エンジニアの夢の国と呼ばれるシリコンバレーをご存知ですか?
しかし、シリコンバレーとは、実際にどこにあるのか、どのように夢の国なのかはご存知ない方も多いことでしょう。エンジニアにとっては、シリコンバレーは正に夢の国!そう言われる理由をご紹介していきます。給与事情は驚くほどの水準かもしれません。
1.シリコンバレーってどんなところ?
シリコンバレーとは、アメリカの北カルフォルニア州にあるサンフランシスコからサンノゼまでのあたりのエリアのことを指しています。
実は、シリコンバレーと言う街があるわけではないんですね。スタンフォード大学中心のコミュニティーが活発であることや、この辺りでスタートアップをする企業が多いことから、「シリコンバレー」と呼ばれるようになりました。
では、なぜこの地でスタートアップをする起業家が多いのでしょうか。それは、シリコンバレーの気候に大きく関わっています。シリコンバレーの一体は、夏は涼しく冬は比較的に温暖な気候です。4月〜10月にかけては、毎日快晴の日々が続きます。
そのため、過ごしやすく晴れやかな陽気であることからスタートアップには縁起が良く、また、気が滅入ることが少ないとのことで、この地が好まれるのです。
実際に成功したスタートアップ企業が多く集まっているため、IT系の企業がスタートアップの地に選んでいます。
2. シリコンバレーの給与事情
では、シリコンバレーが夢の国と言われる理由の給与事情を詳しく見ていきましょう。
最初にシリコンバレーの物価に関してですが、おおよそ日本の2倍と考えてください。その上で比較していきましょう。日本における新卒ITエンジニアの平均年収はおおよそ340万円です。シリコンバレーでの新卒エンジニアの年収は、なんとおおよそ840万円。桁違いの高額収入ですよね。
シリコンバレーでは、格が上がるに連れてどんどん収入がアップしていきます。日本の30代前半のエンジニアの平均年収がおおよそ511万円であるのに対し、シリコンバレーの平社員の平均年収は1,250万円程度です。ここでいう平社員とは、日本でいう30代前半のエンジニアと同等かそれ以下だと考えられるでしょう。
そのため、単純に考えても、同年代または日本の方が多少年齢が上だったとしても、シリコンバレーの年収は日本の倍以上であることがわかります。当然、管理職になってくると更に差が広がる結果に。
例えば、日本の30代後半エンジニアの平均収入が約584万円に対して、シリコンバレーで脂ののったリードエンジニアの年収は約1,670万円です。日本の物価との違いに鑑みてもシリコンバレーの給与事情がいかに夢のような国であることがおわかりいただけたことでしょう。
3. 夢の国シリコンバレーで働くのもあり
夢の国シリコンバレーに憧れる学生もたくさんいるのではないでしょうか。
スタートアップとは、将来的に収益が増大していくビジネスモデルが予測できる起業のこと。そのため、普通のビジネスではなく、何か新しいことを始めなければスタートアップには成り得ません。
単にITビジネスを始めることはスモールビジネスと呼ばれ、スタートアップとは違います。次のイノベーションとなるような製品の開発、サービスの提案などが実現できるようであればシリコンバレーでスタートアップしてみる夢もあり。
エンジニアが起業をして新たなビジネスを開始することが日本においては少ないと言われています。日本人でも、新たなイノベーションを起こせることをシリコンバレーで証明してみたいものですよね。もしもシリコンバレーでのスタートアップを実現したいなら、就活を成功させて、実績を積む必要があるでしょう。
まとめ
シリコンバレーがどうして夢の国と言われているのかがおわかりいただけたでしょうか。シリコンバレーの給料事情は桁違いに違います。
もしもシリコンバレーに憧れて、将来的に働いてみたいと考えるなら、まずは日本でエンジニアになる夢を実現してみましょう。実績を積むことでシリコンバレーで働くことも夢ではありませんよ。
<参考資料>
・エンジニア起業家が集まるシリコンバレーってどんなところ? | Think IT(シンクイット)
・“スタートアップ”の正しい意味を理解していますか? | Think IT(シンクイット)
・シリコンバレーのエンジニアはどのくらい高給なのか? | 決算が読めるようになるノート
・システムエンジニア(SE)の年収給料・20~65歳の年収推移・役職別年収|平均年収.jp