そもそも内定って何?
「内定がまだ一つもない!」
「とりあえず一つ内定出たけど、まだ就活続けることにした。」
「あの人、内定たくさん持ってるらしいよ。」
就活に関してこのような言葉を耳にする機会は多いでしょう。
この記事のタイトルも『内定が出ていないとやばい時期とは?』となっていますが、皆さんは「内定」という言葉の正しい意味をご存知でしょうか。上のセリフにある「内定」は大抵の場合、正確には「内々定」のことを指します。「内定」は、倫理憲章に従って、10月1日以降にしか出ません。10月1日以降に実施される内定式で内定通知書が渡され、来年の4月1日に入社するという契約が、企業と就活生のあいだで交わされるのです。それまでに出されるのは、「内定を出す約束」である「内々定」です。
言葉の意味を整理したうえで、この記事では、「内々定」が出ないとやばい時期について解説していきます。
今までの就活における、内々定が出ないとやばい時期とは?
皆さんご存知の通り、2016卒の就活から採用時期が後ろ倒しになります。2015卒までは、4月に選考開始、10月1日以降に内定式というスケジュールだったので、その間、6ヶ月ありました。
4月はじめから内々定をもらう人が出始め、早い人は4月前半で就活を終える人もいました。4年生(※学部卒の場合)の春頃までに内々定をもらって就活を終える人が多く、6、7月といった夏に差し掛かってもまだ内々定がもらえてないと、焦るという傾向にありました。
これは、周りがもらってるから早く内々定をもらいたい、という思いからくる焦りだけではなく、多くの企業が春の時期に積極的な採用活動を行っていたため、季節がすすめばすすむほど、行きたい企業の募集が少なくなってくるからです。
企業によっては、夏、秋採用を行っている場合もありますが、留学帰り組などが多く参加し、また内々定を出す数も少ないため、より厳しい戦いとなっていました。したがって、6月や7月以降が、内々定が出ないとやばいと焦り始める時期と言えるでしょう。
2019卒の内々定が出ないとやばい時期とは?
では、これから就活を迎える、2016卒の就活に関してどのようなことが言えるのでしょうか。
経団連の発表により、2016卒からは、従来4月であった面接開始時期が3ヶ月後ろ倒しになり、8月になります。一方で、正式な内定が出るのは10月1日以降と、従来通りとなっています。その間は、2ヶ月になり就活生にとっては勿論、企業にとっても短期決戦となるでしょう。
このような変化に伴って、「内々定がでないとやばい時期」も大きく変わってきます。多くの就活生が、内々定をもらうのは8月1日以降になり、通常のリミットが10月1日と考えられるので、例年のような、就活終了時期のばらつきは少なく、多くの就活生が同じようなタイミングで就活を終えることになるでしょう。内々定が出ないとやばいと言えるのは、9月中旬以降の時期になるのではないかと予想されます。
この記事は、経団連の発表に従って採用活動をする企業を対象とした場合を想定しているので、そうではない企業を志す人々は、各自で、自分の行きたい業界や企業がどの時期を採用活動の中心にしているのか、情報収集をすすめましょう。
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