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人見知りで面接がうまくいかない人へ贈る4つの発想法

極度の人見知りでも克服はできる

私はITエンジニアとして十数年仕事をしています。ご存知かもしれませんが、ITエンジニアは人と話すことが意外と多い仕事です。相手としっかりコミュニケーションをとることが、仕事のスピードや正確性に表れてきます。ですので、エンジニアを採用する企業としても、そういったコミュニケーション能力があるかを面接で確認することが多いと思います。

やや自画自賛になってしまうかもしれませんが、私は誰とでも気兼ねなく話すことができます。もちろん相手が人見知りであってもそれは同様です。仕事であろうが、プライベートであろうが、コミュニケーションで困ったことはほとんど記憶にありません。

ですが、人見知りである人の気持ちや考えは、私自身もよく理解しているつもりです。それは、私自身も小学生〜中学生の頃は極度の人見知りで、自分から会話を展開するなどといったことは全くできなかったからです。

私は、日頃からこの性格について修正したいと思っていました。そして考え方を少しずつ変えていくことにしたのです。今回は、私が人見知りを克服するために大事だと思う4つのことをご紹介しようと思います。

人見知りとは何か?

まず、人見知りとは何でしょうか?

  • 人と話すのが苦手
  • 言いたいことが言えない
  • 人前にでると緊張してしまう
  • 人と話している時につい目をそらしてしまう
  • 自分が言った言葉に自信が持てない
  • 自分の言葉が相手を傷つけないか不安

その他にも様々なものがあると思います。これらを大別すると「(相手から)自分がどう思われるか」という点に集約されると思います。これは当たり前といえば、当たり前です。人間関係とは常に「自分」と「相手」という二軸が基本だからです。

ただし、相手を変えるというのはとても難しくエネルギーを消費します。そう考えると残された道はただ1つ。それは自らの考えを変えるということしかありません。以降は、私の実際の経験から、人見知りを克服するために大事だと思うポイントを紹介します。

1.他人はさほどあなたのことに興味が無いと考えよう

私は、人前に出るとき「恥を欠くのは嫌だ」「嫌われたら嫌だ」ということばかりを考えていました。こう思うのは人間としては自然なことなのだと思います。誰だって嫌われるよりは好かれるほうがよいはずだからです。

ただ、あまりにも「他人がどう思うか」を考えすぎると、自分自身でプレッシャーをかけているようなものだと考えるようになりました。そこで私は「他人は思ったよりも、私自身には興味がない」ものだと自分に言い聞かせることとしました。本人にとっては「失敗した」という思いはいつまでも忘れないものですが、他人からすると実はすぐに忘れてしまうものなのです。

2.あなたは目の前に通るたくさんのチャンスを見逃している

人の考え方というのは、個人単独で形成されたものではありません。これまでに出会ったたくさんの人から大なり小なり影響を受けた結果だといえます。

ですが、生きている間に会う人間は限られています。1週間に1人だけ初対面の人に会うと仮定すると年間約52人にしか会えません。これを10年続けて520人、20年続けて1040人…。実際にはこれよりももっと少ないことでしょう。そう考えると、人との出会いというのはとても貴重なことだといえます。

私自身はシステムエンジニアという仕事も関係しているのか、どちらかというと非科学的なものの類は信じていないのですが、それでも人と人をつなぐ不思議な縁というものはあると感じています。

今、目の前にいる他人は今後のあなたの人生を変えうる存在なのかもしれません。そのチャンスが目の前にあるのに何もアクションを起こさないのは、とても大きい機会を損失しているのです。

3.目の前の相手も人見知りかもしれない

目の前に初対面の人がいます。ただ、なかなか喋りかける機会がない。気にはなっているけども、向こうも喋りかけてこない。そわそわと落ち着かない時間を過ごしながら、そのまま喋らずじまい…。

このような経験をしたことがある方も多くいらっしゃると思います。こういった場合、私は「相手も人見知りだから話しかけづらいんだ」と考えるようにしています。相手も緊張しているんだと考えると、なぜかこちらの緊張が少し和らぐものです。

そして、少しだけ勇気を出してこちらから話しかけてみましょう。会話の糸口はなんでも良いです。共通の話題を見つけることができればもっと良いでしょう。

「初対面で話しかけてくれた」という印象はよほどのことがない限り、その後もポジティブな思い出として心に残ります。「話しかける」ということは、相手に対して「興味があること」を体現するアクションだからです。これは今後その人と交流する際に強力なアドバンテージになります。

4.会話は連想ゲームであることを意識する

人見知りの人が心配するものの1つに「会話が続かなかったり沈黙が怖い」というものがあります。確かに初対面の人と会話中にふと沈黙が続いてしまうと気まずい空気になりますよね。

こういった場合どうすればよいのでしょうか?スムーズな会話を展開するために理解しておくポイントがあります。それは会話のつなぎ方です。これを把握しておくことで会話の展開力が飛躍的に向上します。例えば、初対面の人とプログラムについて話す機会があったとしましょう。

「プログラム」→「難しい」→「勉強方法」→「勉強時間」→「時間の作り方」→「休日の過ごし方」

と、頭で考えると1つのテーマからどんどんと関連するテーマが浮かび上がってくると思います。人と会話をしている時も話しながら頭の中で様々なテーマをイメージし、そちらへ会話を展開していくのです。

そのテーマの中で相手が好きなこと、興味があることになると、積極的な会話を相手から展開してきてくれるようになります。最終的には連想した様々なテーマを話しつつ、相手のリアクションを見て円滑なコミュニケーションがとれるようになるはずです。

まとめ

今回は人見知りを克服するために大事な4つのポイントをご紹介しました。考え方を少し変えるだけで、あなた自身の行動も変わるものです。

もちろんすぐに劇的に変化することは難しいと思いますが、「こうなりたい」と意識し、その思いを少しずつ行動に変えていくことが大事だと思います。

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