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IT業界でのキャリアを考える悩める学生必見!株式会社フューチャーリンク代表取締役社長 松井健治様インタビュー

今回はIT業界における就職・転職に関して豊富な知見をお持ちの、株式会社フューチャーリンク代表取締役社長 松井健治様にインタビューさせて頂き、IT業界でのキャリアを考える悩める学生に対してコメントを頂いた。

この記事のポイント

  • 企業が求めるのは「結果を出せる人」であり、業界・職種によって評価軸が異なります
  • 新卒採用では客観的なものさしが存在しないため、面談では自分の思いを率直に伝えることが重要です
  • ベンチャーと大手企業の向き不向きは、自分の仕事スタイルで判断できます

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1. 企業が求める優秀な人材とは、業界・職種ごとに異なるのでしょうか?またどの業界・職種にも共通するものもあるのでしょうか?

企業側の視点でお話させて頂くと、「結果を出してくれる人がほしい」というのが本音だと思います。ここで言うところの結果とは何なのかというと業界・職種によってその評価される結果は少し異なります。少し具体的な例を挙げてお話していきたいと思います。
SI・ITコンサルといわれるような業界であれば、お客様の要望に合わせてシステムを納品できるか否かが結果になります。またWeb業界であれば、少し話しが変わってきて、自ら考えて作ったものが、会社としての売り上げ増加、コスト削減につながるか否かが結果になるかと思います。
次に業界ではなく、職種で求められる結果について考えてみますと、プランナー・ディレクターといわれるような職種であれば、自分で考えて作ったものが、売り上げやコスト削減につながるかが結果なので、比較的結果としてはわかりやすいかと思います。

ここで問題になるのが、実はエンジニアやデザイナーの方だと、何を持ってして結果を評価するかが意外とあいまいであるという点です。実はみなさんが思う以上に結果を平等に評価するということは難しいことで、エンジニアやデザイナーといった職種に関わらず、プランナーなどの仕事であっても結果を評価するのは難しいことだという点をまずお話させて頂きたいと思います。
あるプロジェクトがうまく行き、その会社に利益をもたらしたとしても、そのプロジェクトはそれでは誰の功績でうまくいったことになるのかを見極めるのは、例えば100人のメンバーがそこに関わっていたとして、どの人が立役者であるか判断するのは難しいということを考えてもらうとわかりやすいかと思います。

ということは、新卒採用に限らず、中途の採用であっても、転職する際にこの人が結果を出してくれそうな人かどうかを前の職場でのプロジェクトでどんなことをしていたかで判断するといっても難しいわけです。受験勉強のような、結果のものさしは「偏差値」であり、偏差値がよければ上位校に入れるというのは、結果を判断しやすい仕組みだと言えます。
しかし、就職の面談となると、平等に判断するといってもそもそも「偏差値」にあたるようなものさしはありません。結果のものさしが前述のように、曖昧なものでしかありえないからです。なので、「結果を出してくれそうか?」というきわめて曖昧な基準で判断をすることになると言えます。
次に「結果を出せる人とは?」という話なのですが、やはりとにかく貪欲に結果を出しにいける人だと私は考えています。
世の中的なあるべき論で仕事をすすめるのではなくて、売り上げ数字、目標利益を達成するための最短距離を考えて、すぐに実行に移せるような人ではないでしょうか?またすでに成功している、うまくいっている人の声に耳を傾けることができることも大切だと思います。

メンバーという立場であれば、結果は求められている仕事をきちんとこなすことに評価軸が置かれますし、例えば経営メンバーとなるとプロフェッショナルを巻き込みながら、事業上の目標数字の達成が求められます。目標を達成するための、意思・執念のようなものはやはり結果を出せる人という意味で非常に重要な要素であると考えます。
学生団体でも、アルバイトの場でも、研究論文を書くでも何でもいいと思うのですが、学生の頃から世の中に対してアウトプットし、そのアウトプットから得られるフィードバックを仰ぐという経験は学生のうちにやっておくといいことだと思います。

世の中、社会に対してどのような影響を与えるかを考えて、アウトプットしていくことはどのような職種につく学生の方であっても重要であると思います。
これをエンジニアやデザイナーの学生で考えるのであれば、自分の作ったものを積極的に公開し、それに対してのフィードバックを仰いでいくことになると思います。今だと無料でソースコードを公開し、それに対してフィードバックを仰げる場としてGitHubなどのサービスもあるので、ぜひ挑戦して頂ければと思います。近年はDX(デジタルトランスフォーメーション:業務や事業をデジタル技術で変革すること)推進を背景にITエンジニアへの需要が高まっており、生成AI(文章・画像・コードなどを自動生成するAI技術)の活用スキルも注目されています。就活前から積極的にアウトプットを重ねておくことが、選考でのアピールにもつながるでしょう。

また新卒採用の際の面談に関してですが、採用に至るまでのテクニックな色んな記事や書籍が書かれていますが、上記のようなことをやったうえで、面談では自分の思ったことを率直にお話したほうがいいように思います。というのは採用に到ったものの、面談で演じていたがために、入社後ミスマッチが起こることはあなたにとっても、企業の採用側の方にとっても望ましいことではありません。
自分の思っていること、考えていることを伝えて採用されてこそ、はじめて両者にとって意味のあるものになるのではないでしょうか?

2. よく話題に挙がる新卒でベンチャーに行くべきか?大手企業にいくべきかというお話ですが、学生が選ぶうえでなにか参考になるお話などありますでしょうか?

ベンチャーと大手企業の違いの一つは、ルールや決まり事の数です。縛られずに裁量を持って働きたいという方はベンチャー向きで、組織のノウハウを活かして仕事を進めたい方は大企業向きと言えるかもしれません。
例えばという形ですが、みなさん「受験勉強」をしていたときのことを思い出してみてください。その際、自分なりの勉強方法を確立して、勝手に勉強していって結果を出してきたような人はベンチャー企業向きの傾向があるかもしれませんし、逆に学校の授業や塾での説明を受けて、それにきちんと沿う形で勉強して、結果を出してきたような人は大企業向きかもしれません。
ちなみに、私個人は、塾に行くと成績が落ち、自習室で勉強し始めて偏差値が見る見るうちに上がった経験があります。実際に、大企業でもベンチャーでも働いた経験があるのですが、自分自身で試行錯誤出来るベンチャーのほうが自分には合っているように思います。

よくある質問

Q. ITエンジニアの就活で企業が最も重視するポイントは何ですか?

企業が最も重視するのは「結果を出してくれるか」という点です。ただし、エンジニアやデザイナーは成果を客観的に測りにくいため、面談では自分がどのようなアウトプットをしてきたかを具体的に伝えることが重要です。GitHubでのコード公開や制作物の公開など、実績として示せるものを事前に準備しておきましょう。

Q. 新卒でベンチャーと大手企業、どちらを選ぶべきですか?

どちらが正解というわけではなく、自分の仕事スタイルに合った環境を選ぶことが大切です。自分で試行錯誤しながら裁量を持って動きたい方はベンチャー向き、組織の仕組みやノウハウを活かして着実にスキルを積みたい方は大手企業向きと言えます。DXや生成AI活用が進む現在、どちらの環境でもITエンジニアとして成長できるフィールドは広がっています。

Q. エンジニア志望の学生が就活前にやっておくべきことは何ですか?

学生のうちから自分の作ったものを世の中に公開し、フィードバックを得る経験を積むことをおすすめします。GitHubへのコード公開やポートフォリオ制作が代表的な例です。また、面談では演じるのではなく自分の考えを率直に伝えることが、入社後のミスマッチを防ぐうえでも重要です。

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編集後記

編集後記

「結果を出せる人」の定義は業界や職種によって異なりますが、学生のうちから積極的にアウトプットし、フィードバックを受ける習慣をつけることが、就活でも社会人になってからも大きな財産になります。
ぜひ自分のスタイルに合った企業を見つけて、自信を持って面談に臨んでください。

エンジニア就活

編集者

エンジニア就活

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