1. 今までどのような事をしてきたか
本人のキャラクターを見るだけでなく、意外なところに才能が無いかを探っています。
例えば接客業のバイト経験が豊富なら、Webディレクターに必要な対人折衝の能力が身に付いているアピールをすることができます。
2. どうして我社に応募してきたのか
一般的な「志望動機」を聞く質問です。事前に以下のことを調べ、どうしてその会社に行きたいのかを考えておきましょう
- その会社が何をしているのか
- どのような理念で経営を行なっているのか
- どのような人材を募集しているのか
また、この志望動機は一般的な回答をしても人事担当者にはプラス評価を得られない可能性があります。どのように志望動機を伝えればよいかについては「これさえやれば事前準備はOK! 企業研究・業界研究を行う際の3つの方法」を確認して下さい。
3. IT企業で新卒採用入社後にどのようなことがやりたいか?
こちらも上と同じく「志望動機」に近いものです。
例えばここで、予め相手先の会社について調べておき、問題を抱えている部分があれば「◯◯について解決したいと思います」など言えるようになれば、「ちゃんとうちの会社のことを調べてくれているんだな」、「しっかり働くイメージを持ってくれているんだな」と好印象を与えることが出来るでしょう。更に、可能であれば、なぜやりたいのかを過去の経験や自分の思いと紐付けて伝えてみましょう。他者とは違うあなたにしかない「志望動機」を伝えることができ、よりプラス評価を得られるはずです。
4. スキル・技術に関する質問
100%聞かれる質問ですね。触れたことのあるプログラミング言語やフレームワーク、開発の際に使用するAdobe製のソフトなどは触ったことがある程度のものでも、出来るだけ多く言うようにしましょう。また、特に自信のあるものに関しては、「どれくらいの期間使ってきたか」「いつから学び始めたか」「そのスキルを生かして何をつくったか」などを話しましょう。
そして大事なのは、そのスキル・技術を使ってどんなものを作ったのかです。「HTML/CSSを使えます」だけでは弱いです。
「HTML/CSSを使ってこんなものを作りました」など、実物を見てもらったほうが説得力がありますし、そこから興味を持ってもらえる可能性が高いです。面接までに、デザインのブラッシュアップや、バグの確認などを行なっておきましょう。
5. 具体的な技術に関するクイズ
これも多いのですが、例えば「Javaの例外を処理する際に〜」「このページのこの部分はCSSで書くべきか〜」などの問題を出されることがあります。
これに関しては、分かる場合と分からない場合で対応を替えましょう
1. 分かる場合
自信を持って自分の思う答えを言いましょう。その上で、更にオリジナリティを出してみたり、自分の経験談を絡めて話せればなおよしです。
2. 分からない場合
分かる部分が少しでもあれば、そこを明確に述べた上、分からない部分を質問してみましょう。全く分からない場合も、どこがわからないのかを明確にした上で、質問してみましょう。面接官も、あなたがあらゆることを知っているとは思っていません。むしろ、分からなかった場合にどうするかの対応を見ている場合があります。わからない質問が来てしまっても、ただ「わかりません」ではなく、このようなことはわかるのですが、それと関係のあるような内容ですか?といったような姿勢を見せたほうが好印象です。
6. 「質問はありますか?」という質問
まず、この質問に「なにもありません」と答えるのはあまり好ましくありません。何故なら、普通はわからないことだらけですので、ここで何も質問しないことにより、ヤル気や関心度の面でマイナス評価になってしまうことも考えられます。
例えば「御社のサービスで◯◯というものがありますが、自分の技術は生かせるでしょうか?」など、具体的な働きはじめてからのイメージを持った質問をするといいでしょう。
そこから自分の提案等を絡め、意見を述べることが出来れば「当事者意識」を持って働こうとしてくれているのだという印象を与えることが出来ます。
予めリサーチし、幾つかの質問・提案を考えておくようにしましょう。
以上、幾つかの例を挙げましたが、大切なのは事前の準備と実際の面接のイメージトレーニングです。これらを怠らないようにすれば、自然と面接に対する自信も付いてきますし、自分のモチベーションも上がってきます。そして何より採用率がぐっと上がります。
企業別の面談対策を行いたい方向けに、個別の就活説明会を実施しています。自分一人での面談対策に不安がある。面接の受け答えのフィードバックをもらいたい等、希望に合わせて対応できますので、興味がある方はお問合せください。