最近プログラミングがはやっています。だからプログラミングを始めてみた、という方も少なくないと思います。
今までやっていなかったものを始めてみる、というのはすごいことで、なかなかできるものではありません。なので、それ自体を否定する気は全くありませんが、もう一歩プログラミングを意味あるものにするために、そういう方は今一度なぜ自分がプログラミングを始めるのか、考えてみて欲しいと思っています。
これからご紹介するのはただなんとなく始めてしまった方、もしくはプログラミング勉強したはいいけどなにかもやもやしている、という方に読んでいただきたい記事です。
プログラミングはツールである
「英語はただのツールである」という方がいます。英語学習の際に、発音から文法から限りなくネイティブに近づけようとしている人々に対して、プロじゃないんだから、英語は日常生活や仕事で伝わる程度でいいんだよ、という意味です。プログラミングについても同じことがいえるでしょう。プロのコーダーでなければ、極論プログラミングはコードを書いて実行できればいい訳で、細部にまでこだわる必要はないでしょう。完璧に理解しようとすれば、プログラミングが辛くなります。
プログラミングをする上で大切なこと
プログラミングを始める理由はなんでしょうか? 社会に役立つソフトウェアとか、面白いソフトウェアを作りたいから、という理由の人は少なくないと思います。ソフトウェアのを作ることはコードを書くこと、と一致する訳では有りません。プログラミングを書くことの本質は、コードを書き実行することです。ソフトウェアをつくることの本質は、コンテンツ作りです。もちろん、ソフトウェアを作るのにプログラミングは必須ですが。
プログラミング始めてしばらく経つと、いつのまにか自分の目的がソフトウェアをつくることではなく、コードを書くことに置き換わっていることがあります。そんなとき、自分はなにをしたかったのかを思い出してみるといいかもしれません。「Webサービスを作りたいあなたが真っ先に行うべき3つのこと」の記事がこのあたりのことを詳細に説明させて頂いているので、よろしければご一読下さい。
例えば、こういっている方がいます。
”世の中にはいろいろと不完全なものがあって、僕はだからプログラムを作っています。 ・・・(略)・・・ 自分が欲しいんだけど世の中にないから自分で作ろう”
出典 : FrogApps取締役CTO、増井雄一郎氏(シンポジウム『なぜプログラミングは必要なのか?』より)
”プログラムを書くとプロジェクトが早く進むから、です。プログラムを書ける人を探すより自分で書いた方が早い。プロジェクトが早く進むと成功する確率も高い。すべてはプロジェクトのために、です。”
出典 : YasuLab代表、安川要平氏(シンポジウム『なぜプログラミングは必要なのか?』より)
世の中を変えたいという大きな意志のある方もいれば、身近な必要性からプログラミングをやっているという方もいます。自分の目的はなにか考えてみてください。もちろん、プログラミング自体に面白みを見いだす人もいます。この境地に達すれば、プログラミング学習に悩む必要すらないですね!
”プログラミングが好きだから。それと、知的好奇心を満たされるから。”
出典 : Hack For Japan、高橋憲一氏(シンポジウム『なぜプログラミングは必要なのか?』より)
”自分を拡張できる感じがあるんですよね。プログラムだと、自分一人でいろいろなことが解決できてしまうから、自分の手足を増えていくようなイメージを持てるんです。”
出典 : FrogApps取締役CTO、増井雄一郎氏(シンポジウム『なぜプログラミングは必要なのか?』より)
実際に行動してみよう!
さて、ちゃんと自分のやりたいことが見つかったという方には、次のステップを紹介しましょう。
「Runnable」というサービスがおすすめ。
自分の実現したい機能があっても、どうやってコードを書けばいいかわからないときに役に立ちます。Googleで検索して一から自分で調べるのは骨が折れます。Runnableを使えば、実装したい機能を検索にかけることで、サンプルコードを参考にすることができます。それから、そのサンプルコードを編集することも可能。是非活用してみてくださいね。
さらに、Runnableを使ってみて、複数人で開発をしてみたい、という思いが出てくる人もいると思います。そうなれば、プログラマーとして大きな成長の兆し。エンジニアインターンより応募して、インターンで複数人での開発に挑戦してみましょう!