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志望動機のNG例を添削付きで解説!「教育制度」や「研修制度」を書いても大丈夫?

この記事では志望動機のNG例を5つ取り上げて添削することにより、書類選考の通過率を上げる志望動機の書き方をご紹介していきます。

新卒の就活生で「志望動機を書くのに自信がない!」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

志望動機のNG例(1) 企業研究が不十分で「なぜ御社か」の理由がない

新卒の志望動機では、就活生が選考前にどれだけ企業研究や業界研究を行ったかという点が試されます。そのため就活本などのテンプレートをまねて、汎用的な志望動機を書いただけではうまくいきません。以下の例は、ダメな志望動機の1つです。

【ダメな志望動機の例】
私は大学で情報工学を専攻し、インターンシップ先もシステム開発企業を選びました。大学での研究やインターンシップにおいて、開発時におけるトラブルを数多く経験し、解決しております。御社に入社後はこの経験を必ずや生かせると考え、志望いたしました。

【志望動機がダメな理由】
これだけですと、「どうしてわが社なのか」の理由が足りません。大学での研究やインターンシップの経験が、なぜ「御社でこそ生かせるのか」を述べなければ、志望動機としての説得力に欠けます。そのためには、企業研究をした内容を組み込むことで、「御社が自分が働く環境として最善」である理由が述べられた志望動機となります。以下の例では、ITエンジニア向けの教育企業を想定しています。

【添削例】
私は大学で情報工学を専攻し、インターンシップ先もシステム開発企業を選びました。大学での研究やインターンシップにおいて、開発時に陥りやすい点を数多く経験し、克服しております。御社はITエンジニア向けの教育サービスを提供していることから、この経験を生かして受講者に役立つ教育メニューを提供できると考え、志望いたしました。

もちろん、この例をそのまま使えば選考対策は万全というわけではありません。あくまでも各企業について研究した上で、あなた自身でアレンジすることが必要です。

志望動機のNG例(2)待遇面を優先し、会社に貢献する姿勢が見えない

多くの就活生が志望する企業では、より自社の成長に貢献できる人材が採用されます。このような企業の場合、福利厚生などの待遇の良さが志望動機になる人はまっ先に落とされてしまいます。

【ダメな志望動機の例】
御社はさまざまな休暇制度や手当など、福利厚生が充実しております。残業を抑える方針もあり、御社で働けば仕事もプライベートも充実すると考えております。充実した人生を送るために最適と考え、御社に応募いたしました。

【志望動機がダメな理由】
待遇そのものを志望動機に述べるのが誤りとは言い切れません。しかしESでも面接でも、記入スペースや面接時間は限られますから、待遇の良さを前面に押し出す必要性は低いです。どうしても待遇の良さを述べたい場合は、仕事の進め方(=会社への貢献の仕方)などと組み合わせると良い志望動機になります。

【添削例】
御社はさまざまな休暇制度や手当など、福利厚生が充実しております。残業を抑える方針もあり、短い時間で高い成果が求められる環境であると考えます。御社は厳しい環境ですが、自らを鍛えるためには最適と考え応募いたしました。

志望動機のNG例(3)自己成長の起点が「研修制度・教育制度」のみで、受け身姿勢

真面目な就活生こそ陥りがちなのが「教えていただく」という姿勢。学生の間は勤勉と褒められますが、会社は学校のように「仕事を教えてもらう」場所ではありません。教育制度があったとしても、会社にとってそれは未来への投資なのです。研修が終わった後は、自身で戦力になる姿勢が見えないと、ダメな志望動機の代表になってしまいます。以下の例を見てみましょう。

【ダメな志望動機の例】
御社は、教育制度が大変充実していると伺っております。私は、新入社員から管理職まで手厚い研修があることを魅力に感じました。技術をはじめとしたさまざまなことを教えて頂けることにより、安心して業務に臨めると考え、応募いたしました。

【志望動機がダメな理由】
上記の場合、もし従業員の大半が「教えていただく」といった受け身の姿勢を取ったらどうなるでしょうか。誰も教えられる人がいなければ、その企業は他社から技術的に遅れを取ることになってしまいます。基本的に、社会人のスキルアップは自身の責任範疇になります。従って教育制度を志望動機に挙げる際には、以下の例のように、自ら学ぶ姿勢を含めることが必要です。

【添削例】
御社は、教育制度が大変充実していると伺っております。このことは私にとって、自分ひとりでの学習では気づかない視点が得られるものと考えます。教育制度で得た知識や技術も含めて自ら学び取り、業務に活かしたいと考えております。

志望動機のNG例(4)結論から書いておらず、前置きが冗長

ビジネスの現場では、簡潔に情報伝達することが重要です。従って社内での会話はもちろん、就活においても結論から話すことが求められます。以下の例は、最後まで聞かないと結論がわからない内容です。せっかちな面接官なら、いらいらしてしまうかもしれません。

【ダメな志望動機の例】
私の姉は病院の看護師であり、仕事で多忙な日々を過ごしています。一方で私はインターンシップにおいて、複数のシステム開発に携わり、現在でも現場で使われています。私が御社に入社し、働き方を効率化できる製品を作れば、現場の人が楽になる。そんな思いを御社で実現したいと考えるようになりました。このようにIT技術で医療現場の効率化に貢献したいということが、御社を志望した理由です。

【志望動機がダメな理由】
このようなケースでは、結論を最初に持ってくるとわかりやすくなります。以下の例は語順を変えただけですが、説得力は格段に上がっています。

【添削例】
御社を志望した理由は、IT技術で医療現場の効率化に貢献したいと考えたためです。私の姉は病院の看護師であり、仕事で多忙な日々を過ごしています。一方で私はインターンシップにおいて、複数のシステム開発に携わり、現在でも現場で使われています。私が御社に入社し、働き方を効率化できる製品を作れば、現場の人が楽になる。そんな思いを御社で実現したいと考えております。

志望動機のNG例(5)内容が首尾一貫していない

志望動機に限らず、内容が首尾一貫していない主張や説明は、信頼性や説得力を大きく損ねます。一心不乱に話すと、話の最初と最後で意味が変わってしまう場合はありえます。このため、話すポイントは事前に整理しておきましょう。

以下の例は、ダメな志望動機の代表的ともいえる例です。

【ダメな志望動機の例】
御社は経営が安定していると伺っております。とりわけ経営状態のよいうちから積極的な人員整理を行うことで、経営の悪化を防ぐ点に興味を持ちました。御社では安定して働けると考え、応募いたしました。

【志望動機がダメな理由】
もし投資家が投資先を選ぶという観点で見れば、上記の理由は納得いくかもしれません。しかし従業員となる立場から見ると、経営が安定していることと、雇用が安定していることは異なります。上記にあげた企業は従業員の査定に厳しい企業であり、短期間で成果をあげられる人を求めているわけです。従って、この観点で志望動機を作成しなければなりません。

【添削例】
御社を志望した動機は、私が短期間での開発が得意であることが主な理由です。私はインターンシップにおいて、納期まで4週間程度のシステムを複数件開発してきました。入社後はすぐに成果をあげなければならない厳しい環境ですが、短納期で開発した実績を生かせると考えております。成果がダイレクトに給与に反映されることも魅力的な点です。

自分の志望動機を客観的に見直す癖をつけよう

志望動機は思ったことをそのまま書けばよいわけではなく、企業に対してあなたの熱意が伝わるように書く必要があります。あなたがどれだけ高い意欲を持っていても、企業に伝わらなければ意味がありません。この記事で挙げたダメな例に限らず、採用者側の視点に立って自分の書いた志望動機を見直す習慣をつけるようにしてください。

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