なぜ内定がもらえないのか
2019年卒の就活生の多くは、1つ以上の内定を既に確保しており、就職活動自体もだいぶ落ち着き始めた頃かと思います。企業の選考会自体もピークと比較するとかなり数が減っており、内定をもらうチャンス自体が下がりつつあります。
このような状況において、また内定を1つももらうことができていない方は、かなり焦りが強くなっていることと思います。そして、そのような方の中には、就職活動を諦めつつある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、まだまだ逆転できる可能性があります。選考自体がゼロになったわけではありませんし、企業によっては秋採用を行っているところもあります。ただ、現時点でも内定を得る事が出来なかった方達が、そのまま就職活動のやり方を変えずに、今後の選考に臨んでも良い結果が生まれない可能性が高いです。
これから内定を取得し逆転するためには、いくつかの行動を変えていく必要があると思います。そこで今回は、内定を得るために今すぐに変えるべき行動をご紹介していきます。
1. 企業の規模・知名度で選り好みをしない
皆さんはどのような基準で企業を選んでいますか?企業の選び方は人によって様々なポイントがあります。ご自身で「このような基準でエントリーする会社を決めている」と言えない方々は、これまでにエントリーした企業をざっくりと確認してみましょう。
そして、エントリーした企業の傾向として、大企業が多い場合や、知名度が高い会社が多い場合は、注意が必要です。このような企業は安定性が高く、待遇も良いことが多いです。また会社名をいえばだれでも知っているような企業で働きたいという思いは、就職活動をしている人であれば、誰もが一度は持つことでしょう。
ですが、そのような企業は競争率も非常に高く、同じ就活生の中でもトップレベルの人材のみしか生き残れない狭き門だということを理解しましょう。
これは、決して内定を得ていない皆さんが劣っているということではありませんし、大企業へのエントリーをやめるべきだという話ではありません。
ただ、あまり知られていない企業にも、非常に優れた企業や、実は業界では一目置かれる名の知れた企業であることがあります。これまでエントリーしていた企業群とは異なるレンジの企業についても、積極的にエントリーをしていくことを心がけましょう。
2. 面接官の気持ちになって考える
皆さんは、これまでに何度も面接を受けてきたことでしょう。そして、その面接のために少なからず対策を講じてきたはずです。ですが、それでも面接を通過することができないということは、どこかに課題があると考えるべきでしょう。
この課題は企業によっても個人によっても様々であるため、一概には言えないところもありますが、面接官の気持ちになって考えるということは、最低限行うべきことの1つではないでしょうか。
もし、皆さんが面接官だったとしたら、よく自社の事を知っている志望者と、そうではない志望者のどちらを採用したいと思いますか?「この会社に入りたい」という思いが強く伝わってくる志望者と、そうではない志望者のどちらを採用したいと思いますか?
少し視点を変えるだけで、面接で何を重視すべきかが少しだけわかるはずです。そして、その重視すべき点が分かれば、あなたのこれまでの行動に何が足りないかに気づくのではないでしょうか。
3. 行動を後回しにしない
私はITエンジニアとして、そして一人のビジネスパーソンとして働き始めて、十数年が経ちました。その十数年の間に、様々な人々との出会いを通じて、多くの事を学んできました。
その中で、結果を残している人は、素早く、着実に行動を起こすという特徴を持っていることが多いと感じています。まだ内定を獲得できていない皆さん、やらなければいけない何かがあっても「もう少し後でいいや」「週末にやろう」と理由をつけて後回しにしていませんか?
そして、最悪の場合はそのままやらないこともあったのではないでしょうか?これはとても些細なことです。ですが、その少しずつの時間差の積み重ねが、やがて大きな差となる可能性があるのです。
講義や研究、アルバイトの合間に就職活動を行っているので、とてもハードでしょうし、後回しにしたい気持ちも理解できます。ですが、内定を獲得してきた人たちは、しっかりと行動をしてきたということも事実です。あなた自身が内定を獲得するためにも、思い立ったこと、やるべきことを後回しにせずに、しっかりと行動することを心がけましょう。
4. 結果を他人のせいにしない
こちらも私がこれまでの経験則で感じていることの1つです。成果を残す人は、何かに失敗した際に、しっかりと問題と向き合っています。そして、自身に落ち度がなかったか、もっと適切な行動が無かったかを常に省みています。
この振り返りが、自身の弱点を気づかせ、強みを伸ばす助けとなるのです。
物事に失敗したとき、「周囲が悪い」「自分は悪くない」という主張を続け、失敗の原因に向き合わない人はそこから大きく成長することはないでしょう。
これは就職活動においても同様です。面接に失敗した場合、何がいけなかったかを自分なりに考え、自身の課題を見つけ、その課題をクリアするために対策を講じる。この繰り返しを行っていれば、自然とあなた自身のレベルもアップしていきます。そしてその結果、内定を獲得できる可能性も高くなっているはずです。
内定をもらうために必要なこと
今回は内定をまだ獲得できていない方たちへ、いますぐに変えるべき行動をご紹介しました。ご紹介した4点を実施すれば必ず内定を獲得できるわけではありません。ですが内定を獲得できる確率は現状よりもアップするはずです。
現時点で内定を獲得できていないからといって、必ずしも劣っているというわけではありません。ちょっとした行動や思考の違いで、その道は開けるはずです。結果を残している方法にあえて手を入れる必要はありませんが、結果が芳しくないのであれば、ぜひ今回ご紹介したポイントをしっかりと実践してみてください。
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