この記事では有給インターンシップに関心を持つ皆様に、
「有給インターンシップに求めるべきものは何か?」
についてお話させていただきたいと思います。
その前にアルバイトとインターンシップの違いは何か?という疑問をもたれる学生もいらっしゃると思うので、この点に関しては、「インターンシップとアルバイトの違いは?」と「有給インターンシップとは?」の記事をご覧下さい。
有給インターンシップに求めるべきものは何か?
いくらある程度のタスクを任されるとはいえ、インターンシップ生を「育てる」側の企業が「育てられる」側にお金を支払う理由について考えてみましょう。企業がインターンシップ生に求めるものは自身の成長のみではなく、企業という組織の成果も含みます。すなわち企業は「あなたというインターンシップ生を責任を持って育てます」という意志を、「有給」という形で表現しているわけです。有給という制度によって責任を負っているとも言えるでしょう。
では、インターンシップ生として企業に求めるべきものは何なのか?
それは実務経験を積める貴重な機会です。お金を頂きながら、実務経験を積めるような機会は非常に魅力的です。
特にエンジニアの有給インターンシップの場合には、1人で開発をしていたら使うことのない複数人でのチーム開発のやり方を現場を通じて知る事ができます。
具体的には、「開発プロマネ必見!エンジニアを巻き込みやすくするための6つの神器」にあるようなツールを有給インターンシップ先では活用することになります。Gitを使ったソースコードのバージョン管理などは、情報系の研究室に所属している場合にも経験をしている学生は非常に稀有です。
またAWSといた非常に便利な、必要なときに必要なだけマシンリソースを確保できるような開発環境を準備している環境があったり、自分の書いたソースコード自動でそのままテスト環境や本番環境にデプロイできるような環境がつくられていたり、なかなか個人で開発していただけでは身につけられない、また触れる事の無いような環境に恵まれています。
それに加えて、Webサービスやスマホアプリを提供している企業の場合には、単にサービスやアプリを開発しただけでは全くユーザーがつきません。まったく使ってもらえないのです。そのために、実際に企業が運営しているWebサービスやスマホアプリがどのようにしてユーザーを集客していくような仕組みを構築しているのかなども知ることができます。
具体的なスキルや社会人としての振る舞いは勿論ですが、目まぐるしく変化する現代においてはアイディアをカタチにする力、クライアントが伝えきれなかった部分を考え補うことができる力、そのための知識など沢山のものがエンジニアに求められています。そういった力を現場の業務経験を通じて培う機会を得る事が有給インターンシップでは可能です。ぜひ興味のある方はエンジニアの有給インターンシップにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?