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エンジニア就活 理系大学生numa08さんインタビュー

今回は理系大学に通いながら、Androidアプリの開発に独学で取り組み、有給インターンも経験されている忍者numa08さんにインタビューさせて頂いた。

1. numa08さんはいつからプログラミングを始め、どのような手順を踏んでAndroidのアプリを開発するようになられたのでしょうか?

高校生のときに話はさかのぼるのですが、私は科学部に所属していて、そこでは自由にみんな好きなものを作っていました。BASICを書いたりもしていました。私が科学部の活動で一番力を入れて作っていたのは、Sambaをつかったファイルサーバでした。卒業直前になって、無事完成したのですが、顧問の先生からずっとサーバを動かしっぱなしは電気代もかかるしだめだと言われて、作ったはいいのですが、結局使わずじまいでしたね(笑)

Sambaをつかったファイルサーバを作ろうと思ったきっかけは、科学部でマシンがあまっていたので、Windowsを入れるお金もないし、Linuxを入れてそこにSambaを入れることで、科学部の部員が作ったものを管理できるようにしたいと思ったからでした。科学部のメンバーには、Visual BasicでWindows用のアプリを作っているような部員もいました。その当時読んでいたのは、この本です。

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そしてめでたく大学に入学するのですが、大学に入ってからはゲームを作りたいと思っていたので、吉里吉里(きりきり)というオープンソースのソフトウェアを使って、ゲームを作ることにしました。

ゲームを作るにあたって、シナリオを書いたり、イラストを書いたり、プログラムを書くという作業が発生するのですが、私はプログラミングを担当しました。その他のシナリオを書いたり、イラストを書いてもらうのはサークルの友達に任せて分業していました。あとから考えてみると、ゲーム制作のフローをこのときの経験を通じて学べていたように思います。

結局このゲームに関しては、1年生の頃から作り始めて、2年生の冬にみんなのモチベーションが低下して作るのはやめてしまいました。体験版にあたるものはきちんと作れていて、コミケに体験版のゲームを出したりはしていたんですけどね。

学校の授業はというと、C言語から始まり、2年生のときにはC言語の授業の単位を落としてしまいました(笑)当時はポインタといった概念が全然理解できていませんでした。大学3年生になると、実験が授業の中であるのですが、そこでは一つのプログラミング言語に限らず、C,Java,Perl,Lispといったコンパイラ言語からスクリプト言語まで様々なプログラミング言語を書いて課題をこなしていました。

数値計算、構文解析を行うようなプログラムを書きなさいというような課題でしたね。3年生から実験が始まってからは正直授業について行くことができませんでした。理系で、情報系の大学に入ったのに、授業についていけていない自分がはがゆく思っていました。

授業についていけなかったこともあって、3年生を2回やるはめになりました(笑)留年するころが決まって時間が出来たので、当時2009年ころはAndroidアプリがちょうど日本で火がついてきていたこともあり、学校でJavaをやっていたんだし、JavaでのAndroidアプリ開発に挑戦してみようと決め、AndroidのOSのバージョンが当時1.5-1.6くらいのときでしたが、開発に着手しました。Androidのアプリで使う画像に関しては、友達に作ってもらって、実際にいくつかのAndroidアプリを形にしていきました。

個人で作るものを決めて開発するなかで、学校の授業で習ってそれまではよくわからなかったプログラムがよく理解できるようになり、実際作れるようにもなり、そのときは楽しくてしょうがありませんでした。

そうこうしているうちに大学4年生になり、卒業研究に取り組む時期になりました。大学4年生のときには、Androidアプリの開発勉強会を自分で開催していました。集客まで含めて、大変でしたね。(勉強会を自分で開催するメリットについて書かれた記事はこちら)

実際自分で勉強会を主催してみてわかったことは、人にものを教えることの難しさです。話をしていても理解してもらえていないという状況が度々ありました。発表のときに使うスライドをめくる速度であったり、自分の話す速度、またどのレベルの人に合わせて話をするかなど実際にわかりやすく人にものを教えるには意識しなければならないことが数多くありました。

私が開催していた勉強会は、基本的にAndroidの開発を通じてプログラミングを始めてみると楽しいと伝えることを目的としていたので、Javaの基礎をやっていくような勉強会でした。積極的に色んなことをやっていく中で、大学3年時点の就職活動でも自分で作ったAndroidアプリをポートフォリオとして見せることで比較的すんなり内定を頂くことができました。Androidアプリを自分で作ってみていたこともあって、Androidアプリの開発をしている会社で有給インターンもさせて頂くことができました。

2. numa08さんの目指す将来のエンジニア像を教えて下さい

実は私は3年から5年働いて、エンジニアとして力を付けたら、ぜひミャンマーでエンジニアとして働いてみたいと思っています。グローバルに働ける人でありたいと思います。IT業界はブラックだから近寄りたくないというような風潮も、いいソフトウェアを生み出せるような仕組みを作ることに自分自身関われるようなエンジニアになって、そういった風潮を少しでもなくせるような人になれればと思います。

numa08さんのTwitterアカウントはこちら

numa08さんのようにAndroidアプリの開発に挑戦したい方はこちら

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