この記事をお読みいただいている方の多くは、まだ就職活動を続けていらっしゃるのではないかと思います。中には既にいくつかの内定をもらったという方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは、未だ内定をもらっておらず、かなり焦っているという方もいらっしゃることでしょう。
2019年卒の就職活動において、選考の解禁日であった6月1日時点で内定をもらっている学生は、約60〜70%ほどだったそうです。
春から夏にかけて就職活動に真剣に取り組んできたけども、内定には届いていない方、または初めのうちは精力的に活動していたが、思うような結果が得られず、就職活動自体から遠ざかってしまっている方、あるいは就職活動をやらなきゃいけないとわかっていながら、後回しにしてしまい今日に至っている方、そんな2019年卒の皆さんに、2018年9月に就活をすべき3つのメリットをご紹介します。
9月開始の秋採用に参加できる
一般的な採用活動は春〜夏にかけて行われます。多くの企業はこの時期に採用活動を行い、就活生である皆さんも内定をもらうために全力を尽くしていると思います。
この採用活動ですが、企業はやみくもに欲しい人材を採用しているわけではありません。もちろん、良い人材は全員採用したいところかと思いますが、企業全体の人員における年齢構成や、許容できる採用数には限りがあるのです。
極端な話をすれば、全従業員数が100名程度の会社で、新卒者を100名採用すると、通常の業務が滞ってしまうことは想像に難くないでしょう。
また、利益という面をみても、新卒者がすぐに売上に対して貢献することは難しいため、現状の売上や利益で許容できる採用数にする必要があります。
ただし、その一方で企業が成長を続けていくためには、新卒者を採用し、育てていくのが重要であることも事実なのです。そのため、「こういう人材を〇名採用する」という採用目標を設定し、その目標を達成するために活動をしています。
ですが、必ずしも内定数と入社数が等しくなる訳ではありません。複数の内定を得た就活生は入社を決めた1社以外の内定について辞退することになります。
また、採用活動においても企業側が望むような人材が見つからず、目標を達成できないことがあります。そのような場合に、企業側が計画している採用数を満たすために、追加する形で秋採用が行われるのです。
皆さんが志望していた企業や、優良な企業、そして魅力がある企業なども、改めて9月頃から秋採用を開始していることがあります。こういった企業の選考に参加できることは、9月に就活することの大きなメリットの1つといえるでしょう。
ライバルが少ない
次にご紹介したいメリットは、就職活動のライバルが少ないという点です。冒頭でもご紹介した通り、就活生の約6〜7割は6月の時点で1社以上の内定を保持しています。
そのような状況の中で、さらに就職活動を続ける就活生は一部であり、多くは保持している内定の中から入社する企業を選びます。
そのため、9月に就職活動をしている就活生自体が、春〜夏採用と比較すると、その人数はかなり少なくなっているのです。
もちろん、秋採用の絶対数自体も少ないため、一概に内定をもらいやすいとはいえません。さらには、公務員を志望していたが試験に落ちた学生や、海外へ留学していた学生なども、この秋採用に募集してくる可能性があります。
こういった就活生は、総じて学力の高さや多くの経験を積んでいる人が多いため、強力なライバルとなるでしょう。そのため、決して楽な選考でないということは十分に理解し、対策をしておく必要があります。
ですが、数千、数万の中で頭1つ出ることより、数十、数百の中で頭1つ出ることのほうが、可能性は高くなるのも、また事実です。
これをネガティブにとらえて諦めるのか、ポジティブにとらえてチャンスをものにするのか。これは皆さんの考え方1つで変わってくることでしょう。
来年をどう過ごすかが決まる
最後にご紹介したいメリットは、2019年度の過ごし方が決まるという点です。これは9月に就活することのメリットというより、今この時点で就活をはじめることのメリットともいえます。
就職活動は楽しいことばかりではありません。ことごとく書類選考で落とされ、面接に進むこともできないこともあるでしょう。 面接に進んだとしても、面接官から厳しいことを言われたり、うまく自分の考えを伝えることができず、落ち込んでしまうことも多いと思います。
そのような状況が続くと、次第に就職活動から遠ざかってしまうという人が出てきてしまうことも、仕方がないことなのかもしれません。
ですが、この1ヵ月就職活動を頑張り、幸運にも内定をいただくことができれば、2019年度からは新社会人として、それぞれの人生を歩みだすことになります。
社会人としての日々は、辛いこともありますが、成長を実感できるかけがえのない時間です。また、たくさんの人に会い、ともに仕事をすることで、深い絆が生まれていきます。その絆は、みなさんの考え方や生き方を転換させてしまう可能性を秘めています。
就職浪人として1年間過ごすという選択肢もありますが、人生は有限です。その反面、皆さんの可能性は無限大なのです。たかが1年かもしれませんが、されど1年です。その1年を実りあるものにできるかは、この9月の行動にかかっているといえます。
まとめ
今回は2019年卒の皆さんが9月に就活することのメリットについてご紹介しました。
もう就職活動の時期は終わってしまったと諦めかけている方もいらっしゃると思います。ですが、まだまだ9月であり、企業の採用活動は完全に停止しているわけではありません。難しい面もあるのは事実ですが、まだ間に合う可能性があります。
ぜひ、いますぐに行動にうつしてみてはいかがでしょうか。
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