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これから活躍できるエンジニアになるために

ここではこれからの活躍できるエンジニアになるために必要な要素を列挙してみたいと思います。

1.読む力としての英語、話す力としての英語

エンジニアに限らず必要になってくる要素ではあると思いますが、エンジニアであるならばより一層必要となります。

英語での開発ドキュメントが日本語に翻訳されるまで待っている、日本語訳の書籍がでるまで待っているとなると当然出遅れます。スピードがはやい業界だけにそれは大きなマイナス要因となります。

また英語で検索し、なにかコーディング上の問題を解決できるとなると、リーチできる情報の量が圧倒的に増えます。エンジニアには調べる能力、その問題の原因を特定する能力が求められます。

ここまでは読む力としての英語でしたが、もう一つ。話す力としての英語が求められます。

アパレル産業の例で考えてみましょう。製造業の例も同様です。

ユニクロはより生産コストの安い国外に生産工場をシフトしています。日本の自動車産業に代表される産業もそうです。東南アジアに現地工場を設立するというようなことをやっています。今ではかなり浸透してきていますが、オフショア開発といってソフトウェア産業においてもその仕事をアウトソーシングする動きが高まりつつあります。

国内の産業の空洞化問題がかなり前から叫ばれているように、どの産業においても簡単な仕事、どこに任せてもいい仕事というのは労働賃金のより安い国にアウトソーシングしていくこの流れはとまらないでしょう。

ソフトウェア産業におけるアウトソーシングの例でいえば、公用語が英語であるフィリピンでのアウトソーシングはさかんで、ベトナムなどへのアウトソーシングも進んでいます。

そのようなアウトソーシングをするにあたって重要な要素は、話す力としての英語なのです。このような仕様でつくってくださいというような依頼を英語で的確に伝えることができるか否かは大きな力となります

2. 新たな技術を素早く学習し、身につけていく能力 

常に新たな技術が日進月歩で出てくるIT業界。この業界においては、新しく出てきたものをすぐに試し、身につけ、それを使うというスキルが重要になります。キャッチアップする能力、適応性とでも言いましょうか。

なにか資格をもっていれば、それさえ身につけていれば安泰ですというものではありません。常に自分から学び、身につけていくというプロセスが必要になります。

3. 知的体力

たとえばプログラムを書いていて、なぜ動かないのか?とすぐにわかるようなケースもありますが、原因がすぐには特定できないケースもあります。そんなとき、 原因はここにあるのではないか?と考え、その可能性のある要因をひとつずつつぶしていくというようなことをやっていく必要があります。

昔やった覚えがありませんか?理科の実験などで、複数の条件(肥料、日光、水など)を変えて、光がなくても植物は発芽するか調べるような実験。あれは非常にこのプロセスと似た様なところがあります。

あるひとつの条件だけを変えて、その結果の違いを比較しなければどの条件が作用して結果に違いが出たのかがわかりません。このようなひとつ、ひとつ動かない原因になっている要素をピックアップし、どの要素が動かないという結果につながっているのかをひとつ、ひとつ検証していくというような作業をエンジニアであればできる必要があります。これは知的体力とも言えるでしょう。

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