この記事のポイント
- “逆エントリー”で企業側からスカウトを集めた就活生・近藤佑子の斬新な就活スタイルを紹介
- 自己分析・セルフブランディング・評価軸の明示——彼女の取り組みには今も通じる就活の本質がある
- クレイジーな行動も誠実さと自己分析に裏打ちされていれば武器になる
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かつて大きな話題になった就活生がいます。IT業界の就活エピソードとして今も語り継がれる存在です。
就職活動家、近藤佑子とは、どのような人なのでしょうか!?
1. ”シューカツ”の概念を覆した近藤佑子
近藤佑子を読み解く上で鍵になるのが、”逆エントリー方式”。普通の就活生には聞き慣れない言葉ですが、文字通り、会社側からエントリーさせるというもの。
普通の就活では、
- エントリーフォーム〇〇より応募→会社説明会
- 面接
- 内定
が普通の流れですが、近藤佑子は、1.と3.の就活生と会社側立場を反転させるのが逆エントリー。
ともかく、話題のサイトを見てみましょう。
「メチャクチャにヤバイ就活生近藤佑子を採用しませんか?」
もともと26歳の誕生日企画として始めたこのサイト。構成は、まず「ヤバイ就活生・近藤佑子とは?」「近藤佑子の自己PR」「近藤佑子の趣味・特技」といった自己アピールにはじまり、「ゆうこの就職活動家日記」「近藤佑子と面接」で動機を説明している。最後に「推薦者の声」の欄をつくり、応募フォームへとつながる流れとなっています。
この試みは一日で12万PVに到達などブームを巻き起こし、サイト立ち上げ後数日の間に14件もの逆エントリーが舞い込んだようです。驚きですね!
2. 現状の就活にもの申した近藤佑子
さて、そんなふざけたような近藤佑子の行動ですが、内側になにか芯を感じるのは筆者だけではないはず。ここでは彼女の考えていた事を探ってみましょう。
もともと普通の就活生だった近藤佑子
彼女はサイト立ち上げ前、普通の就活生と同じように会社にエントリーして就職活動を行っていました。しかし、その結果はよくなかった。10社エントリーしてほぼ全滅だったようです。その理由について、自身のブログの中にこう書いています。
企業の求めている枠組みと私がズレているからだろう
もともと人付き合いのあまり得意でなかった近藤佑子。相手の枠組みに合わせきることができず、苦悩していたようです。まあ、逆に言えば個性があるとも言えますが。そんな彼女のなかには、自分が企業の枠組みにあわせられなかったという反省同時に、枠組みの提示を曖昧にしてしまう企業への不満感みたいなものがあったようです。
はっきりとした評価軸を提示した近藤佑子
実は、サイト発表から1週間もしない間に、企業から逆エントリーが舞い込んでいるのです。逆エントリー成功ですね! エントリー数は14件。しかし、自身の余裕から判断したときに、近藤佑子はいくつかに絞らねばならず、結局5件に絞っています。近藤佑子の企業に対する返答がこれ。
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検討させていただいた結果、貴社とはぜひ面接をお願いしたく思います。
評価軸は、主に
1.Facebookでご担当者様との共通の友人の多さ
2.企業で働いている方を知っているか
3.業務内容への興味
の3点でして・・・
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近藤佑子は、自身の就活経験から感じていた就活の問題点を、逆にわざわざ選考基準を送ることで、身をもって提示していました。
3. 就活×自分な近藤佑子
考えられていたページ企画

近藤佑子は、もともと誕生日企画として毎年何かを企画していて、この年もなにか面白いことをしたいと思っていたようです。そんな近藤佑子が思いついたのがこのサイト。就活中ということもあり、就活を絡ませた企画をやりたくて、一ヶ月くらい前から企画の構想を練っていたようです。彼女の発想を知りたい方はスライドを参照。また、サイト企画の参考になったページとして、糸井重里氏への面接企画など同時期のセルフブランディング事例が参考にされていたようです。
セルフブランディングへの興味

もともと自分のルックスにコンプレックスの持っていた近藤佑子は、自分の見せ(魅せ?)方や、自分の世界観の提示ということに非常に興味をもっていました。同時期にTwitterで話題になっていた同じセルフブランディング系のサービスの動向を注視していましたが、そちらは炎上という結果に終わっています。近藤佑子の方は、最初から炎上の懸念をしており、クレイジーな中にも知性、誠実さをにおわせることで戦略的に炎上を回避できたようです。
4. まとめ
近藤佑子は成功したのか
さて、気になる逆エントリーの結果ですが、結局、内定はもらったようです。しかし内定は辞退し、後に普通に就活を経て就職。現在はIT関連のWebメディアやイベントの企画編集者として活躍しています。
これが成功と言えるのかはなかなか難しい問題です。しかし、筆者はこう思います。クレイジーなことをしてみたいという人は山ほどいるが、それを実践した人は少ない。さらに、実践した上で、実践しただけにとどまらず、それに対して真摯に向き合い、社会なり自分なりに何かしらの意味を持たせることの出来る人はなかなかいないと思います。近藤佑子はそれを成し遂げたような気がします。
近藤佑子から学べること
誰もが近藤佑子になれるかというと、そうではありません。そもそも、京大からの東大大学院という学歴の持ち主で、ホームページ制作能力があり、SEOに対する知識もあったようです。しかし、彼女から学べる事は少なからずあると思います。以下に筆者の観点からいくつか列挙してみました。
- 自身の中身をみられても耐えられるようにしておくこと。そのために、自分の分析をきちんとし、自分の考えをまとめ、自分に必要な最低限のスキルをみにつけること。
- 自分の興味の有る事に対してとことん挑戦すること
- ハプニングがあっても逃げずに立ち向かうこと
こういったことは就活(就活に限らずですが)において、間違いなく自分を助けてくれるはずです。
よくある質問
Q. 近藤佑子の「逆エントリー」とはどんな方法ですか?
通常の就活では学生が企業にエントリーしますが、近藤佑子氏は自分の魅力やスキルをまとめた専用サイトを公開し、企業側から逆にエントリー(スカウト)してもらう方式を取りました。サイト公開後1週間で14件の逆エントリーが届くという異例の反響を呼びました。
Q. 近藤佑子の就活から学べることは何ですか?
「自分の評価軸を明確に持つこと」「自己分析を徹底し、自分の考えをまとめること」「興味のあることに挑戦し逃げないこと」の3点が挙げられます。派手な手法に見えますが、その背景には自己分析と誠実さがあり、就活の本質に通じるヒントが詰まっています。
Q. ユニークな就活手法は自分にも使えますか?
誰もが近藤佑子氏と同じことができるわけではありませんが、セルフブランディングや自分の強みを独自の形で発信するという発想は参考になります。大切なのは「自分の中身が伴っているか」という点で、奇をてらうだけでなく誠実さと実力が土台になければなりません。
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編集後記
就活で悩んでいる方こそ、「自分の評価軸を自分で決める」という発想を持ってみてください。
編集者
エンジニア就活
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