就活生の皆さん、Mac派ですか?それとも、Windows派ですか?学校ではMac、プライベートではWindowsと使い分けている学生の方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、これからも続くであろうMacとWindows戦争の歴史について紹介していこうと思います。また、最終章では、ITエンジニアがMacを使うことのメリットも紹介します。
やはりいまでも圧倒的なシェアを持つのはWindows
最近のOSシェアはどのようになっているのか見てみましょう。2014年9月現在でのデスクトップOSのシェアデータはこのようになっています。
デスクトップOSは、Windowsが92%で圧倒的に優勢です。Macは6.4%、続くLinuxも1.6%と非常に少ないシェアになっています。
ちなみに、デスクトップOSバージョン別のシェアは次の通りです。
Windows7が52.7%と約半分を占め、その次にWindowsXPが23.9%、Windows8.1が6.7%、Windows8が5.6%、MacOSX10.9が4%となっています。
この2つの円グラフから、現状は圧倒的にWindowsが優勢だとわかります。エンジニアを中心にMacユーザーは増えていますが、まだまだWindowsユーザーが大半を占めていることを示しています。
WindowsXPのシェアが高いことに驚かれた皆さんもいるのではないでしょうか?
複数台のパソコン(以下、PC)を使用している企業に関して言えば、多くの企業が安定性の高いWindowsXPを長年使用してきました。もちろん、サポート終了を機に、OSバージョンアップのためにPCごと代替をする企業も多いですが、コスト面がかかるので、WindowsXP(以下、XP)をそのまま使用しているケースも少なくありません。また、XPと連動した基幹システムを使用している場合、XPをそのまま使用しているケースもあるので、上記の円グラフの値に影響していると思われます。
MacOSとWindowsOSのシェアはどのように変化してきたのか?
1984年、初代Mac(Macintosh System 1)が登場したときには、Windowsはまだメジャーな存在ではなく、MS-DOSが主流でした。1995年、Windows95が世界的に大ヒットし、シェアをあっという間に広げたことでWindowsは一躍有名になりました。Windowsの台頭により、Macの売れ行きが弱まりました。そして、2004年、WindowsのシェアがMacの56倍まで広がります。しかし、その間、Macがなにもしなかったわけではなく、「iMac」という廉価版を発売し、一時的に売り上げを伸ばしました。
Windowsに差をつけられていたMacですが、2004年以降、その差を縮めています。それは、MacのプロセッサをPowerPCからintelに変換して、高性能プロセッサをノートPCへ持ち込むことに成功し「MacBOOKシリーズ」をヒット商品として世に送り出せたことや、Macを購入することが時代の流れになってきたからです。
なぜWindowsOSは圧倒的シェアをとることができたのか?
まず、理由として挙げられるのは、Windowsは富を生み出す存在だからです。。ネットワーク外部性という言葉があります。これは、同じサービスの利用者数が増えれば増えるほど、そのサービスから得られる利益が増加することを意味します。
Windowsの利用者数は多く、Windows用のソフトウェアは他のOS対応のソフトウェアより売れると見込んで、Windows用ソフトウェアに特化し販売します。結果、消費者はWindowsのソフトウェアの選択肢が広がり、希望に合ったソフトウェアを購入できる。そうなると、Windowsを使い続けるメリットがあります。こうして、Windowsユーザーは離れなくなるわけです。
他の理由としては、手に入りやすい価格設定であることや、Windowsの開発や改善が、いいタイミングで行われていることです。、コストパフォーマンスがいいWindowsOSだからこそ、シェアを伸ばすことができたのです。
ITエンジニア・プログラマーにとってのMacを使うメリットとは?
1. UNIXとしても使える
UNIXベースで多くのサービスやソフトウェアを安心して使用できる点
2. プログラミング開発に向いてる
Windowsのシェル環境(コマンドプロンプト)だとアプリのインストールでトラブルが多いが、Macでは問題ない点
3. フォントが綺麗
Windowsよりも非常に鮮明なフォントでの表示のため、見やすいと言えます
4. Xcodeが使用でき、iPhoneアプリ開発が行える
Xcodeは、Macでしか使用できないソフトウェアです。iPhoneアプリ開発では必須と言えます。
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