皆さんは物流と聞いて何を一番に思い浮かべますか?
明確な定義が解らなくても漠然と物流とは宅配便や引っ越しといった身近にある運搬システムのことを思い浮かべるのではないでしょうか。私たちの日々の暮らしに欠かせない食料や生活必需品など、様々なモノの運搬の大動脈が物流システムによって支えられています。
この記事では、国内外の物流システムについて考察していきます。
1. 国内の物流システム

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物流とは商品や生産物を生産者から消費者に引き渡すことをいいます。その運搬の仕方は実に様々で、例えば発送、輸送、船便など挙げたら枚挙に暇がありません。また、輸送・保管・荷役・包装・流通加工は「物流5大機能」と言われています。
近年のインターネットの普及やネットショッピングの影響で宅配業の売り上げが大幅に増加しています。
日本の物流業界を牽引しているのは、日本通運とヤマトホールディングスの2社です。
日本の物流シェアのうち、日本通運が23.2%、ヤマトホールディングスが18.2%を占めています。
ヤマトホールディングスは2013年に新たに「厚木ゲートウェイ」を神奈川県厚木市に設立し関東の新物流拠点とし、物流の効率化また高速化を図りました。
インターネットを利用したサービスやネットショッピングは今後も成長すると考えられ、物流業界にとっては大きな追い風となりえると言っても過言ではありません。
しかしその一方で、ネットショッピングが拡大するにつれ、宅配便の利用数が増えることは確かであり効率的なシステムの導入や大規模な拠点の確保など障壁となりうる課題があることは否めないでしょう。
2. 国外の物流システム

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アメリカ最大手の物流会社はUnited Parcel ServiceとFedEx Corporationです。
220の国と地域でサービスを展開しているアメリカに本社を置くFedEx Corporationは物流業界の世界最大手の会社で主に外資系国際宅配便会社です。
FedEx Corporationはビジネス向けの用途で使われることが大半を占めますが、近年では個人向けにも多く用いられています。みなさんも街中でFedExと書かれた白いトラックを一度は見たことがあるのではないでしょうか?
United Parcel Serviceは主に貨物運送会社であり、また、国際貨物航空にも力を入れていて世界200か国以上の国と地域で1400万個以上の荷物を1日に取り扱っています。そして日本のヤマトホールディングスと提携していることでも有名です。最近、日本でもトレードマークであるUPSと書かれた茶色いトラックを見かける機会が多くなりました。
また、2014年12月24日までに宅配荷物の98%をFedEx CorporationとUnited Parcel Serviceが宅配したことも2社が物流業界で誇る力を裏付けるのではないでしょうか。
3. 今後の物流業界

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今以上にこれからインターネットが世の中に普及することが見込まれ、またネットショッピングも恩恵を受け宅配業の売り上げが大幅に増加していくことはまず間違いないでしょう。
加えて近年ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉に日本が参加していることもあり、今まで以上に国内外にへの輸出入が盛んになることが期待されます。これによって大幅に日本の物流業界が活気ずいていくことは定かでしょう。
商品や生産物を一旦保管する広大な土地の確保や、また商品や生産物を発送する時間の短縮など改善していかなければいけない問題は山積みですが私たちの生活に必要不可欠な産業であり続けるでしょう。
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