今年から就活の開始が遅くなりましたね。来年度の就活生のみなさんはそろそろ自分のまわりで就活トークが始まるようになってきた頃でしょうか。ここでは、就職活動について、どういったことをするのか、確認してみたいと思います。
そもそも就職活動とは?
当たり前ですが、就職活動とは、企業や官公庁などに雇用されるように、学生や非正規雇用者の行う活動のことです。ともかく、企業の採用担当者に自己アピールをして、いかに自分がその企業に役に立つ人材であるかを伝えられるかが最大の焦点になります。自分の能力・スキルはもちろんとして、その企業への熱意や就職活動のテクニック、自己PRの仕方、情報収集の仕方もろもろを含め採用・不採用が変わります。
2016年度の就職活動
ここで、一般的な就職活動の流れをさらってみましょう。
- 企業の説明会参加
企業は企業説明会というものを毎年開催しています。種類は様々で、就活サイトの運営する合同説明会という形式もあれば、企業が単独で実施するものもあります。また、大学内で行われるものもあります。ネットなどでのリサーチのみで志望する企業を決められる人はそんなに多くないと思います。興味のある企業・業種の企業説明会に参加し、志望する企業を決めます。以降の選考を受けるために説明会への参加が必須な企業もあるので、注意が必要です。 - エントリーシート(ES)提出
就職活動フローの一番最初の選考です。ESでは、志望動機や、学生生活のこと(部活やバイトなど)、リーダー経験など、企業の聞きたい質問に答え、提出します。ESは今後の面接などでも参考にされるので、たかが一次予選だと思って書かないようにしましょう。期日前日にぎりぎりで提出するのではなく、できるだけ何晩かおいて練り直して提出できればいいですね。 - 筆記試験
ESを通れば、筆記試験のある企業もあります。筆記試験は主に適性検査や小論文があります。適性検査はSPIなどで、主に思考力や一般常識が問われます。その他企業で独自に行う試験もあります。 - 面接
筆記試験を通れば面接になります。企業によって回数は異なりますが、だいたい2~3回です。面接には、個人面接だけでなく、グループで面接やディスカッションを行うといった集団面接のあるところもあります。
- 内定
今年度から就活解禁時期が変わったため、①〜⑤がどの時期になるかは想像の域を超えませんが、だいたいES提出が5~6月、筆記試験が6~7月、面接が7~8月になると言われています。企業によって異なるので、きちんと情報収集をしましょう。
就職活動が本格的に始まる前にするべきこと
もし、あなたに行きたい業種や企業が決まっていないのであれば、自分の能力を高め、さらにアンテナを張り巡らせておくことができればよいですね。自分の能力は、大学での学業や、その他資格取得、部活・バイトでの経験などがそれにあたるでしょう。また、社会的な常識を身につけておくことも重要です。新聞を読むのも一つの手ですし、部活やバイト先でのコミュニケーションも役に立つでしょう。
既に行きたい企業が決まっているのであれば、その企業がどういう企業であるか調べはじめるのもよいかもしれません。その過程で、自分がなぜその企業に行きたいのか、深く考えることができればその後有利に進められるかもしれません。もちろん、雰囲気を知るために、またスキルを身につけるために、その企業のインターンシップに参加するのもとても役に立ちます。本格的な就活の前に、ちょこっと将来の環境に身をおいてみるのもいいかもしれませんね。