー」です。その中で活躍できる主な職種は、営業、プログラマー、デザイナー、コンポーサー、プランナーなど。
コンポーサーとは、音楽制作に関わる職種です。営業やコンポーサーなどは文系の学生であっても充分にチャレンジできる職種と言えるでしょう。
3.ゲーム業界を目指すには?
ゲーム業界では即戦力が求められています。ゲーム業界を目指すなら、自分のなりたい職種にターゲットを絞って、必要な技術を身につける努力をしましょう。昨今では、ゲームを自分で作成できる書籍やサイトも豊富です。実績重視の世界なので就活までにいくつか自分でゲームを作成しておくといいかもしれません。コンポーサーを目指すなら、音楽についてしっかりと学び、いくつかゲーム音楽を制作しておくのも大事なことです。
ゲーム業界ではクリエイティブな感性が必要になってきます。常に流行りのゲーム情報をしっかりキャッチして、感性を磨く努力を惜しまないようにすること。そして、大事なことは、ゲーム業界に入りたいという情熱です。厳しい世界だからこそ、情熱を持って、面白いゲームを作る、売ると言う心を全面的に面接官にアピールできると好印象になるでしょう。ゲーム業界を目指す人は、みんなゲームに詳しく、自分でゲームを作った実績のある人が多いのが事実。0スタートから就職するのは厳しい業界かもしれません。だからこそ、クリエイティブな若い感性を活かせるようなアピールが必要です。「こんなゲームを作りたい」と言うビジョンを描いて就活に臨むようにしましょう。
まとめ
ゲーム業界は今後も注目できる人気業界です。もしも就職を希望するなら、学生時代から、ゲームについて学んでおくようにしましょう。ゲーム業界には様々な職種があり、一般的なIT業界よりも、文系学生でも目指しやすい職種と言えるでしょう。ただし、それなりの努力は必要です。基本的なパソコンの操作などは学生時代に身につけておけるといいですよね。
<参考資料>
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