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自分はIT業界に向いている?実務で本当に必要な資質とは何か

プログラミングや論理的思考以外に必要な資質

IT業界を志望している皆さんの中には、「自分がIT企業に向いているかわからない」「IT業界はどんな能力が必要なんだろう」と悩んでいる方が多くいらっしゃるかと思います。

やはりITエンジニアといえば、何といってもプログラミング能力や数学的、または論理的な思考が必要だとお考えでしょう。

たしかに上記のような能力は、必要な能力の1つです。ただしそれ以外にも必要な資質はたくさんあります。

IT業界というのは様々なイメージが先行しがちですが、その実態は外部からはなかなか伝わりにくい面があります。

そこで今回はITエンジニアである私自身が、同僚や知人のエンジニアから聞いた様々な話を通じてITエンジニアに必要な資質を考察してみようと思います。

志望する金融業界から内定を貰えなかったAさん

元々金融業界、特にメガバンクへの就職を志望していたAさんは、残念ながら金融業界からの内定を貰う事ができませんでした。

そこで2番目に志望していたIT業界ということで、内定を貰っていた自社サービスを展開するWEB系の企業への入社を決断しました。

元々高い成長意欲を持っていたAさんですが、プログラミングはもちろんPCもあまり得意な方ではありませんでした。弱点を克服するために入社までの数カ月はできるだけ多くPCを操作することから始めたそうです。

とはいえ、それまでITに興味がなかったAさんは、入社後の新人向け開発研修では、なかなか思うような成果が出ずに何度も挫折しそうになります。

そこで支えになったのが新人として同期入社のメンバーです。研修では互いに教え合いながら、時には研修を忘れて会社帰りに居酒屋でリフレッシュしながら開発研修を乗り越えることができました。

Aさんは研修後も様々な社内外の勉強会を始め、IT資格を取得するための自己学習を続けました。ITエンジニアとして5年目を迎えたAさんですが、現在は金融関係の基幹システム構築プロジェクトへ参画し、立派に活躍しています。

私はAさんがITエンジニアとして成功できたポイントは、根気よく学ぶ力に長けていた点だと考えます。

IT業界は進歩がとても速く、次々と最先端の技術が生まれていきます。また優れたシステムを開発するにはお客様の業務を深く知る必要があります。Aさんは常に技術や知識を吸収する姿勢があったからこそ、ITエンジニアとして成功できたのではないでしょうか。

人と話す事が大好きなBさん

人と話す事が大好きなBさんも、ITエンジニアとして日々活躍している同僚の1人です。

彼女は常日頃から人と話すことで誰かの役に立ちたいと考えていたそうです。そういった考えを持っているため、日頃から友人の相談には積極的に乗っていました。

友人からの評も高く、自分ひとりでは混乱していたところを、Bさんは現状を整理した上で的確なアドバイスをくれるということでちょっとした有名人だったそうです。

Bさんは内定をもらった大手SIer企業へ入社をして現在も活躍していますが、その会社では「人の話を聞く力」が仕事に役立っているそうです。SIerは、お客様が要求するシステム、またはお客様に必要なシステムを開発することが主な仕事です。

ですが、システムに詳しくないお客様は自分たちがつくりたいシステムのことを上手く表現できないことが多いのです。そこでITエンジニアは、お客様と対話を重ねることでお客様自身の業務や現状のシステムを理解するところから仕事が始めます。

そして、お客様の業務の真の問題点は何か、本当にお客様が必要なシステムはどういったシステムかという点を検討します。

ITエンジニアというと黙々とPCに向かって作業を行うというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、皆さんが想像している以上に、対話を重ね理解する能力、そして自身の考えを相手に伝える能力が求められます。

Bさん自身も想定していなかったそうですが、ITエンジニアはプログラミング以上に、人の話を聞き理解をした上で、最適なシステムを提案・構築を行うという能力が求められていることに気づいたそうです。

お客様の課題を追求し、システムを活用して解消していくことに、Bさんは非常に大きいやりがいを感じているとのことでした。

子供のころからパズルやプラモデルが趣味のCさん

Cさんは子どものころからパズルやプラモデルといった「ものを組み立てること」が大好きで、大人になった今でも趣味として楽しんでいるそうです。

独立系SIerで働いて約10年程度になるCさんですが、この趣味はシステム開発と共通していることが多くあると感じているそうです。それは、どちらも様々な「部品」を組み上げて1つの完成物を作り上げるといった点や、たった1つのミスにより完成できなくなってしまうという点です。

システムは様々な規模がありますが、巨大なものでは20万人月という規模になります。20万人月というのは、20万人が1ヵ月かけて完了するという巨大なプロジェクトです。そのような大規模なシステムであっても、完成図を描き1つ1つ部品をつくり、つなぎ合わせていくとことに変わりはないのです。

私はCさんが長年ITエンジニアとして働いていることの1つの要素として、この「ものづくりが好き」という点が作用していると感じています。これもITエンジニアにとっては必要な資質だと言えるでしょう。

ITエンジニアにも様々なタイプの人材が活躍している

今回はITエンジニアにとって必要な資質を考察するという目的で3人のITエンジニアに関するエピソードをご紹介しました。

おそらく皆さんが思い描いている以上に、ITエンジニアの仕事は幅が広く、そして深いのです。皆さんが得意としているものにも、ITエンジニアとして必要な資質はたくさんあることでしょう。

まずはしっかりとした自己分析を行い、自身の得意なこと、強みを把握することから、自身が将来ITエンジニアとして活躍する姿を思い描いてみましょう。

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