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就活生がIT業界に抱える不安に、現役エンジニアが回答します

就活とは不安との闘いである

就職活動では、社会の様々なことを学ぶことができます。

自己分析を行うことで自分自身を深く知ることができますし、企業研究は世の中にたくさんの会社があり、その企業1つ1つが戦略を考え、勝負している姿を知ることができます。

このように「知っていること」は就職活動では1つの武器になります。逆にいうと「知らないこと」はあなたに不安を与え、選考などにおいて本来の能力を発揮しづらい環境を生み出します。

そこで今回は就職活動を行っている皆さんが不安を感じている点をピックアップし、現役ITエンジニアの視点から、その不安を少しでも解消するお手伝いをできればと思います。

「スキルアップできそうな会社を選ぶべき?」

ITエンジニアとして働いていく上で、いかにスキルをアップしていくかは常に考えておく必要があります。では就職活動をされている皆さんはスキルアップに対してどのような考えをもっておけばよいのでしょう?

就職活動中であれば、自身のスキルアップのために技術力が高い会社、優れたエンジニアが多い会社を志望することが多いと思います。もちろんそういった方針自体は間違いではありません。優れた環境に身を置く事は、自身の成長を助ける糧となります。

ですが、会社という組織で働く以上、常に自分がやりたい仕事に携われるわけではありません。なぜならば、会社の人事とは、会社が判断する適性や全体とのバランスなどを考慮した上で決定するからです。

ではどうすればよいのでしょうか。私は、スキルアップに対しては、会社とは切り離して考えておくことをお勧めします。会社が用意してくれる環境から学ぶという受け身の姿勢ではなく、能動的な姿勢で取り組むことが重要なのです。

事実、周囲の人間でもITエンジニアとして成功をしている人は、会社という枠組みにとらわれることなく、有志による勉強会や企業が開催しているセミナーなどに積極的に参加したり、プライベートの時間にもIT関連の最新技術を学んでいる人が多いです。

日々の積み重ねは、将来確実にスキルの差となります。少しずつでいいので自己研鑽する癖をつけておきましょう。

「IT業界はブラック企業ばかり?」

IT業界にはブラック企業が多いというイメージを持たれている方も多いと思います。確かにそういった会社も存在しますが、他の分野と比較すると会社によって待遇の差が大きいのも1つの特徴です。

例えば、多重請負構造というピラミッドにおいて、裾野での仕事が主となるIT企業はかなり待遇も悪いのは事実です。こういった企業は都内であっても初任給が15万程度、あるいは残業代が一切出ないというかなりブラックなところもあります。

その一方で、初任給ランキングで上位に位置している会社を見てみるとIT系の企業がとても多いのです。

最新!これが「初任給の高い」トップ500社だ | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

Klab、リブセンス、モルフォ、ソースネクスト、サイボウズ、バーチャレクス・コンサルティング、コロプラ、ソフトブレーンなどがその一例です。

IT業界は人材不足の状態が続いており、優秀な人材の採用が非常に難しくなっています。そのため初任給を上げることで、より優秀な人材を確保しようという動きがIT業界の1つのトレンドとなっています。

会社説明会などでは確認しづらいポイントではありますが、やはりお金は働く上で大事な要素です。初任給はもちろん、昇給率などはしっかりと調べておきましょう。

「IT業界ってやっぱり激務?」

先述した通り、どうしてもブラックと思われがちなIT業界ですが、実際の残業時間や休日出勤とはどのようになっているのでしょうか。

昨今、国会でも働き方改革という言葉が取り上げられているように、世間の風潮が少しずつ変わろうとしています。まだまだ全てのIT企業に波及しているとは言い難いですが、ゆっくりながら業界全体で改善されつつあるという印象を受けます。

例えば大手SIerとして有名なSCSKは、社員自身が昔はかなりブラックだったと公言していますが、トップがこのままではいけないと考え、率先して働き方改革を推進しました。

その結果、平均残業時間は月10時間ほど削減、有給休暇取得率は95%強という高い水準を維持しながら、売上もアップするという結果が出ています。

夢ある未来の創り方: 自分たちから変わる、変える。SCSKの働き方改革。 働きやすい、やりがいのある会社へ | SCSK株式会社

また、グループウェアで有名なサイボウズも、社会を率先して働き方改革を進めてきました。

時として政府が進める働き方改革に公然と批判したり、経営者が聞くと少し耳が痛くなるような意見広告を出したりと、形だけではない働き方改革を取り入れています。

働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。|サイボウズ式

SCSKまたはサイボウズなどは働き方改革が成功している企業であり、業界全体をみればまだまだこのレベルには追い付いていないのが実情です。ただ、数年前と比較するとその波は確実に大きくなっていることを肌で実感しています。

本来ITは生産性を向上させるためのものであり、そのプロフェッショナルであるIT企業であるからこそ、自らがITの力を用いて働き方改革を進める旗手となって、社会を変革していくべき存在です。

今後IT業界、そしてITエンジニア自身がその役割を担い、健全な労働環境を実現に向けて、さらに取り組んでいく必要があると考えています。

「開発の経験がないと不利?」

就職活動をしていると卒業研究などで制作物があれば提出してくださいという企業に出会うことがあります。制作物が無い方は、そういった企業を回避することもあるかもしれません。学生時代から優れたサービスなどを作成している方は、どんどんアピールしたほうがよいでしょう。

では、これまでに全く開発の経験が無いという方も、コードは少し触ったけど人に見せるほどのものでもないという方はどうすればよいのでしょうか?

実は、全く心配する必要はありません。そもそも就活生の大多数は特に見せるものがない人が多数派です。また、新卒の皆さんに求めているものはスキル面ではなく、ポテンシャルや人柄といった部分なのです。

焦って制作物をつくることに時間を費やすよりも、あなた自身が今持っている武器で戦うために、まずは自身の武器と相手をよく理解することに時間を費やすべきです。

まとめ

今回は就活生の不安にお応えするというテーマで、4つの不安をピックアップしてみました。就活は初めての経験で分からないことだらけであり、考えていると不安になってしまうこともあると思います。

ですが、就職活動は個人の能力もさることながら、しっかりと準備や対策を行ったら結果はついてくるものです。不安は1つずつ解消して、落ち着いて選考に臨むように準備をしましょう。

IT業界を目指すならエージェントを活用しよう

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