1. 飯塚さんがどのような経緯でWebサービスを開発するようになったのか?これまでどのような有給インターン経験を積まれてきたのかお話頂けますか?
もともと私は大学受験をするにあたって、予備校に通っていた関係で、その予備校の新規事業の立ち上げに関わるようになりました。そこでは企業の方をお招きして、大学生を対象としてお話頂くような機会をつくっていました。
そんな中、実際どの受講生の方がどんな授業を選択していて、出席しているのかいないのかを管理するようなシステムが当時ありませんでした。そこで自主的にだったのですが、Excelのマクロを使って、そういった情報を管理できるようにしてみようと思うようになりました。そして実際に2日ほどかけて作ってみて、自分が作ったものを数十名の方々に使ってもらう経験をしました。
この経験で私は人に自分の作ったものを使ってもらえることの喜びを知りました。
そして大学3年生の夏にちょうどシリコンバレーに行く機会があり、そこで現地のTwitterやFacebookといった企業を訪問させて頂き、とあるビルの1フロアにTwitter社が入っていて、世界中で使われているサービスをわずか1フロアにいる方々で運営していることに非常に驚きました。
この2つのきっかけがあり、私はプログラムを書き始めるようになります。ただ当時大学3年生の私は理系でしたが、プログラミングの経験はありませんでした。
そのときちょうど webテスト.jpをつくってみないか?というお話がたまたまありまして、「つくって覚えるPHP入門」という書籍を片手に開発を始めました。一部機能の追加だったのですが、一人で作業していました(笑)完全に独学でやっていたような形です。2か月ほどで実際に機能の追加を実現させることができました。このときの経験でフロントエンド、サーバサイドのコーディング、及びデータベース(MySQL)を使ったプログラミングを経験することができました。
そしてこの後、たまたま先輩からの伝手である会社で有給インターンを始めることになりました。ここでは、エンタープライズ向けシステム開発に関わることになり、JavaScriptやPHPを書く機会にも恵まれました。ここで始めてPHPのフレームワークであるZendフレームワークに触れ、フレームワークを使った開発をする機会を得ました。
大学4年生になると、研究室に入ることになり、先生の紹介もあってまたある会社で有給インターンをすることになりまして、その会社では先輩エンジニアの方から様々なことを教えて頂くことができています。
その先輩エンジニアが自分一人を対象に教えるのではもったいないということで始まったのが私が今運営しているUT Startup Gymになります。この会社では、「お花サプライズ!(現在はサービス閉鎖中)」というサービスを自分で企画し、実際に実装する経験をしました。学部の卒業論文もこの自分で作ったソーシャルウェブアプリケーションをもとに書きました。
2. 飯塚さんが代表を勤めていらっしゃる「UT Startup Gym」の活動についてお話頂けますか?
UT Startup Gymというその名の通り、このWebサービス開発プログラムはStartup(スタートアップ)をやるためのGym(ジム)なので、コーディングスキルを磨く機会もあるのですが、ビジネスアイデアを考える機会であったり、プレゼンテーションをみんなの前で行う機会もあります。週1回の活動頻度で社会人の方、学生の方に参加頂いています。UT Startup Gymでは、ビジネスコンテストに参加するよりも自分の手でまずはWebサービスを作ってみることをおすすめしています。