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経験者は見た!ITエンジニアが絶対にやってはいけない5つのこと

ITエンジニアは人気の職業です。「IoT」という言葉があるように、あらゆるモノがインターネットとつながるのが当たり前の世の中になってきています。ITエンジニアの需要はますます高くなるでしょう。

しかし、ITエンジニアとして活躍していきたいのであれば、やってはいけないことがあります。この記事では、SE3年、SES営業5年のキャリアを持つ著者が、ITエンジニアが絶対にやってはいけないことを紹介していきましょう。

1. 答えが出ないのにいつまでも一人で考える

若いITエンジニアにありがちなのが、「分からないのにずっと一人で考えてしまうこと」。経験も知識も浅いエンジニアは壁にぶつかることはしばしばあります。それ自体は問題ないのですが、その時にずっと考え込んでしまうのはハッキリ言って時間のムダ。

なんでも人に聞けばいいというわけではありませんが、ある程度自分で考えて分からなければ上司や経験のある先輩に聞いてしまいましょう。時には、嫌な顔をされるかもしれませんが、聞かなければ前に進みません。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

分からないことは積極的に聞く姿勢を持ちましょう。人に教えを請うのが恥ずかしい、あるいは聞くこと自体がハードルが高い、という人もいますが、何事も「慣れ」です。図々しいくらいにどんどんと質問しましょう。

2. 理解していないのに自分の思った方向へ仕事を進めてしまう

「分からないから一人で考え込む」よりも良くないのが「自分の思った方向へ勝手に進めてしまう」ということです。

これは周りの開発にも影響しますので、一人で止まっているよりも悪質です。進んでいる方向が違うのに進めてしまうと周りの気づかない、ということがよくあります。仕事を進めているように見えるので、問題ないように見えるからです。

少しでも不安に思ったら必ず確認してから進めるようにしましょう。また、チーム全体での進捗会議があるかと思いますので、その時に不安点を正直に話すように心がけましょう。

3. 共有ファイルを削除してしまう

チームで開発作業をしていると、共有で利用するファイルやソースコードがあります。それらは共有のサーバーで管理しますが、そのサーバー内のファイルを勝手に削除してしまう人がいます。これは絶対にNG!

共有サーバーは定期的にバックアップをとっていると思いますが、時には大きな後退になります。周りに迷惑をかけるのは当然ですが、あなたへの信頼も大きく損失します。「分からない」という状況は理解してくれますが、勝手に行動した、というのは経験やスキルの問題ではないからです。

IT業界はみなさんが思っている以上に緻密で、デリケートな世界です。「なんとなく」行動することはつつしんでください。共有サーバーにあるファイルを削除することは行わないようにして、どうしても上司に依頼されたら削除するようにしましょう。

4. 「パクる」ことを恥ずかしいと思う。

一般的に、人の真似をすることが良くない、という風潮があります。しかし、ITエンジニアであればどんどんパクってください。なぜなら、パクった方が成長は早いからです。

自分だけの力で良いソースコードが書けるようになるより、良いコードを見て、コピペして修正して使う方がはるかに時間の短縮になりますし、結果的にスクラッチ(0から自分でソースコードを書くこと)でも良いコードが書けるようになります。

これはプログラミングやIT業界に限った話ではありません。デザインも文章も、建築物も、良いものを真似ることから入る方が、絶対に成長は早いです。そもそも「学ぶ」の語源は「真似る」にあるとも言われています。パクることは恥ずかしいことではありません。変なプライドは捨てて、どんどんパクるようにしましょう。

5. これだけは絶対にやめて!セキュリティ事故の数々

IT業界はセキュリティについてとてもシビアな世界です。「大したことない」と思うことが会社によっては大問題になることが多々あります。これから紹介することは絶対にNG!よく覚えておきましょう。

現場のPCで携帯を充電する

現場で貸し出されたPCのUSBジャックからスマホを充電しようとする人がいます。これは絶対にやめてください。

PCは共有サーバーに繋がっています。PCのUSBにモバイルを接続すると、共有サーバーの情報を盗むと見なされます。現場によっては接続した瞬間にアラームが鳴り、責任者が飛んでくる、という現場もあります。そうなったら一発でアウト。即退場です。

その現場には2度と入れないでしょうし、所属する会社にもペナルティが与えられることもあります。

顧客情報の入った媒体を紛失する

最近はディスクやUSBメモリで顧客情報を持ち歩くことを禁止している会社が増えましたが、もしあなたが、顧客情報の入った媒体を紛失したら大問題です。あなた自身への処罰はもちろん、会社がクライアントからペナルティを受けることになります。

クライアントとの取引停止だけならまだいいですが、多額の損害賠償を払わなければならない、ということもあり得ます。あなたも懲戒解雇される可能性があります。

実際に、著者が知っている会社では営業担当者が社用の携帯を紛失するというケースがありました。社用携帯は翌日に見つかったのですが、その担当者は懲戒解雇になってしまいました。

ちょっと厳しすぎる気もしますが、セキュリティに対する意識はそれほど高まっているのです。なるべくなら機密情報の入った媒体は持ち歩かないようにしましょう。

入館証を紛失する

ITエンジニアに限らず、最近では建物に入るのに入館証が必要なケースは多々あります。入館証を無くしてしまう、という人がたまにいますが、これは本人が思っている以上に大きな問題です。入館証を拾った人が勝手にビルに入れてしまうからです。

もしあなたが、入館証を紛失してしまったら速やかに上長に報告しましょう。早めに報告することがポイントです。早く報告すればあなたの行動経路を追いやすく、発見できる可能性も高いです。

管理側もすぐに紛失した入館証の機能を停止することができるので、二次災害を食い止めることができます。入館証は無くさない、無くしたらすぐに報告する。これを徹底してください。

以上のように、セキュリティ事故に直結する行動は絶対にやめてください。どんなに仕事ができても、1回のセキュリティ事故であなたの信頼は失墜し、場合によっては懲戒解雇になる可能性もあるのです。

まとめ

ITエンジニアが絶対にやってはいけないことを紹介しました。

  • 一人で考え込まない
  • 勝手に自分の思う方向へ進めてしまう
  • 共有ファイルを勝手に削除してしまう
  • パクることを恥ずかしいと思う
  • セキュリティ事故につながる行動

ITエンジニアとして活躍していきたいのであれば、今回紹介したことは絶対に止めましょう。ITエンジニアはこれからも需要があり、優秀なエンジニアの年収は青天井です。

場合によっては独立して自分の好きなアプリを作っていくこともできます。そのためには、まずはITエンジニアとして基本的な行動指針を身につけてください。あなたの活躍を心より応援しています。

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