ITエンジニアを目指しながらも、どの業界を目指せばいいのかまだ迷っている就活生もいることでしょう。その場合には、仕事内容で選んでもいいですし、やりがいや将来性など自分が何を重要視するのかが大切なこと。
もしも、重視することが年収であるならば外資系コンサルティングファームの一択になるかもしれません。ここでは、外資系コンサルティングファームのお仕事について詳しく紹介していきます。ピンと来たなら目指してみてもいいですよね。
1.外資系コンサルティングファームのお仕事
外資系コンサルティングファームとは外資(海外の企業が出資している企業)系のコンサルティング会社のことで、お仕事の内容は、通常のコンサルティング業務と同様です。顧客の業務を分析し、改善へと導くお仕事。
当然、表舞台に立つようなプレゼンのお仕事もありますが、多くは裏方の地味なお仕事が多いかもしれません。地道な作業は過酷を極め、残業も多く自宅に仕事を持ち帰ることも多いことでしょう。
それでも仕事のやりがいは大きく、有能な人材が多いことも特徴です。将来の目標を高く掲げている人が多く、起業するためにコンサルティングファームに入社する人や、転職の足がかりにする人、とにかくスキルを高めたい人など様々。
新卒の入社は有名大学からの採用が多く、ハードルが高いですが、入社できれば高い年収を手にすることができます。
2. 外資系コンサルティングファームの年収事情
年収で選ぶなら外資系コンサルティングファームだと言われる理由は夢のような年収の高さです。では、どの程度の年収を手にできるのでしょうか。
新卒の年収で約600万円と通常のIT企業よりも少し高い程度。しかし、外資系では、その後のステップアップが早く、実力に応じて、2年程度で年収1,000万円台に乗ると言われています。
また、外資系コンサルティングファームの大きな特徴としては、年俸制のため、ボーナスがないこと。その代わり、個人の能力に応じたインセンティブ制が採用されています。年間のインセンティブは新卒でおおよそ300万円。働くモチベーションにもつながりますよね。
3. 外資系コンサルティングファームのメリット・デメリット
外資系コンサルティングファームにはメリットもあればデメリットも多くあることが特徴。外資系コンサルティングファームで働くメリットは、年収が高いこと、学べる機会が多いこと、モチベーションが高くなること、頑張るだけ評価されることなどが挙げられます。
しかしながらデメリットも多いので注意が必要です。
仕事が激務であること、心身ともに体調を崩しやすいこと、実力主義なので年収が保証はされないこと、周囲に優秀な人材が多いため、プレッシャーがかかること、癖のある上司が多いことなど。
安定した仕事と収入を求めるなら、外資系コンサルティングファームには不向きだと言えるでしょう。コツコツ地道に実績を積み上げていきたい人は、外資系コンサルティングファームではなく、日系のコンサルティングファームを目指した方がいいかもしれません。もしくはコンサルティング業務自体が激務になるため、違うIT分野を目指すべきでしょう。
まとめ
外資系コンサルティングファームの実態をご紹介しました。夢のような年収にドキドキした学生さんも多いことでしょう。しかしながら当然仕事は激務です。甘い世界ではありません。それでも、実力社会に魅力を感じたなら思い切って目指してみてくださいね。
もしも、人生の充実を考えるなら他のIT分野で活躍した方がいいと言えるでしょう。
<参考資料>
・外資系企業ランキング!年収とホワイト度を一覧紹介:外資系でホワイトな企業はあるか!?|就活サイト【ONE CAREER】
・外資系コンサルティングファームってどんな仕事?年収は?実際に働いてみて色々分かった | ママズアップ
・外資系コンサルタントになるメリット・デメリット : 無濾過