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IT業界の就活における3つの心得

昨今、IT業界は良くも悪くも非常に注目を集めています。近年では、就活を控えている学生でIT業界1本で就職活動をする学生も増えてきています。IT業界の就活は他の業界の就活とは違うという噂を耳にした学生もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は就活を控えている学生のために、IT業界の就活における3つの心得をご紹介したいと思います。

1. 興味のある企業の念入りなリサーチ

どの業界に就職しようとしても、興味のある企業のリサーチを事前に行うことは非常に重要なことです。IT業界の就活においては他の業界以上に企業のリサーチが重要となります。理由としては、一口にIT企業とはいってもその事業内容は多岐にわたり、企業によって強みとしている事業や技術は異なるのに加え、他の業界に比べて企業の淘汰のスピードが速く、今は好調な企業でも3年後に存在している保証はどこにもないからです。せっかく入った企業が倒産してしまったなどはどの業界においても起こりうることではありますが、IT業界においてはその可能性は他業界に比べて高いのが現実です。

なので、興味のある企業の財務状態や将来性、ビジョンなどを必ずチェックしましょう。また、その企業が主とする事業はスマホアプリ開発なのか、システム構築なのかなどしっかりと情報を掴んでおきましょう。

2. 明確な志望動機

就職活動をする学生に非常に多い悩みが「これといった志望動機がない」や「明確な志望動機が思いつかない」などです。こうした悩みを持った学生の多くは志望動機の作成に頭を悩ませています。一方で、履歴書や面接では必ずと言っていいほど志望動機を聞かれます。「なぜこの会社に入りたいのか」、「なぜこの仕事をしたいのか」、「なぜこの業界を選んだのか」などです。

ここでは、履歴書や面接で採用担当者から必ずといっていいほど聞かれる志望動機のうち、IT業界特有の志望動機について説明していきます。ただし、志望動機に正解はありません。あくまでこの記事は参考程度に捉え、自分なりの志望動機を作って下さい。

企業は人を求めています。企業は人で成り立っています。みなさんが考えている以上に企業は人材採用に本気です。企業の採用担当者は「この人が自分の会社にどう貢献してくれるのか」を見ています。あなたの持っているスキルや特技、人柄など些細なことでも結構ですので、自分がどうIT業界に貢献できるか、ここから考えてみましょう。

また、IT業界はシステム開発などでチームを組んでプロジェクトを進める機会が多くあります。スキルや知識以外にもコミュニケーション能力が重視される業界なので、コミュニケーション能力に自信のある方は面接官に積極的にアピールしましょう。

他には、あなたの過去の経験から志望動機を探ってみましょう。経験といってもIT業界に直結するような経験である必要はありません。アルバイトや留学、クラブ活動など何でも大丈夫です。あなたが過去に一生懸命に取り組んだことの中から何を学んだのか、そしてその学んだことをいかにIT業界に貢献できるかを述べます。

また、アルバイトやインターンシップなどで過去にIT業界に携わっていた人はその経験から志望動機を見出してみましょう。プラスの経験、マイナスの経験どちらでも大丈夫です。企業の採用担当者は長く働いてくれる人を求めています。新卒者の離職率は高いのが現状で、新卒者の3年以内の離職率は3割を超えると言われています。つまり、採用担当者は新卒者に「すぐにやめてほしくない」のです。こうした事情を把握したうえで練られた志望動機は面接官の心をつかみます。実際にIT業界で働いたことのある人は、自分の経験を具体的に述べ、それでもこの業界に入りたいんだという強い気持ちをアピールしましょう。

 3. 自分のスキルや知識をカタチとして残しておく

これは特にエンジニア志望の学生に注意していただきたいことです。IT企業を支えているのはエンジニアだと言っても過言ではないと思います。例えば、あなたがとても優秀なエンジニアであったとしましょう。面接の場でJava, Objective-C, PHP, Rubyがかなり高いレベルでできますと言ってもそれを証明するものがなければ説得力が一切ありません。なので、就活に臨む前になにかしらのカタチにしておくことで採用面接はかなり有利に進められるでしょう。

また、GitHubを使ってソースコードを残しておくことも一つの有効な手段です。

このGitHubというサービスは自分が書いたソースコードを世界中の人から評価してもらえる「エンジニア界の赤ペン先生」のようなサービスです。近年のエンジニア採用の現場では重宝されているサービスです。

エンジニア以外の職種に関しては、やはり資格を持っておくことはかなり有用です。簿記・TOEIC・ ITパスポートなど自分が興味がありIT業界において有用性の高い資格を持っておくことは大事です。

まとめ

いかがでしたか?この記事が少しでもIT業界に就職したい学生の参考になればと思います。就職難の時代は終わり今度は人手不足になりつつあるなどと世間では言われていますが、10年後には更に社会のIT化が進み、今ある仕事がどんどんロボットやコンピューターにとって変わられようとしています。IT業界に就職しようとしている学生に限らず全人類が直面する未来であり、そんな中でも生き残っていけるような人材になれるよう頑張りましょう。

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