EC(Electronic Commerce)と言う言葉を耳にしたことがありますか?
皆さんも一度は楽天市場やAmazonといった通販サイトを利用したことがあるのではないでしょうか?これがいわゆるECと呼ばれる電子商取引のことです。
この記事では、国内外のEC市場の歴史や今後の動きについて考察していきます。
1. 国内EC市場の現状
日本のEC事業における歴史はインターネットの普及に始まり着々と市場を拡大してきています。今や、ECの存在は私たちの生活の一部と言っても過言ではない存在に成ってきています。
またECとは言っても、電子書籍、ネット銀行、ネットショッピング、音楽配信サービスなどEC事業は多岐にわたって広がりを見せています。
そんな日本におけるEC市場規模は2013年には11.2兆円となり前年比17.4%もの増加しました。この増加率からもわかるようにEC市場は右肩上がりです。
国内では楽天市場、Amazonが長らくEC事業を牽引しています。上記2社の国内でのシェアは、EC業界全体の28.9%を楽天、14.6%がAmazonとなっており、この2社で市場全体の50%近いシェアを誇っています。
ただ、EC業界は歴史の長い業界という訳ではないので新規参入の障壁は決して高くはないのではないでしょうか。
また、EC事業を行っている企業は人々の生活に密着していることから就活生にも人気が高いです。
2. 海外EC市場
2011年の米国におけるEC市場の規模は日本円に換算して15.5兆円となり、対前年度比で16.1%もシェアを伸ばしています。
人口の差などもありますが、このデータを見ると日本よりアメリカの方がEC市場が巨大であることがわかります。
その中でもやはりAmazonはアメリカのEC市場において圧倒的なシェアを誇っており、アメリカの電子商取引市場で3分の1のシェアを持っています。
アメリカのEC市場にはこんな特性があることがわかりました。
日本と異なりアメリカのEC市場は、楽天のような高度なショッピングモールサイトが存在しません。そのため、それぞれの会社がECサイトを作り、最新の技術やマーケティング手法を導入しようと競争しているます。その中でも最先端を走っているのがAmazonです。
やはり世界のEC市場全体で見るとAmazonが絶対王者であることが一目瞭然です。
3. 今後のEC市場
コンピューターやスマートフォンの普及によりインターネットが身近な存在になった今日の私たちの生活においてECも生活に欠かせないものとなってきています。
また、アメリカにおいてはAmazon、日本では楽天とAmazonが圧倒的なシェアを誇ってはいますが、新たな企業がこの2社の立場を脅かすことも十分にあり得るのではないかと筆者は考えています。
前述の通り、EC事業は多岐にわたっており、それぞれの分野に特化するECサービスや全く新しいECの形を提供する企業が出てこればAmazonや楽天に並ぶ企業に成長する可能性があるためです。
新たな企業の参入などが起これば、今後のEC市場の競争が更に激化することは間違いないでしょう。
また日本においては、少子高齢化により高齢者の人口が増加傾向にあるため、高齢者でも簡単に操作ができて買い物に出かけなくても商品が届くようなシステムは重宝されることでしょう。
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