これからプログラミングを学習しようとしている就活生に
ITエンジニアに興味がある、またはITエンジニアを目指している皆さんにとって、プログラミングは不安の種の1つではないでしょうか。その不安を解消するためにプログラミングの学習を始めようと思っても、プログラミング言語はたくさんあるため、学習対象の選定に戸惑ってしまう方も少なくないと思います。
プログラミング言語は有名なもの無名なものをあわせて、数百個あるとも言われています。
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では、実際のビジネスにおいてどのようなプログラミング言語が使用されているのでしょうか。
プログラミング言語にも特徴がある
さて、プログラミング言語はたくさんの種類があることはお伝えしたとおりですが、1つ1つのプログラミング言語はそれぞれ特徴を持っています。
・Windowsのアプリケーション開発に向いた言語
・Webサイトの開発に向いた言語
・同じWebサイトの開発でも、ユーザーが実際に操作する部分(フロントサイドといいます)を開発するための言語
・ユーザーが操作した内容を元にデータの登録や取得などをおこなう部分(サーバーサイドといいます)ための言語
といったように、その用途によって種類が異なります。
さらに同じ用途であっても、開発者の思想やこだわりによって全く異なるプログラミング言語がいくつもあるのです。
実際の開発現場では、プログラミング言語を選定する際に以下のようなことを考慮して選択しています。
▼学習コストが低いか
簡単に言うと、身に付けやすい言語であるかどうかといえます。
プロジェクトを進める上では、そのプロジェクトを完成させるために必要なITエンジニアの人数を集める必要があります。
(集める先は社内メンバーであったり、外部の協力会社であったりします。)そういった場合に、あまりメジャーではないプログラミング言語を選定していると、ITエンジニアが全く集まらないことがあります。学習コストが低い = 身に付けているITエンジニアの人数も多いといえますので、重要なポイントの1つです。
▼要求するパフォーマンスを満たせるか
システムを開発する際には「この処理は◯秒以内に完了させること」といったルールをあらかじめ設けています。
このルールを実現できるかどうかという点は、使用するプログラミング言語も影響するのです。
あまり処理の速さを必要としないのか、それとも厳密に処理時間が定義されているのかという点も、プログラミング言語を選定する際に必要な情報です。
▼その言語に関する情報が多いか
プログラミング言語を習得している人も全てを丸暗記しているわけではありません。ある程度の基本的なルールや気をつけるべきポイントを記憶しているのです。
実際にプログラミングで詰まった場合は、インターネットや書籍などから有用な情報を見つけ出し、解決へと導きます。
その際に、対象のプログラミング言語の情報が豊富にあるかどうかという点は、選定時より意識しておくべきポイントといえるでしょう。
プログラミング言語とフレームワークの関係
では、ビジネスの現場ではどのようなプログラミング言語が使われているのでしょうか?
実際にプロジェクトを開始するにあたり、前述したようなポイントを踏まえてプログラミング言語を選定するのですが、それと合わせて「フレームワーク」というものを採用するケースが多いです。
「フレームワーク」とはいわばパワーアップするためのキットのようなものです。
プログラミング言語本来の機能に加えて、頻繁に使われるであろう機能などをまとめたものになります。
ビジネスの現場でよく使われているプログラミング言語
では、実際に現在ビジネスの場でよく使われているプログラミング言語を代表的なフレームワークとともにご紹介いたします。
※フレームワークについては、「こんなものがあるんだ」といった把握をしておく程度で問題ありません。
▼Java
Javaはデスクトップアプリから、Webサイト、スマホ向けのシステムを構築することができます。パフォーマンスやセキュリティに対する対応も良いため、実際にプロジェクトで採用されるケースが大変多いです。
フレームワークとしては「spring」や「Play Framework」などが最近のトレンドです。
▼PHP
PHPはWebサービスのサーバーサイドで圧倒的な導入率を誇るプログラミング言語です。
オーストラリアのコンサルティング会社であるQ-SUcccess社の調べによると、約83%はPHPで実装されているとのことです。
学習コストも低く、枯れた技術(古くからある技術で安定している)であるため、勉強しておきたいプログラミング言語の1つです。
フレームワークとしては「CakePHP」や「Laravel」などが挙げられます。
▼Python
いま最も熱いプログラミング言語といえるでしょう。PHP同様に学習コストが低いことに加えて、AI(人工知能)関連のフレームワークがとても充実しています。
これからプログラミング言語を学習するのであれば、ぜひお勧めしたい言語となります。
フレームワークとしては「Django」や「Bottle」などがあります。
まとめ
今回はビジネスの現場で使われているプログラミング言語をご紹介しました。前述したようにプログラミングにはいろいろあり、流行り廃りもあります。
もし、みなさんがプログラミングの勉強を始めるのであれば、まずは学習コストが低いもの、かつこれから需要が上がる可能性があるものが良いでしょう。
※ 個人的にはPythonがイチオシです。
1つプログラミング言語を学習すると、プログラミングの基本を理解することができます。そこから2つめのプログラミング言語を学習する際は、飛躍的に学習スピードがアップします。無理がない範囲、楽しいと感じるスピードで学習を継続していくことが大事です。
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