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SEの仕事はなぜメンタルを壊しやすいの?

SEの仕事は精神的なストレスが大きく、メンタルを壊しやすいと言われています。それはなぜなのか、メンタルを壊すことを防ぐために必要な「抜き」とは何なのかについて、ここでは詳しく見ていきたいと思います。

SEの仕事はなぜメンタルを壊しやすいの?

なぜ、SEの仕事に従事している人たちは、メンタルを壊しやすいのでしょうか。

第一に、激務であることが挙げられます。SEの仕事は仕事量が多く、納期がタイトであるケースが非常に多くなっています。そのため、納期間際は毎日残業続きでストレスフルな仕事環境になります。

そして、常に納期に追われていることは、ストレスを加速させます。休日も終わっていない仕事が気になるくらい、毎日毎日納期に追われていると、次第に精神的な負担が大きくなってしまうのです。

さらに、システムトラブルなど、突然のトラブルが発生するのもよくあることです。システムダウンした、バグが発生してシステムが止まってしまったなどというトラブルが起こると、休日だろうが夜中だろうがお構いなしに呼び出されることがあります。そして、システムが復旧するまで帰れないということになるのです。このような生活が続くと、次第に心身ともに疲れが溜まり精神的にも追い詰められていくでしょう。

また、長時間パソコンに向かって同じ姿勢を取って仕事をしていることで、体にも大きな負担がかかります。眼精疲労や首、肩、腰への負担が大きくなると、頭痛が激しくなることがあります。そして、全身への血行が悪くなり常に体調が悪くなることで、精神的にも落ち込みがちになります。

このように、SEの仕事は、激務、納期に追われている、突発的なトラブル対応、体への負担が大きいなどと言う理由により、ストレスフルな仕事なのです。

仕事に「抜き」がない人が壊れやすいワケ

仕事に「抜き」がない人がメンタルを壊しやすいというケースを、今まで何度も見てきました。

抜きがない人は、完璧主義だったり、生真面目で思い込みが激しかったりする人に多かったように思います。SEの仕事ではバグを混入させないようにする、環境変更作業などでミスをなくすという品質を高めることを求められていました。ですから、バグ0件、作業ミス0件などという目標を掲げて仕事をするわけです。

もちろん、完全にミスを0件にすることは不可能なので、0件に近づけるためにチーム全員がフォローしあいながら仕事を進めていきます。しかし、真面目すぎて抜きを入れられない人は、その重圧に押しつぶされてしまうのです。

求められた文書作成やコーディングの仕事などで、とにかく完璧を求めます。ちょっと間違えても良いのですが、「ミスは許されない」という強迫観念に支配されてしまうのです。ですから、常に真面目、どんな時にも仕事に遊びを入れることなどありません。

すると、自分で自分に求めるところが大きすぎてしまった結果、自分で自分をつぶしてしまうということにもなりかねません。ちょっとミスをしても、周りがフォローしあえば良いのですが、それを許せないと精神的に余裕がなくなってしまいます。

それに、全てにおいてミスが許されないということでもありません。医療の現場であれば全てにミスが人命につながる可能性がありますが、SEの場合そうではないのです。メールの文面をミスっても大事な顧客に間違いメールを送らなければ良いですし、設計書にミスを混入させてもレビューでミスを見つければ良いのです。

ベテランSEはこんな風に仕事に「抜き」を入れている!

全ての仕事に全力投球などと言うと聞こえは良いですが、それでは体がもちません。適度に抜くことをしないと、SEの仕事は続けていけないのです。

では、どのようなことが「抜き」になるのでしょうか。

例えば、品質を左右する設計書の作成やレビュー、コーディングやテスト、また、環境変更時のコマンド入力などは、気を抜けない仕事です。ここで手を抜くと、重大なバグやシステムトラブルを起こしかねません。ですから、このような気を抜けない作業は、きっちり根を詰めて対応する必要があります。

しかし、重大なことを決めているわけではない日次の打ち合わせや、メールによる社内でのやりとりなどでは、遊びを入れても良いのではないでしょうか?打ち合わせで冗談を言ったり、ノリノリの対応を取ったり、メールで「○○さん、昨日の飲み会でべろべろでしたが、あの後大丈夫でしたか?」などとちょっとした雑談を入れるくらいは許されると思います。

私は、よく打ち合わせで深刻な話題になればなるほど、態度が軽くなってしまうという悪い癖を持っていました。打ち合わせで重大な問題が発覚してしまったなどという時に、なぜか軽口が出てしまうのです。

「おぉっと!これは意外と重大な問題!? どうしますか? 伝家の宝刀抜いちゃいますか!?」などと軽口を言って、よく上司に怒られたものでした。

しかし、そうやって場を和ませることでちょっと暖かい空気が流れ、場が和みます。どうせ難しい問題に対処しなければならないのであれば、前向きで明るい気持ちで臨んだ方が良い結果がでると当時の私なりに考えていたのかもしれません。

また、メールで誤字脱字を指摘して、その後その人の誤字脱字を流行らせるなどという、子供っぽいいたずらもよくやっていました。メールの冒頭で「お疲れ様です。」などと打つ時に、「おつあれさまれす」などと間違えて打つことはよくあることです。そんな、よくある打ち間違いを仲間内で流行らせたこともありました。

納期が迫っていたり大きな問題を抱えていたりする殺伐とした中、面白いメールが届いてふふっと笑ってしまうことで、ちょっとだけ気持ちに「抜き」ができます。そんな「抜き」は、職場という戦場の中でちょっとだけ心を和ませてくれる、救いのようなものなのです。

まとめ

SEの仕事は過酷なことが多く、強靭なメンタルが無ければ務まりません。そして、いかに強靭な精神の持ち主でも、一から十まで仕事を生真面目にこなしていれば、いつかは精神が破たんします。

そんな、過酷なSEの仕事を続けるためには、時には「抜き」や「遊び」が必要です。仕事以外のプライベートで思い切りリフレッシュすることも大事です。そして、仕事の中でちょこちょこと手を抜くことで、精神をあまり追い詰めることなく、健全な状態でSEの仕事を続けていくことができるでしょう。

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