なぜあなたは最終面接で落ち続けるのか
皆さん、就職活動は順調にすすんでいますか?順調に進んでいる方は、既にいくつかの内定を獲得しているかもしれません。就職活動をはじめた頃は書類選考や一次、二次面接で苦労をしていた皆さんも、現在では数社受けた内の1社は最終面接まで進むようになったという方も少なくないのではないでしょうか。
これは、かなり内定に近いところまで来ているといえます。きっともう少しで内定を手にすることができるでしょう。ですが、通過率が高いと言われている最終面接でも、実際に落ちてしまう人も少なくありません。
不思議なことに、最終面接までは問題なくクリアできても、最終面接で落ち続ける就活生は、毎年一定数存在します。最終面接で落とされるだけでも精神的なダメージは大きいのですが、連続して落ち続けてしまった事によるダメージは計り知れません。
最悪なケースでは、すぐそこまで内定が近づいているにも関わらず、就職活動から遠ざかってしまう人もいるほどです。そこで今回は、最終面接で落ち続ける人の共通点を探っていこうと思います。
これまでの面接内容と矛盾する内容を答えている
最終面接まで残っているということは、少なくともそこに至るまでの面接などは通過するレベルにあったといえます。当然ですが、志望動機や企業研究が不足していた就活生は、最終面接に行きつく前に落とされているためです。
このポイントをもう少し掘り下げると、最終面接での回答内容に何かしらの問題があると推察できます。では、その問題にはどのようなものがあるでしょうか。そのうちのいくつかは最終面接前後の回答内容が矛盾しているというものがあります。
企業側は、各学生の選考状況をまとめており、その中で最終面接前までにどのような答えをしてきたかをまとめています。最終面接の面接官もそういった資料を見ながら、面接を進めていくことになります。このような状況で、最終面接とそれ以前の面接での回答内容に矛盾が存在していた場合、かなり心象が悪くなります。
矛盾が起こる背景には、最終面接ということで少し力が入ってしまい、回答内容も少しだけ盛ってしまうつもりが、いつのまにか矛盾を生んでしまうことが多いようです。最終面接に臨む前に、今一度これまでに自身が回答してきた内容や考えをクリアにしておきましょう。
熱意が感じられない
これは最終面接に限ったことではないですが、実は最終面接でより重要視されるポイントの1つです。最終面接にまで残った志望者の多くは、素晴らしい志望動機があり、個々人の魅力も高く、合否をつけがたい状況にあります。
それでも企業の採用枠はあらかじめ決まっており、どうしてもその中から人材を選択する必要がでてきます。そこで合否を分けるものは、「どうしてもこの企業に入社したい」という熱意であることが少なくありません。
熱意は様々な形となって面接官に伝わります。1つ1つの言葉にこもる力であったり、ふとした表情に現れたりすることもあるでしょう。ちょっとした企業の情報を知っているか否かという形になることもあるかもしれません。
面接官も一人の人間であり、自身が働いている企業に入りたい、自身が働いている企業を大好きだという事が伝われば、うれしいものです。さらに、他の面で全く同じ評価だった場合、差となって出てくるのがこういった一見、形がない姿勢や思いであることが多いのです。
面接とはあらかじめ用意した言葉を伝える場ではなく、面接官とのコミュニケーションを通して、人となりなどを伝える場であることを意識して臨むようにしましょう。
年配者との会話に緊張してしまう
最終面接の面接官は社長や役員といった方達が対応することが一般的です。一次面接や二次面接などと異なり、そういった方達は年配であることが多いでしょう。
最終面接は内定をもらえるかどうかを分ける選考であり、緊張してしまうのはある意味自然なことかもしれません。さらに面接官が、大きな影響力を持っている年配者となれば、その緊張は増してしまうのは仕方がないことかもしれません。
では、どうすれば緊張なく話すことができるのでしょうか。これは面接官のタイプも様々であるため、なかなか難しい問題ですが、大事なのは面接官は敵ではないということを意識することです。
最終面接にまでくるような人材は、既に能力の高さは証明されているため、基本的にはぜひ入社してほしいというレベルに達しているといえます。その中でも選ばないといけないため、時には厳しい質問をしなければならないこともあるはずです。
私自身、以前働いていた職場で最終面接を担当した役員の方と話す機会がありましたが、最終面接の合否は本当に頭が痛いことだと仰っていました。本当は皆に入社してほしいし、きっと活躍できることは目に見えていても、どこかで差を付けなければならないのです。
皆さんが自然体で最終面接に臨むことができれば、きっと良い結果が生まれるはずです。面接官の立場を考え、自身の緊張を和らげ、自然体で臨むことを心がけましょう。
いつか最終面接をクリアするその日を信じよう
今回は最終面接で落ち続ける人の共通点を3点ご紹介しました。冒頭でも先述した通り、最終面接まで進んでいるという事実だけを見れば、本当に内定まであとわずかというところまで来ています。
ですが、当の本人が被る精神的なダメージは計り知れません。それでも、内定を獲得するためには前へ進み続けるしかありません。まずは今回ご紹介したようなポイントに該当していないか振り返りましょう。
そして該当しているポイントがあった場合、少しだけそのポイントを意識して最終面接に臨みましょう。あなた自身は自然体で十分に魅力がある人材であることは、これまでの結果が証明しています。必ず最終面接をクリアする日は来ます。どうか心を折ることなく、内定を獲得するその時まで走り続けてください。走り抜いたその先には、きっと良い結果が待っているはずです。
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