インターンの時期も半ばを迎え企業によってはプレエントリーも始まりつつある中、皆さんは様々な求人情報をどのように見ているでしょうか?
なんとなくの興味で企業に応募するのも良いですが、ミスマッチや時間の浪費を減らし自分に合う企業を見つけるためにも求人情報を注意して見てみると今まで知らなかった良い企業が見つかるかもしれません。
というわけで今回はエンジニアの求人情報で見るべきポイント4選を確認していきましょう。
1. 仕事内容
仕事内容、非常にシンプルで皆さんも他は見てなくてもここは見ていることは多いでしょう。
一度エンジニアの求人情報を見たことがある人は分かると思いますが、他の業種と違い、仕事内容には具体的なスキル、プログラミング言語が書かれていながら業務の範囲自体は広く示されていることが大半です。これはエンジニアが営業や総務とは違い専門的な知識・技術を必要としており、かつ開発や研究といった理系専門職より広い範囲の事業を担当することがほとんどだからです。
エンジニアというのは職種として幅が広いので、技術営業に近い仕事、開発に近い仕事と様々です。仕事内容に書かれている内容について大体の企業では、開発に近い仕事であるならばプログラミングを使って何をするのかを詳しく書いています。
あなたがどういうスキルを使い、どういうフィールドで活躍をしたいかというのを考えて仕事内容を見ると本当に希望する仕事が早く見つかるでしょう。
2. 応募資格
求人情報によっては仕事内容と似たことを書いてある場合もありますが、だからといって読み飛ばすのはもったいないポイントです。
応募資格では仕事内容と同様に細かくどのようなスキルを持っていてほしいと書いてある場合と学歴など最低限の資格を書いてある場合との2通りがあります。前者の場合は書いてあることをそのまま自分の経験と照らし合わせればいいですが、後者については企業の考えを予想しながら読んでみましょう。
応募資格について詳しく書かないのは、例えば業務で必要なスキルに関して、他の言語での開発経験など一定以上のプログラミングの基礎さえあれば入社してから覚えてもらっても構わないという場合が多いといえます。また中小企業、ベンチャー企業であれば、応募の母数が大手企業に比べて少なくなる傾向にあるため、あまりしばりを設けず、できるだけ多くの応募者を募りたいという意図があるケースが多いです。
3. 会社概要
企業の事業の範囲も多岐に渡ります。皆さんエンジニアと名乗れるならばどのような仕事・企業でも良いと考えていないでしょうし、企業もITならば何でもやりますというところはないでしょう。
会社概要では単なる企業の良いところアピールではなく、どのような理念を持っており何をするか、どのような理想を抱いている人が来て欲しいかについて暗に示していることが多いです。
あなたがどのようなエンジニアになりたいのか、企業に入ったらどのように貢献したいのかというのはまだ学生である人には漠然としていて分からないものです。もちろんその会社で実施しているインターンシップに参加してみることでどのように貢献していけるのか、働けるのかのイメージを膨らませるというのも一策です。
ただし、インターンシップに参加する時間がないといった人でもできることとして、会社概要から想像して、どのような人が求められていて、自分がそこで活躍できるだろうかなどまずある程度の自分なりの今後どのように仕事をしてみたいのかのビジョンを作ってみましょう。
これを仕事ビジョンと呼ぶこととします。
おそらく2,3年働いていくなかで、この仕事ビジョンは変わっていくはずです。仕事をすることで本当に自分がやりたくないことややりたいことが明確化されていくからです。
具体的な例を挙げます。
『仕事ビジョン例1』
この会社ではITを使った会計業務の効率化を行う事業を展開している。自分は公認会計士として勉強した経験があるし、自分でプログラミングにも挑戦している。なので、お金×ITの事業領域において、会計業務を理解したうえで開発に携わってみたい。
『仕事ビジョン例2』
この会社ではITを使った介護業務の効率化を行う事業を展開している。自分の祖父、祖母が地元に残っていて、足腰も弱ってきていて、非常に心配だ。日本のこれからをみても、超高齢化社会になってきている。自分以外にもそのような心配をしている人がたくさんいることを大学の友達、家庭教師先の教え子の両親からもきいているし、その問題を解決したい。
仕事ビジョンを考えてさえいれば、エントリーシートや面接にも安心して望めることでしょう。
4. 事業内容
あなたがエンジニアを目指す理由はなんでしょうか?この質問には様々な答えが出てきますが、ほとんどの人はITでのものづくり、プログラミングを用いて何かを作り出したいとまず思ったからではないでしょうか。
だとすれば多くの人は何でも作れればいいやという人は少なく、ぼんやりとしながらもどういう分野でのエンジニアをしたいという考えがあるはずです。自分のスキルや勤務地など他の要件が合っていて良いなと思った企業でも、事業内容が自分がイメージしているものと近いかどうかを必ず確認しておくことをおすすめします。
求人情報の見るべき点についていかがでしたか? エンジニア職の就活を考えている皆様に少しでもお力になれれば幸いです。