IT業界の発展により人気が高まっているのがエンジニア職です。中には20代後半で未経験だけどエンジニアを目指したいという方もいるでしょう。
ですがこのような悩みも抱えているのではないでしょうか？
本記事では20代後半未経験でもエンジニアになれる可能性に言及し、転職成功率を上げるポイントや注意点について解説しています。
20代後半でのエンジニア転職に不安を抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 20代後半の未経験転職でもチャンスはある！
- プログラミングスクールに通うのもおすすめ
- ただし、最低限のIT業界の知識は身につけよう
- 転職エージェントを活用して転職を成功させよう！
【結論】20代後半でもエンジニアは可能！
結論から言ってしまうと、20代後半で未経験でもエンジニアになれます。20代前半と比べると難易度は高まりますが、けっして無理な話ではありません。
なぜならIT業界の人手不足は解消されていないからです。もちろんフリーランスとして独立することも可能です。
まずは20代後半の未経験でもエンジニアを目指すことが可能な、IT業界の環境について解説していきます。
IT業界は人材不足が深刻化している
IT業界の人手不足は2019年の調査（経済産業省）から言われていて、2030年には45万人ほどの人材不足が予測されています。
エンジニア職は専門性も高く、即戦力になるまでの時間も短くありません。技術革新のスピードが速く、最新技術は次々と移り変わっていきます。
有能なエンジニアは取り合いになりますので、自社で一から育てた方が良いと判断する企業も増えました。
見込みがあるなら経験に関係なく採用するという環境が続いています。
スキルが付けばフリーランスとして独立も可能
エンジニアは年齢よりもスキルを重視する世界です。20代後半の未経験からスタートしても、高レベルのスキルを取得できればフリーランスとしても活躍できます。
フリーランスエンジニアは珍しい職種ではなく、条件さえ満たせば誰にでも可能な働き方なのです。
20代後半だとスタートが遅めという印象もありますが、エンジニアとしての多種多様な働き方を制約されることはありません。
20代後半でエンジニアを目指すポイント【未経験向け】
次に20代後半でエンジニアになるためのポイントについて解説していきます。未経験向けとしてまとめた内容は次のとおりです。
3つのポイントをすべて押さえると転職成功率がかなりアップしますので、ぜひチェックしてみてください。
プログラミングスクールで実践的なスキルを身に付ける
押さえるべきポイントのひとつめは、プログラミングスクールで実践的なスキルを身に付けることです。
未経験での転職が不利になるのは、スキルと実績が示せない点に起因すると推測できます。
そこでプログラミングスクールを利用してスキルを取得し、実績以外の部分をカバーする対策につなげましょう。
スキルだけの提示でも転職成功率にプラスとなる効果を期待できます。
転職しやすいエンジニア職を狙う
エンジニアと呼ばれる職は複数あり、スキルの取得難易度もそれぞれ違います。転職しやすいエンジニア職を狙うことも、20代後半でエンジニアを目指すポイントです。
スキル取得難易度のほかに求人の数も重要となりますが、それらを加味したおすすめのエンジニア職が以下になります。
プログラマー
プログラマーはプログラミング言語を駆使してシステム開発に携わるエンジニア職です。取得すべきプログラミング言語は、開発するものによって変わります。
未経験におすすめなのは、HTMLやCSS、JavaScriptを使用するWebプログラマーです。
未経験向けの求人も多く、プログラマーを経験してほかのエンジニア職へレベルアップしていくケースが一般的となります。
サーバーエンジニア
サーバーの構築・運用・保守を担うのがサーバーエンジニアです。経験者が歓迎されやすい職種でありながら、未経験向けの求人も多いという特徴を持っています。
経験を積んでスキルを高めていけば、ほかのエンジニア職へキャリアチェンジすることも可能です。
IT業界において今後も需要が見込まれる職種ですので、チャレンジする価値も十分あると言えるでしょう。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアはネットワークの構築・保守・管理を担当する仕事です。
運用や保守はマニュアルに沿った業務のため、未経験からでも始められるエンジニア職に該当します。運用・保守の経験を積み、設計や構築業務に進んでいくのが一般的です。
プログラミング技術はあまり必要としないので、言語習得が苦手と感じた人は挑戦してみるのも良いでしょう。
テストエンジニア
テストエンジニアはバグやエラーなどの検証が主な仕事ですが、実際はテスト計画の設計や分析作業なども含まれます。
計画に従って検証を行うテスターのみの仕事なら、未経験でも十分可能です。スキルの高いテストエンジニアほど計画の設定・分析・報告・改善提案と業務の幅が広がります。
そのため年収の幅も大きく、企業規模によっては1,000万円も狙える職種です。
IT業界に特化した転職エージェントを利用する
転職活動を進めるときは転職エージェントの利用がおすすめですが、エンジニアの場合はIT業界に特化したサービスを選ぶべきです。
IT業界の転職支援に強みを持つキャリアアドバイザーが在籍し、企業と独自のつながりを持っているサービスも少なくないです。
ライバルが少ない非公開案件への応募ができる点や、一人ひとりに合わせた丁寧なサポートも魅力と言えるでしょう。
IT業界に特化した転職エージェントを利用することもポイントのひとつです。
20代後半でエンジニアを目指すときの注意点【未経験向け】
20代後半で未経験でもエンジニアになれますが、注意すべき点も多いのが事実です。具体的な内容は次の4つとなります。
これらの注意点をおろそかにしてしまうと、可能だったエンジニアの夢も絶たれることになります。後悔しないためにもしっかりと理解しておきましょう。
実務未経験は転職難易度が高いことを覚えておく
記事の冒頭にも述べましたが、20代後半未経験でもエンジニア転職は可能です。ですが実務未経験という条件が、転職難易度を高めていることは覚えておく必要があります。
無理ではないけど超えるべきハードルは高いということです。ほかの転職希望者をしのぐ努力を求められるのに、面接にたどり着ける確率は低いという理不尽な現実もあります。
厳しい環境に折れない、強い心が必要です。
IT業界について最低限の知識を付ける
未経験であることを伝えているとはいえ、IT業界について最低限の知識を付けておくことは大切です。
応募先の教育制度が充実していても、知識ゼロで面接に向かうのはおすすめしません。転職への熱意や応募先への志望動機を疑われることになります。
面接では業界に関する質問もなされますが、知識なしで答えられないことにより悪印象を与える可能性が高いです。
学習意欲の有無を見せるためにも、IT業界についての一般的知識ぐらいは頭に入れておきましょう。
具体的で説得力のある志望動機を作りこむ
転職ではスキルや実績の内容とともに、なぜ転職先が自社なのかに注目します。20代後半で実務未経験であれば、なおさら強い熱意や説得力が必要です。
「給料が高いから」「残業が少ないから」といった理由だと、残念ながら悪い印象しか与えられません。
エンジニアになりたい目的と応募した企業の強みが合致したような志望動機でないと、面接を通過することは難しいでしょう。
具体的で説得力のある志望動機を作りこむが大事です。
企業が求める人物像を把握する
エンジニア以外にも該当しますが、転職は企業が求める人材に自分が当てはまったときに成功する確率が高いです。
20代後半でエンジニアを目指すときの注意点においても、企業の求める人物像を把握することが含まれます。
求める人物像が把握できれば、自分に足りないものがありながら面接を受けてしまうことも防げるでしょう。
エンジニアの実績以外はすべて満たすぐらいの覚悟で面接にのぞむ必要があります。
20代後半でエンジニアを目指すのにおすすめのプログラミングスクール
どんなエンジニアを目指すのにも、最低限度のプログラミング技術は必要です。
20代後半という条件に焦る気持ちも理解できますが、スクールを利用してスキルを取得しておくほうが転職成功率も上昇します。
ここからは20代後半でエンジニアを目指すのにおすすめのプログラミングスクールを見ていきます。紹介するのは次に示した3校です。
それぞれにスクール独自の強みや特長がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
TechAcademy（テックアカデミー）
テックアカデミーは、目指す職種や習得したい言語がはっきりしている場合におすすめです。初心者向けでもJava、PHP、Ruby on Railsなどのコースが存在します。
レベルは上がりますが、アプリ開発の手法やPythonを使ったAI・データサイエンティストに関する学習も可能です。
コースを決められない方のために、メンターへの無料相談や体験学習も用意されています。
複数のコースを受講することもできるので、幅広いスキルを獲得したい方にもおすすめです。
総じて講師の質が高く、実践的なスキルを学べるプログラミングスクールと言えるでしょう。
RaiseTech（レイズテック）
誰よりも稼げるエンジニアを目指したいのなら、レイズテックを選択すべきでしょう。
徹底した現場主義のカリキュラムを構築し、稼げるというキーワードにこだわった技術を教えてくれます。
仕事をうまく進めるために、プログラミングスキル以外にもさまざまな知識を提供してくれる点が魅力です。
本業がエンジニアの人材が副業として講師をしているため、現場に即した最新情報も入手できるのがレイズテックの特長と言えるでしょう。
サポート体制も充実しているので、挫折することなく学習を終えれる可能性も高いです。
SAMURAI ENGINEER（侍エンジニア）
プログラミングスクールのカリキュラムを終えられるか不安という方は、侍エンジニアがおすすめでしょう。
利用者個人のために作られたオリジナルカリキュラムに沿って、専属のマンツーマン形式により学習を進めていくからです。
モチベーションを維持するために、専属講師とは別に学習コーチも付いてくれます。悩んだらすぐに質問や相談が可能なので、学習が滞る可能性も少ないです。
成功率99%の転職保証コースを利用すれば、転職エージェントが必要なくなる点も魅力と言えるでしょう。
20代後半でエンジニアを目指すのにおすすめの転職エージェント
20代後半の未経験でエンジニアとしての採用を勝ち取ろうと考えたら、転職エージェントの選定も重要になります。
ここでは20代後半でエンジニアを目指すのに、おすすめの転職エージェントを紹介していきましょう。該当するサービスは次の3つになります。
ウィルオブテック｜キャリアが明確なら
まずはキャリアプランに寄り添った提案が魅力のウィルオブテックから紹介です。求人票の情報よりも、希望するキャリアを中心に考えて求人紹介をしてくれます。
専属となるキャリアアドバイザーにほかに、企業情報を提供してくれるアドバイザーがサポートに入る点も大きな特徴です。
年収も求人紹介の判断材料にしてくれるので、年収アップ率にも期待が持てます。
ワークポート｜未経験者の支援経験が豊富
未経験者へのサポート力が高いのがワークポートです。総合型の転職エージェントですが過去にIT特化だった歴史があり、サービス独自のパイプも多数存在します。
非公開求人の中にも未経験者向けとなる案件が豊富で、転職決定までのスピードも早い傾向です。未経験者専門の転職サイトも運営しており、無料で相談も受け付けています。
オリジナルの転職活動管理ツールや応募書類作成ツールも使いやすく便利です。
マイナビIT AGENT｜20代のIT転職に
マイナビIT AGENTは、20代や第二新卒のサポートに強みを持つ転職エージェントです。20代を対象とした満足度アンケートでトップになった実績もあります。
IT・Web業界の深い知見を持ったキャリアアドバイザーが、利用者にぴったりの求人を紹介してくれるサービスです。
その提案能力の高さは、転職後の定着率97.5%という数値に表れています。書類添削や面接対策も丁寧にやってくれる点もおすすめの転職エージェントです。
20代後半でエンジニアを目指すのによくある質問
記事の最後は、20代後半でエンジニアを目指すのによくある質問について見ていきます。
IT業界の将来性や平均年収に関する質問も多いですが、ここでは学歴と資格に注目してみました。
最終学歴が高卒でもエンジニアになれますか？
最終学歴が高卒でも問題ありません。エンジニアも含めてIT業界全体では、スキルや実績を重視します。
学歴不問で高卒も歓迎といった求人も数多く存在するのが、現在のIT業界です。
AIエンジニアやデータサイエンティストといった高卒以上の専門知識を必要とするエンジニア職もありますが、ほとんどのケースで学歴は障害になりません。
20代後半でエンジニアを目指す際も、学歴に関するステータスは気にしないで大丈夫です。
未経験からエンジニアを目指すのに資格は必要ですか？
エンジニアへ転職するのに、資格が絶体条件ということはありません。しかしながら未経験の場合、持っている知識を証明するのに有用となります。
また資格を取得することにより、転職への熱意をアピールすることも可能です。
エンジニア向けの資格はさまざまですが、未経験者へのおすすめは「ITパスポート」と「基本情報技術者」の2つになります。
どちらも知名度の高い資格ですが、取得難易度がそれほど高くなく未経験からでも挑戦しやすい傾向です。
転職成功率をさらに上昇させたいのなら、恐れずチャレンジしてみましょう。
20代後半でエンジニアは可能！未経験でもチャンスはある
20代後半でエンジニアになるのは可能です。それは未経験であっても変わりません。
未経験だと難易度は上がりますが、記事の内容にあったポイントと注意点を押さえることで転職成功率をアップさせることができます。
20代後半未経験でも、けっして諦める必要のないことを理解してほしいです。
記事内にあるおすすめのプログラミングスクールや転職エージェントを利用して、エンジニアへの転職をぜひ実現させてください。
