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スティーブジョブズが尊敬していた、ソニー創業者盛田昭夫とは?

出典 : qnanwho.blog.so-net.ne.jp

この記事のポイント

  • 盛田昭夫はソニーの共同創業者で、スティーブ・ジョブスにも多大な影響を与えた世界的経営者です。
  • ウォークマンの誕生は、井深大氏の出張がきっかけとなった偶然の産物でした。
  • 「WALKMAN」という和製英語はやがて世界に浸透し、フランスやイギリスの辞書にも掲載されました。

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盛田昭夫氏とは

盛田昭夫氏はスティーブ・ジョブスに大きな影響を与えた人物としても有名です。
ジョブス氏は自分やアップルの社員に大きな影響を与えた、と語り、またMacの工場を作るときにSONYの工場を模倣し、構築したとまで言われています。
各国のエンジニアに大きな影響を与えた、盛田昭夫氏は1921年に生まれ、戦後すぐにソニーの前身東京通信工業を設立、ウォークマンのヒットで世界的な経営者としての知名度を上げ1999年78歳の生涯を終えています。

東京通信工業を設立。国産初のテープレコーダーを開発。

盛田昭夫氏は愛知県名古屋市で造り酒屋の長男として生まれました。愛知県の第八高等学校(現名古屋大学)、大阪帝国大学理学部物理学科を卒業しています。
太平洋戦争中、海軍技術中尉時代に戦時科学技術研究会で井深大と出会います。終戦後の1946年に井深は技術担当の専務、盛田は営業担当の常務として、共に東京通信工業を設立します。陸軍で用いられていた技術をもとに、ステレオ装置を完成し、日本初のステレオ放送を行いました。
1950年に
国産初のテープレコーダー「G型」を発売、1955年にはトランジスタ・ラジオ「TR-55」には「SONY」のマークをつけて発売します。
その後1958年、ソニー株式会社に改称し、上場を果たしました。ソニーという名前は海外進出を目論んで名付けられました。その目論見通り、日本企業で初めてニューヨークの証券取引所に上場を果たしたのが、ソニーでした。

音楽×テクノロジーの傑作、ウォークマンの誕生。そして世界のSONYへ。

出典 : nipponsei.jp


 

オープンリールのテープからカセットまで

1950年に「G型」を送り出してから、官公庁へのオープンリール式のテープレコーダは徐々に世の中に浸透していきました。1964年には「TC-357」では6論レベルの自動調整機能、テープをかけやすくする機能が付加されたタイプが発売されています。
ソニーではテープのカセット化、レコーダーの小型化、軽量化がすすめられていました。1957年以降カセットの「世界標準モデル」を目指していましたが普及には至らない中、1963年「コンパクトカセット」をオランダのフィリップス社が開発、これが特許無償公開され、一気に普及が進みました。

開発のきっかけは井深氏の出張

1978年、小型のモノラルタイプのテープレコーダー「プレスマン」が発売されていたが、出張の多い井深氏が「プレスマンに再生用のステレオ回路の組み込みができないか?」と相談したのが開発のきっかけとなります。
急場で改良した「プレスマン」のステレオ音声をヘッドホンで聞くスタイルを井深氏が気に入り、盛田氏へも紹介します。盛田氏は、ヘッドホンで音楽を聴くおもしろさ、一人だけで音楽を楽しめる点 、持ち運びができる事に着目し独自のビジネスのカンが働き商品化へと突き進みます。
1979年2月盛田氏は関係者を集め商品のコンセプトを伝えます。「1日中音楽を楽しむ若者のため、夏休み前の発売(6月21日)に間に合わせる。また、ソニー創業33周年であったため価格は33,000円にする」 と言うものでした。ソニー別部門で作っていた軽量のオープンエアヘッドホンも完成しておりこの2つを結び付けて、4カ月という短期間での商品開発が始まりました。

開発中の否定的な意見の中での発売

既存の技術の寄せ集めで製品化できるため技術的な苦労はなかったものの、社内では「録音機能がない再生専用機など絶対に売れない」という意見や「WALKMANという和製英語で売れるのか?」という否定的な意見も数多くありました。また、販売部門の担当者が代理店で商品説明をしても、「録音機能がない事」への疑問がぶつけられます。
しかし、好奇心に満ち溢れた井深、盛田の熱意と製造ラインにいる女性たちの肯定的な反応に後押しされ、当初の発売目標から10日遅れの1979年7月1日に発売されました。生産台数3万台に対して、発売月7月の販売数は3000台にとどまります。

日本での爆発的な人気と世界進出

8月、実際に使ってみてもらうことに専念して宣伝活動をした結果、ユーザーの反応は非常によく、8月には3万台が完売、製造が追いつかない状況になります。
また、それに伴い世界でも発売をしていきますが和製英語の「WALKMAN」は受け入れられず、アメリカでは「サウンドアバウト」、イギリスでは「ストウアウェイ」、オーストラリアでは「フリースタイル」と言う商品名で売られていた時期もありました。
来日した音楽家によって各国に次第に「WALKMAN」という名称が浸透したこともあり、盛田は世界中の製品名を「WALKMAN」に統一することを決めました。
その後この和製英語はフランスやイギリスの辞書に載りポータブルプレーヤーの総称として使われるようになりました。

世界に影響を与えた経済人

1998年アメリカハリー社の消費者調査で、SONYはブランドネーム第1位に選ばれました。盛田氏は米TIME誌の選ぶ「20世紀に影響力のあった経済人」、「20世紀の100人」にそれぞれ日本人で唯一選ばれています。
その盛田氏の根底に流れる思想は彼の名言に現れています。

世界的視野で考え、地域にあわせた行動を。
アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。
死ぬときに「俺は大事な人生を、あんなところでムダに過ごしてしまったな」と思ったとしたら、これほど不幸なことはない。やはり、「俺はソニーで働けて幸せだった」と思って死ぬようにしてあげることが、社員に対する最大の務めだと思う。
名よりも実をあげることがビジネスだ。実業という文字の通り、とにかく実がなければならない。
出典 : 盛田昭夫 語録

ジョブス氏と盛田氏のエピソード

ジョブス氏と盛田氏が初めて会ったのは1979年です。ジョブス氏がソニーの3.5インチフロッピーを初代Macに搭載するためにソニーを訪れました。
その時にプレゼントをされたのが「WALKMAN」、ジョブス氏は感激しその場で分解したという逸話もあります。
ソニーの工場視察ではユニフォーム(同じジャンパー)を着て働く工員たちを見て盛田氏に質問をすると「絆だよ。」という答えに感動し、ソニーユニフォームをデザインした三宅一生氏にわざわざデザインを依頼し、持ち帰ります。
しかしアップル社での導入に社員は猛反対、断念しました。ジョブス氏は自分だけのユニフォームとして三宅一誠がデザインした黒のタートルネックを着るようになり、生涯それを愛用していました。
iPodの発売の際には、人を真似することが大嫌いであることが知られていたにもかかわらず「これは21世紀のWALKMANだ」と周囲に自慢した事も知られています。盛田氏の訃報を聞いてアップルのカンファレンスで「盛田昭夫氏は、私とAppleのスタッフに多大なる影響を与えました。」と弔意を表しました。
以上のような、エピソードからもジョブス氏がいかに盛田氏に心酔していたかが分かります。どんな偉人にも、尊敬する人がいるものだと思うと、自分でもそういった人を見つけられるといいかもしれませんね!

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編集後記

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盛田昭夫氏の「アイデアを実行する勇気」という言葉は、就活という挑戦の場でも深く響くものがあります。
自分の可能性を信じて一歩を踏み出すことが、キャリアをひらく最初のきっかけになるはずです。

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