中途採用の市場では8割の求人が非公開になっていると言われています。そして昨今、新卒採用の市場でも求人を非公開にする企業が増えています。
今回は新卒採用企業があえて求人を非公開にする理由を踏まえ、非公開求人に出会う方法等をお伝えします。
非公開求人って何?
非公開求人とは、一般の大手ナビサイトには掲載されていない求人のことを指します。非公開求人は一部のターゲットをセグメントしたサイトや、それを扱う専門のエージェントに登録することで紹介してもらうことが出来ます。
特にIT業界やエンジニア採用は企業の採用時期が早く、2月までには多くの企業が採用活動を開始しているにも関わらず大手ナビサイトではインターンシップ情報しか掲載できないため、年々非公開求人としてエンジニアを採用する企業は増加しています。
3月の大手ナビサイト解禁まで待っていたらもう遅い!IT業界やエンジニアを志望する学生は早めに動き出しましょう。
企業が求人を非公開にする4つの理由
1.大手ナビサイト解禁前に採用を始めたいのでそもそも非公開以外で採用できない。
2.求人を公開していることを知られたくない。
3.公開すると応募が殺到してしまうので厳選して会いたい。
4.採用担当が専任ではなく、時間的余裕が無い。
1.大手ナビサイト解禁前に採用を始めたいのでそもそも非公開以外で採用できない。
最も多いのがこの理由。インターンシップの市場が活性化するのに伴い、企業の採用活動も早期化しています。魅力のある優良ベンチャー企業は大手企業が動き出す前に自分たちを知ってもらおうと動きます。
また、大手企業もそれに対抗して早期のイベントや非公開求人等採用チャネルを増やし続けています。3月までに水面下でどれくらいの学生に接点を持てるかが大手・ベンチャー問わず優秀な学生を採用するカギとなっているのです。
特にエンジニアは12~2月が接触のピークと言われています。それを知って早期から活動する学生と、知らずにのんびり3月から就活を始める学生では大きな格差がついてしまいます。
2.求人を公開していることを知られたくない。
大手企業の一部も積極的に活動する早期ですが、あまり派手に動くことはできません。理由は大人の事情ですのでここでは詳細には触れませんが、大手企業も優秀な学生を採用するために必死になっているのが現在の売り手市場なのです。
3.公開すると応募が殺到してしまうので厳選して会いたい。
人気企業の求人には応募者が殺到し、採用担当は書類選考や説明会・面接に追われます。総合職は50名採用するのでナビで大量に母集団を集めたいが、エンジニアは5名の採用なのでターゲットにピンポイントで会いたい。
早期はインターンシップをやっているので面接にかけられる時間が少ない。そのため応募条件に本当にマッチした学生だけと会いたいが、公開すると色々な学生が来てしまう。非公開求人を利用する背景には採用活動の効率化もあるのです。
4.採用担当が専任ではなく、時間的余裕が無い。
こちらも同義です。優秀な人材を採用するには採用担当が優秀である必要がありますが、優秀な担当者であるが故に中途採用や教育研修等と兼務している人事はたくさんいます。そのため、非公開求人として厳選された学生のみの採用活動に専念をするのです。
非公開求人を扱うのは就活エージェント
企業が求人を非公開にして採用活動をする理由はおわかりいただけたと思います。では、どのように非公開求人に出会うのか?それをこちらで紹介します。
非公開求人は、エージェントと呼ばれる求人のプロが扱っています。エージェントは多くの企業の求める人物像を熟知し、学生と面談を重ねることでマッチした人材のみをその企業に紹介します。
そのことにより企業の効率を上げるのは当然ですが、学生の皆さんも書類で落ちるぐらいマッチしていない企業にエントリーシートを書いたりという手間がかかりません。
また、エージェントの紹介であれば一次選考をスキップできたりと有益なことはたくさんあります。非公開求人はエージェントに登録して紹介してもらうもの。これが早期内定の近道になります。
実はエンジニア就活にも非公開求人がたくさん
エンジニア就活を運営するシンクトワイスにも、非公開求人を扱うエージェントが多数在籍しており、年間で約1,000社の非公開求人を預かっています。学生に非公開求人を紹介するための面談も随時行っています。年間で約13,000名の学生と面談をしているので就活の悩みも解決すると思います。
・希望する企業の条件は大体定まっているのでマッチした企業を紹介してほしい。
・手に職つけるエンジニアになりたいと思っているが、どんな企業が良いかまだわからない。
・エンジニアとしての就活に強くなる自己PRを一緒に考えてほしい。
エージェントは企業の採用と学生の就活が成功するために存在するプロフェッショナルです。
就活を有利に進めるためにも、ぜひ早めにエージェントを活用してみてください。