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新入社員SEの行く手を阻む?!おじさん・おばさん社員の扱い方とは?

新入社員が配属された後、行く手を阻む存在には何があるか知っていますか?遊びへの欲求が仕事の邪魔をする、足を引っ張ろうとする同期の存在など、いろいろなものがあります。

しかし、中でも一筋縄ではいかないのが、おじさん・おばさん社員の存在です。なぜ、おじさん・おばさん社員が新入社員の行く手を阻むのか、彼らとうまく共存していくためにはどうすれば良いのかを、考えてみたいと思います。

IT化についていけないおじさん・おばさん社員は一定数社内に存在する

SEとして仕事をしていると、どう考えてもIT化に全くついていけていないおじさん・おばさん社員というのが、一定数必ず存在します。なぜなら、IT企業と言っても、20年、30年前にはそこまでIT化が進んでいなかったためです。

ですから、そんなIT化の波に乗り遅れたおじさん・おばさん社員が存在するのは、少なくとも30年は続く比較的大手のIT企業です。中には、IT事業をしていなかった会社が分社化され、IT部門の別会社を設立したというケースもあります。

50代前後のおじさん・おばさん社員たちが入社した当時は、まだパソコンは社員全員に配布されておらず、書類も紙ベースでした。紙で設計書を作り、消しゴムで消しながら膨大な量の文書を作成していたという話も聞いたことがあります。

そして、おじさん・おばさん社員が入社してから何年か経った頃に、Windowsが発売されます。社員一人に一台のパソコンが支給されるのは、まだ先のことかもしれません。最初は、まだブラウン管のディスプレイにカチャカチャ言う大きなキーボードが備え付けられたパソコンが、一つの課に一つしか備え付けられていませんでした。

当然、そのパソコンを扱えるのは、その頃入社してきた新入社員たちです。おじさん・おばさん社員は、「そういうのが得意な子がいるから。やっといてね」で終わりです。

そこで一念発起してパソコンが使えるようになったおじさん・おばさんたちは、その後出世します。ところが、そうしなかったおじさん・おばさん社員たちは、面倒なパソコン周りの仕事は全部「そういうのが得意な子」に任せっきりです。

一つの課にパソコンが一つしかない時代なら、それでもよかったでしょう。しかし、一人一台パソコンが割り当てられるようになり、全員がパソコンで仕事するのが当たり前になった今、とても肩身が狭い思いをしています。一本指でキーボードをたたき、ちょっとでもパソコンが止まると「ねぇ!これどうすんの!」と聞いてくる、そんなおじさん・おばさん社員は会社のお荷物にしかなりません。

そんなおじさん・おばさん社員たちも、ある程度訓練すれば、少しはパソコンが使えるようになりますが、苦手であることに変わりはありません。そして、配属される先と言えば、総務課や新入社員育成を担当する課です。そこで、毎年新入社員たちの行く手を阻む存在となるのです。

おじさん・おばさん社員はどのように新入社員の行く手を阻むのか?

このようなおじさん・おばさん社員は、新入社員をお世話する係として研修時の対応などをします。

そこで、決まって昔の武勇伝を新入社員に語ります。

「昔はパソコンなんて一人一台なくてね!紙で設計書を書いたもんだ!」「この定規知ってる?これを使って、プログラムのフローなんかを書いたもんだよ!」「いまだにパソコンよりこれ使って手でフロー書く方が得意なんだよね!」などと言う話を、延々語ります。その話が役に立てば良いのですが、たいていはあまり役に立ちません。

新入社員にとっては、最新のツールの使い方や仕事内容について教えて欲しいに決まっています。しかし、最新の現場の仕事からは遠ざかって久しいおじさん・おばさん社員たちは、そんなことを話せるわけがありません。

また、おじさん・おばさん社員に書類を提出しようとすると、「ハンコついてきて」「資料は必ず印刷して出してきて」などと重箱の隅をつついたようなことを言ってきます。そもそも、IT化が進んだ時代に、紙で書類を出すメリットはあまりありません。しかし、おじさん・おばさんは紙で見ることにこだわりますから、環境に優しくありません。

一度、研修の部屋で新入社員のパソコンのキーボードにおじさん社員が座り込み、気づいたらその社員のファイルに延々とエンターが打ち込まれていたということがありました。

そのおじさんが、エンターキーの上に座っていたのでしょう。あり得ない話ですね。その社員は、ファイルをセーブしていなかったらしく、泣く泣く大量の改行を消したそうです。

このように、じわじわと新入社員の行く手を阻むのが、おじさん・おばさん社員です。

おじさん・おばさん社員を味方につけるとこんなに良いことがある

では、このようなおじさん・おばさんたちは全く役に立たないのかと言うと、そうでもありません。おじさん・おばさん社員を敵に回すことなく味方につけることで得られるメリットについて見てみましょう。

・目上の人への対処法や礼儀を身に着けることができる

やはり、どんなに仕事ができなくても目上の存在を敬い礼儀正しく対処することは、大事なことです。今後も、自分の親と変わらない年配の上司や顧客などと仕事をする機会がありますから、礼儀作法や対処法を身に着けておくことは重要です。

・豊富な人脈を得られる

どんなに仕事ができなくても、彼らおじさん・おばさん社員にもキャリアがあります。もしかしたら、今現場の最前線で活躍している部長クラスのお偉いさんと同期かもしれません。仲良くしておけば、思わぬところから人脈を手に入れられるかもしれないのです。

・老練なテクニックはぜひ見習うべき

仕事は全くできないおじさん・おばさんですが、人付き合いや交渉事などで発揮する老練さは、ぜひ見習うべきです。相手から何かを頼まれてものらりくらりとかわす、人に何かを頼むとなぜか相手が了承することになっているなど、老練なテクニックは長い時間をかけて培われてきたものです。

仕事ができないのに長いこと会社に居座ることができたおじさん・おばさんならではのテクニックは非常に貴重なものですから、ぜひ盗み取りましょう。

まとめ

新入社員が頭を悩ますおじさん・おばさん社員の存在に対する対処法を知っておくことは、意外と重要なことです。「仕事ができない、会社のお荷物じゃないか!」などと考えて切り捨てるのは、簡単なことです。

しかし、少し我慢して観察してみると、意外なところで面白いことを教えてくれるかもしれません。それもまた、社会勉強につながるでしょう。

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