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SE・ITエンジニアの辛いところ【現役SEが語る】

ITエンジニアのつらいところとは?

私自身、約10年に渡りITエンジニアとして働いてきました。ITエンジニアは社会に貢献できる素晴らしい職種だと感じていますが、他の仕事もそうであるようにつらいと感じることもあります。

今回はITエンジニアに対する理解を深めていただくために、「ここがつらいよ。ITエンジニア」と題して、ITエンジニアのつらいところと私なりの解決方法や日頃気を付けていることを合わせてご紹介いたします。

プロジェクト炎上とは

誰も望んでいないのですが、プロジェクトは時として炎上します。プロジェクト炎上とは、

  • 予定しているスケジュールは破綻し、開発したシステムはバグの嵐で手に負えない。
  • お客様はお怒りになり、日々怒声を浴びせられる。
  • チームメンバーのモチベーションは著しく低下し、殺伐とした空気が流れる。
  • 目の前の仕事をしているはずが、全体を見てみると全くゴールに近づいていないばかりか、また新たな問題を見つけてしまう。

随分と柔らかく言うとこのような状態を指します。プロジェクト炎上はほとんどが開発工程の終わり頃になって発覚することが多いのですが、リリースの期日を調整できることは少なく、何が何でもスケジュール通りにリリースするために体力と精神力の戦いが始まります。この状態に陥ると毎日終電で帰ることができればまだ幸せで、徹夜で仕事するということもあります。

私自身も数回はこのようなプロジェクトに参画しており、毎日終電で帰っている時期や、リリース後に問題が発覚して徹夜でトラブルシューティングを行うといった経験があります。こういった経験をすることで、ITエンジニアとしても成長するのですが、可能であればプロジェクト炎上は避けた方が良いです。

プロジェクトが炎上する原因は様々あるのですが、新人エンジニアにできることとしては、状況が悪くても包み隠さず報告をすることが大切です。ネガティブな内容を上司に伝えるのは少し勇気がいるのですが、そういった細かい問題が積もりに積もってプロジェクトが炎上してしまうというケースもあります。プロジェクトを炎上させないためにも、気になったことや課題はどんどん報告を行うようにしましょう。

無理難題をいうお客様にはどうすべきか

ITエンジニアは多様多種な業界のお客様を相手にします。私は幸いにもこれまでお客様にも恵まれており、お客様の対応でつらいと感じたことは少ないのですが、同僚の話やニュースなどを見れば、無理難題を押し付けてくるお客様は実際に結構いらっしゃいます。

ではどのようなことを言われるのでしょうか?よく耳にするのは過度な値下げ要求です。システムを開発する際は、どういった作業が発生し、その作業を行うためには何人くらいのエンジニアが必要で…といった具合に見積もりを行います。

その見積もりに多少の利益を含めてお客様に提案するのですが、こちらの利益を度外視した金額じゃないと契約しないと迫るお客様がいるのです。IT投資に理解があるお客様であればこういったことは少ないのですが、システムを軽視するお客様にこういった無理難題を言われる方が多い印象です。

また、無事にご発注頂いた後にも、無理難題はITエンジニアの身に降りかかります。システムを開発する際は、先ほど申し上げた通りある程度の作業量を予測して人員を用意するのですが、ひとたび仕事が始まると「こういった機能がほしい」「この機能がないとシステムとして成り立たない」とどんどん作業を増やそうとするお客様がいます。もちろん追加の費用を支払う意思はなく、当初見積もった金額で対応するように迫られるのです。

こういったお客様にははっきりとNOを伝える必要があります。私たちはお金を頂いて仕事をする身ではありますが、下請けではなく対等な関係なのです。システムを創るプロとして、プロジェクトが失敗するリスクがあるのであればきちんとお客様に伝えることが大切です。

ロジカルシンキングが招く災い

ITエンジニアを長年やっていると、職業柄なのか物事を論理的に分析してしまいます。また、問題に対しては効率的に処理しようという癖がついてしまいます。

これは日頃の生活において多くの良い効果をもたらすのですが、その反面望まない災いも招いてしまいます。その災いとは、夫婦やパートナーとの争いです。なぜ争いが起きてしまうのでしょう。

パートナーが悩んでいるとき、困っているとき、ただ話を聞いてくれれば良いといったケースがあります。ただ、ITエンジニアの多くは(私だけかもしれませんが)その悩み、問題の根本原因を推測し、考えられるベストな対策を提案します。

「これが原因なのだから、こうするべきだ」といった具合ですね。これがどうも余計な一言のようです。私は結婚しており妻がいるのですが、このやり取りで何度も失敗しました。それにも関わらず今でもその癖は治っていません。

例えばある日の我が家の会話です。

妻:「最近子どもにも手がかかし、家事も大変で困ってるの〜。」

私:「それはやることが“見える化”できてないんじゃない?自分の仕事と子どものやるべき事を洗い出して、優先順位をつけて優先順位の高いものから消化していけばいいんじゃないかな?1日の時間も1人ができる仕事量も決まっているんだから、その日のゴールを決めて当日の作業を調整し、溢れるものは翌日以降に回すしか無いと思うよ。」

妻:(そうじゃなくて、「いつもお疲れさま」ってひとこと労ってほしいだけなんだけど…)

こうやって客観的に文章にすると、我ながらなんて理屈っぽくて嫌な夫だろうと思うと同時に反省しますね。(多分この先も改善することはないですが…)

皆さんは、夫婦もしくはパートナーと会話する際は、ITエンジニアであることを忘れて、思いやりを持った対応をすることをお勧めします。

まとめ

今回はITエンジニアのつらいところをご紹介しました。私はどんな仕事も楽なことばかりではなく、つらい面は必ずあると考えています。大事なのはそういったつらいことに対して予防対策を行うことと、一人で抱え込まないことです。

チームメンバーやお客様に味方をつくっておくと、仕事は円滑に進みやすいと思いますし、つらいことに対する対策も取りやすいはずです。つらいことを少しでも軽くするため、遠ざけるために、日頃から次のアクションを考えて行動しましょう。

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